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2011年2月10日 (木)

ドゥマゴのタルトタタンはリンゴの甘酸っぱさが凝縮

Tartetatin
渋谷のBunkamuraにあるカフェ・ドゥマゴに行きました。
遠方からの友達と一緒に。

彼女との出会いは、10年以上前の代々木でおこなわれたフィギュアスケートの大会です。
たまたま隣の席だった、という一期一会で終わって当たり前なのに、
今でもご縁が続いていることがとてもうれしくなります。
このブログでリンクを貼らせていただいている「私の心地よい暮らし」のブロガーでもあります。

ドゥマゴのタルトタタンをいただきながら、久しぶりの出会い、おしゃべりを楽しみました。

フランス語の勉強に打ち込んでいる彼女。
私は何かに打ち込んでいる人が好きです。
好きなことに出会って、打ち込んで、そうしていたら、
もう「好き」ってのほほんと言っていられるレベルではなくて、
苦しむことになっちゃってもひたむきに邁進せざるをえない性分、
みたいな人が好きです。

甲子園をめざす球児を描いた映画「ひゃくはち」(原作:早見和真)で、
若い女性記者が球児に野球をやっていて楽しい?みたいな質問する場面がありました。
確か球児は、楽しいというよりも苦しいことばかりですと答えます。
そのあと、でもやめられない。やめたあと楽しかったと思うのかな、
というようなセリフがあった記憶が。(間違えていたらごめんなさい)

本当に<ものにしたい>ことに出会ってしまったら
「好き」なものだったのに「苦しい」ことになってしまう。
それは恋愛でもそうですよね。憧れている間が一番しあわせかも。
いざつきあってしまえば、衝突したり、傷ついたり、
わかりあえないもどかしさを感じたり。

それでも、「やめられない」ものに出会ってしまったら、
「続けるしかない」。打ち込んだ日々は、注いだエネルギーは必ず「力」になっているし、
何よりも「打ち込む」人は輝いている。

そんなことを、フランス語に必死に取り組んでいる彼女を見て感じました。

私は、図書館で受験勉強に打ち込む高校生の姿をよく見るのですが、
彼らもとても輝いています。
部活で白球を追う体育会系と同じくらい。
何かにひたむきにエネルギーを注いでいるすべての人にエールを送りたいです。

さて、ドゥマゴのタルトタタンは絶品。
茶褐色といえるくらいの色の濃さ。
くたくたに煮込まれて、りんごの甘酸っぱさが凝縮しています。
一番下は薄いパイ生地。こんがり焼けたパイというよりも淡いベージュ色です。
添えられた甘くない生クリームのまろやかさが、りんごの甘酸っぱさを引き立てて、合います。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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