モネ展~睡蓮のとき~に行きました(その2)粗いタッチが白内障の影響だとしても、作品に魅せられます
その1のつづきです。
写真撮影OKエリアから
(以下画像はサムネイルのため小さく不鮮明。
お手数ですがクリックorタップで拡大してご覧いただけましたら)
作品番号39の睡蓮。
水面に景色が映る様子が素敵。
すみれ色、緑が基調ですが、花の部分は
こんなに激しいタッチ。
まるでゴッホかなぐらいのタッチ。
すみれ色のところにも若草色、ピンク色がいます。
作品番号40の睡蓮。
この色の豊かさ!
この部分だけ切り取って抽象画としても十分堪能できます!
右側のオレンジ色と茜色の組み合わせも素敵。
花も
こんなに勢いのあるタッチ。
少しピンボケなのですが。
この時、パレットはどんな色合いになっていたのでしょう。
(↓ ピンボケですが)
↑ これ、追体験したいです!
名画の塗り絵ってありますよね。
あんな感じで、どなたかが、
赤系の000の絵具と白絵具を00の比率で混ぜて、
まず、左上から右下に筆をおろす。
次に黄色系の000の絵具と白を00の比率でまぜて
その上に重ねる。
みたいなレシピを色を重ねる順番を教えてくれたら、
再現してみたいです~。
花は絵具が濃いけれど、
水はわりと薄く~。
だからこそ、花が引き立つのでしょうね~。
すみれ色系×モスグリーン系の配色にうっとり。
赤い花と、そのまわりに明るいペパーミントグリーンやラズベリーカラー。
こんな壁紙、ほしい~。
パープル、ピンク、ライムイエロー、ペパーミントグリーン。
色から和音が聞こえてきそう~。
作品番号おそらく41の睡蓮の池
彼岸花のような赤に群青色も。
抽象度が増すのは、モネの白内障の悪化によるものだとしても、
1914~1919年頃に描かれたという睡蓮関連の作品群、
魅了されました。
日本の橋、シリーズは
赤と緑が強く出ていて、津軽塗のような配色。
視力が落ちてなお、強い創作欲にみなぎっていることを感じさせる作品でした。
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常設展でのモネ。
『雪のアルジャントゥイユ』も写真撮影OKでした。
以前、日本の伝統色、中国の伝統色、フランスの伝統色という色見本帳を手に入れた時、
フランスは、淡いグレーを混ぜたような色名が豊富だと感じたのですが
まさに、この作品も、雪や曇り空の白や、建物の中に、
青みがかったグレー、黄色味がかったグレーetc.
豊かなグレーを堪能できました。
1875年の作品です。
美術館を出たところからのスカイツリー。
「岩倉高等学校」の文字が動画のテロップみたいになってしまっていますが、
上野にある高校の建物のネオンサインです。
運輸科もあって、鉄道実習もある学校です。
ピンボケですが、スカイツリーの上部。
お上りさんなので、スカイツリーが見られるとうれしくなります~。
モネ展はこのその2でおわりです。
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