大阪鶴橋、西原商店のホットク、黒糖の甘さともちもち生地がおいしいです
先日、日吉東急の催事で、チヂミをみつけて買いました。
大阪鶴橋の西原商店さんのものです。
チヂミを包んでもらっている時に、ふと脇をみるとホットクというものがありました。
黒糖とピーナッツがはいった甘いお菓子のよう。
試しに買ってみたらこれがすっごくおいしかったのです。
こちらがホットク(ホットック)。
最初「ホットケーキ」が変化して「ホットク」になったのかと思ったら違うようですね。
フライパンに油をひかず焼き直すとおいしいと教えてもらったので、家でビタクラフトに油をひかず焼き直し。
すると。まわりはこんがり。
フォークで叩くとコンコンと音がするくらい。
そして、中もっちり。
この生地の食感がたまりません。
チヂミは箸で裂くことができますよね。ホットクは裂けません。
日本でいうとおやきに近い生地かも。
中は黒糖とクラッシュピーナッツ。
まったりした甘さとナッツの香ばしさ。
辛味は一切ないですし、癖のあるスパイスもありませんので、
日本のお菓子(黒糖ピーナッツおこしとか)にもありそうな、懐かしい味です。
とてもおいしかったので、催事最終日に買いだめしました。
冷凍保存したものをフライパンで焼き直しても変わらないおいしさをいただけました。
さて、仕事仲間から『パンケーキの歴史』という本を教えてもらいました。
アメリカ人のケン・アルバーラが世界のホットケーキを紹介している本なのですが、これがタイムリー。
ホットクも出ていました。
韓国版パンケーキのなかで最も人気があるのはホットク(ホ・トック)だ。
ふつうは冬に屋台で売られる。
ヒンジャトックとは対照的に、こちらは甘い。
黒糖入りの餡や、シナモンとはちみつにゴマを加えたもの、クルミを加えたものなどがある。
(p129)
この本ではお好み焼きとどら焼きも日本のパンケーキとして紹介されています。
それがなかなか面白いのです。
どら焼きは、漫画に登場する有名なキャラクター「ドラえもん(ネコ型ロボット)」の大好物でもある。 (p84)
日本には、比較的最近になって考えだされた「お好み焼き」と呼ばれる変わり種のパンケーキがある。
塩味のパンケーキであり、どんなものでも具になる。
お好み焼きという単語には「お好きなように」という意味が含まれている。 (p85)
このあと、生地の味付けや具、焼き方などはかなり正確に紹介しているのですが、その後にこんな文章が。
多くの日本人にとって、お好み焼きは青春の日々を思い起こさせる食べ物でもあるようだ。
(私による略)
日本の食事情にくわしい友人の話によると、
大の大人でも、お好み焼きのにおいをかいだだけで学生時代をなつかしく思い出し、
涙をにじませる人もいるという。 (p87)
この本の著者にお好み焼きの話をした「日本の食事通」はどんな人だったのでしょう。
少なくとも私はお好み焼きのにおいをかいでも涙をにじませません。
パンケーキの歴史物語 (お菓子の図書館)
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