クスミティ(その1)ロシア生まれのフランス紅茶は帝政露西亜の風情
クスミティー。十数年前は知る人ぞ知る、フランスお土産の紅茶でしたが、
ディーン&デルーカでも取扱いがあり、ポピュラーな紅茶となりました。
帝政ロシア時代にサンクトペテルブルグでクスミチョフ
(Pavel Michailovitch Kousmichoff/Павел Михайлович Кузьмичёв)が創業。
その後、フランスに亡命して店を構え、クスミティとして今にいたっています。
エキゾチックなフレーバーもさることながら、パッケージが魅力的!!
クラシカルで、エキゾチック。帝政ロシアをおもわせるゴージャス感があります。
以前はロシア語も書かれていた気がするのですが、
今はほどんどのパッケージにロシア語(キリル文字)は見当たらないような気がします。
こちらは「サンクトペテルブルク」。
ペールがかったミントグリーンと赤のコントラストが美しい缶です。
フレーバーティですが中に花びらは入っていません。
マリアージュフレールのように花びらを入れてくれると
紅茶をいただく時のテンションがさらに高まるなーと思うのですが。
缶にはCitrus fruits,red fruits and caramel
(シトラスフルーツ、レッドフルーツとカラメル)と書かれていますが、
あまりカラメルは感じられません。甘ったるさはなくどこかスパイシー。
そのため、牛乳で煮出すこともよくします。
「チャイ」のようになっておいしいです。
チャイのためのスパイス、シナモン、カルダモン、クローブなどをいれなくても
これだけで「チャイ」風になるので重宝しています。
クスミティはおしなべて、独特の風味といいますかスパイシーさがあります。
癖があると感じて、買ったのにいただいたのにそのまま敬遠している茶葉があったら、
ぜひ、「チャイ」をつくる要領でミルクで淹れてみてください。
「アナスタシア」。
癖がなくどなたにもおすすめ。
パッケージにはEarl Grey, lemon and citrus fruitsと書かかれています。
封を開けた時から、さわやかで豊かな香り。
アイスティでもおすすめ。
ところで、日本ではロシアンティというとジャム入りと連想しますが、
イギリスではロシアンティーといえばレモンティーときいたことがあります。
アナスタシアこそまさにロシアンティかも。
「カシミールチャイ」はチャイを愉しみたい方に超おすすめ。
エキゾチックです。もともとロシアでは紅茶のことを「ЧАЙ(チャイ)」といいます。
インド風のエキゾチックなテイストはお手の物。
この紅茶は飲み終わった茶葉をそのまま部屋に置いておくのもおすすめ。
イタリアの「サンタマリアノヴェッラ」のポプリのような
スパイシーでエキゾチックで落ち着く香りが空間に広がります。
クスミティその2はこちら。
私の一押し「サンクトペテルブルク」。
ミルクで淹れてチャイ風にも。
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