山崎製パンのロシアパン、なぞ~
身体中からアンテナが、まるで千手観音の手のように伸びている方がいらっしゃいます。
そして、ひとたび、気になるものをキャッチされたらすぐに確かめるフットワークを持っていらっしゃる。
その方が最近、有りがたいことに「ロシア」モードになられ、私が知らなかったロシア情報を教えてくださいます。
その一つが山崎製パンさんの「ロシアパン」。
↑少し食べてから慌てて撮りました
ロシアのパンというと、
私は直方体で黒くて少しぼそぼそして酸味があるパンを一番に思い浮べるのですが、
この「ロシアパン」。どでかくてふかふかで白パンです。
ピロシキの具が入っているから、ロシアパンなのかな~とか、
酸味がある黒パンだからロシアパンなのかな~という推測はまったくハズレ。
ネットをみるとすでにいろんな方が
「ロシアパン」、「大ロシア」の謎を追求し、解明されています。
どうやら、食パンのような形状ではなく、
楕円系の(コッペパンを太らしたような)パンの形状が
ロシアのパンの特徴ということでそれを名の由来にしているようですね。
少し甘みは感じられますが、プレーンでふかふかのパンでおいしかったです。
山崎製パンさんのHP(ttp://www.yamazakipan.co.jp/)の「沿革」の
昭和23年のところでロシアパンの画像が紹介されています。(2016.6.2現在)
こんなに前から作られていたパンだったのですね!
ちなみに。ロシア語でパンはフレープ(хлеб)
なかでもブルカ(булка)は白パン、主として真中の割れたコッペパン状のもの。
また、バトン(батон)は棒パン。
これらの形をイメージしたのではないでしょうか。
「хлеб булка батон」で画像検索すると、山崎製パンの「ロシアパン」の元と思えるようなパンに会えますヨ。
青字は『研究社露和辞典』東郷正延ほか編著(研究社 1988)より引用。
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