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2011年10月 6日 (木)

茶缶マイブーム再来

最近(先日の日曜から)、茶缶のマイブームがきています。
発端はテレビで箱根の寄木細工をみたこと。
さまざまな色の木をつなぎ幾何学模様を描く寄木細工大好き。
いくつかからくり箱を持っています。

寄木細工、やっぱりいいなーとPCで商品をチェック
→寄木細工の茶筒をみつける
→ほしいと調べる
→樺細工を知る

そしてであったのがこちらです。
東京ミッドタウン内にある「THE COVER NIPPON」さん
http://www.thecovernippon.jp/)の山桜の木の茶筒です。
Kabazaiku3
ひとめぼれして、日曜日に取り寄せ手配。
火曜日に到着しました。

藤木伝四郎商店さん(http://www.fujikidenshiro.co.jp/
の作品。
同梱のカードにこう書かれています。

樺細工は天然の桜皮を素材にし
今から約二百二十年前の天明年間に
武士の手内職として発達しました
その技は、秋田県角館町に受け継がれ
豊かな風土のなかで発展をつづける伝統工芸です

天然の山桜の樹皮は、
通気性・通湿性そして実用的な堅さをもっています
この山桜の樹皮のもつ特徴と
積み重ねられた知恵・技がみごとに調和して
真心を込めてつくりあげられる樺製品は
独特の美しさをつくり出しています

樺細工というと白樺などの樺の木を使ったものと思ってしまうのですが、山桜の木なんですよね。
赤みがかった山桜の幹をおもわせる色に、桜の花びらが螺鈿のように埋め込まれています。

Kabazaiku2 width=
↑中蓋も木でできています。
少し空気が押し出されるようにしてぴたっ、ストンと閉まる感触が気持ちいいです。
ブリキやプラスチックなどではこの「ぴたっ、ストン」の快感は味わえませね。
きつきつで閉まるか、ちょっとゆるいかのどちらかになってしまうと思うので。
ストンと密閉される感触が木ならではでしょう。

光沢があります。
なんとも奥深い赤胴色の木や花びらの色合いが美しいです。
樺細工の茶筒を15年ぐらい愛用している方のブログなどをみると、
少しずつ茶筒の色合いが奥深さを増していくようなので、
私自身とこれから一緒にエイジングしていくのが楽しみです。

開ける時、木の香りはほのかにするかどうか、
なのでお茶っぱをいれてもまったく邪魔しません。
日本人にも世界中の人にも愛される色合いと手触りですが、
とりわけロシア人へのプレゼントにお勧めしたいです。
ロシアでは日本ブームでお茶も流行っていますし、
なんといってもマトリョーシカで育った民族。
この木の筒を開け締めする感触の快感はマトリョーシカに慣れ親しんだ人たちに喜びをもたらすでしょうから。

さて、日曜日、この茶缶に出会ってから、
マリアージュフレールの新しく買った茶葉を入れる茶缶もほしいな~とネットを散歩。

次に一目ぼれしたのは「ティーハンデル」さん(http://www.tehandel.com/)の茶缶。
山本裕布子さんというイラストレーターの植物の線画がとても素敵なんです。
シビラ、ホコモモラ、ホアキン・ベラオがお好きな方は絶対一目ぼれする絵柄です。
でも残念ながら、今(2011.10.7現在)はすべて売れ切れみたいで手に入れられなくて残念です。

ティーハンデルさんのHPをみると新しいデザインでまたつくってくださるのかなーとそれを楽しみにしています。
(2011.11.3追記 ティーハンデルの茶缶&茶葉を購入しました。こちら

そしてさらに私を迷わせている素敵な茶缶を発見。
セミオーダーで茶缶を作ってくれる会社もあるのですね~。
静岡製缶さん(http://www.shizukan.co.jp/)。
ここに私を釘づけにするセミオーダーのデザインがあるんですよ。
Shizuokaseikansan
「キセカエプリント」のNo.46雪の結晶3

静岡製缶さんから見本の画像を拝借。
白地にグレーの雪の結晶。これはまさしく土井利位の雪華図説柄ではないかと。

このコルン缶のオーダーは最低ロット60缶からですが、
雪の結晶柄でオーダーしたい気持ちが高まっています。
早速問い合わせをして版の色は同じ色、缶はロット指定に準じて別の色でもOKと確認したので、
白缶、赤缶、茶缶、水色缶で雪の結晶はグレーの線がいいかな~などと考えめぐらしています。

上海の「The Bund Tea Company(バンドティーカンパニー)」さん
http://bundtea.shop-pro.jp/の缶も素敵。
白地に紺でティークリッパー(紅茶を運ぶ帆船)が描かれています。
日本語のサイトをみると茶葉をハート型にまるめた工芸茶もつくっているようですね。

こんな風に日曜日からわずか5日ぐらいにして
私の頭にはおしゃれで素敵なデザインの茶缶情報がいっぱい詰まった
茶缶フォルダができてしまったのでした。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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