新しい投稿は夏以降に
ずっと保留だった過去の画像の整理(間違えて大きなサイズでアップロードしてしまった画像をチェックして削除など)を
すませてから新しい投稿をしようと思います。
作業は夏頃までかかると推測しています。
新たな投稿はそれ以降になりますが、画像なしの投稿は時々できたらいいな~と思います。
こんな状況ではありますが、このブログをまたお訪ねていただけたら幸いです
ずっと保留だった過去の画像の整理(間違えて大きなサイズでアップロードしてしまった画像をチェックして削除など)を
すませてから新しい投稿をしようと思います。
作業は夏頃までかかると推測しています。
新たな投稿はそれ以降になりますが、画像なしの投稿は時々できたらいいな~と思います。
こんな状況ではありますが、このブログをまたお訪ねていただけたら幸いです
みなさま。いかがお過ごしですか。
私は出勤&通院&自主リハビリ、鋭意継続中です。
ブログの画像整理もまだ富士山3合目。
きちんとしたブログの再開はまだまだ先となりますが、またお訪ねいただけるとうれしいです♪
あけましておめでとうございます。
整備がまだなかばです。
ブログ再開は3月ぐらいになるかもしれません。
まだ先になりますが、どうぞこれからもブログにお訪ねくださればうれしいです。
帰宅してマイボトルを洗う時、自分が『暗殺教室』の殺せんせーだったらいいのに、と思うことはありませんか?
細いボトルの底に、にゅ~~~っと指が届くから。
世の中に携帯水筒はたくさんありますが「スリム」を歌い文句にした口径が小さいものばかり。
どうして「太い」「柄つきブラシを使わなくても底に手が届く」に特化した商品がないのでしょうか。
愛用しているサーモス、アラジン。
便利なのですが、底に手が届かないことが不便。
そこで私がみつけたのが
アスベルのユニックス タイトロック
TLR-15 460mlです。
アスベル 保存容器 「Agタイトロック」 TLR-15
決して携帯ドリンク用に作られた商品でないと思うのですが、
「底に手が届く」を叶えてくれます。
私と同じような望みをもっている方にお伝えしたくご紹介します。
構造。アイテムは3つとシンプル。
本体とふたは素材PP。耐熱温度-20度~140度。
パッキンはシリコンゴム。
重さ68g。
これを携帯ドリンク容器として1年以上愛用していますが、
メリットデメリットを◎ ○ △ ×で主観で挙げます。
◎底に手が届く!
なんといってもこれが最大のポイント。
こんな風に指が底に届きます。手の大きい私でも。
指が直接届くとぬめりなどを確かめられるし安心。
◎洗いやすい
ふたの溝は100均でセット売りされているアイシャドウチップで洗っています。
ささやかだけどグッジョブポイントなのが
溝の一か所に切れ込みがあること。
この溝のおかげでブルーのパッキンが指で簡単につまみだせるのです。
パッキンをとりはずす時、楊枝かなにかでひっかけるようにしないと外せない仕組みのものもありますよね。
道具を探す手間がいらないのは地味に便利です!
◎軽い
68gとのこと。飲み物を入れると重くなるのですから容器が軽いにこしたことはありません。
○密閉力
4つの羽で密閉します。今のところかばんの中で倒れてもこぼれたことはありません。
ただ、ブルーのパッキンをきちんとふたの溝に密着していなければ漏れる可能性もあるでしょう。
不安はありますので、一応持ち歩きの時はむきだしでかばんに入れず、袋に入れるなどしています。
△容量
400ml入れるとこのくらいです。
ペットボトル1本分より少ないのでちょっと物足りない時もあります。
△開閉しやすさ・飲みやすさ
ふたを止めている4つの羽を全部開けてから飲みます。
片手でワンタッチというわけにはいきません。
小さな飲み口があるわけではなく、コップ状の容器に口をつけるので
歩きながら飲む、揺れる乗り物の中で飲むのは難しいでしょう。
×保温・保冷
PP素材ですので保温力、保冷力はゼロ。
保冷力ゼロでも外出先(勤務先)などで冷蔵庫に入れさせてもらえる環境の方は使えるでしょう。
耐熱温度が-20度~となっているので私は冷凍庫で半冷凍して持ち歩いています。
ですので、この保冷力ゼロのデメリットは対応できます。
というわけで
このタイトロックが絶対向かないのは
保温を求める方。
保冷を求める方に関しては
出先で冷蔵庫が使える。もしくは事前に冷凍庫で半冷凍する。家を出る直前に氷をタイトロックに入れるなどで対策できる場合も。
一番向いているのは
底まできちんと手が届いてすっきり洗える容器がほしい。
構造がシンプルで洗うストレスを減らしたいという方です。
殺せんせ~をうらやむ必要がありません。
私は1年以上経った今でも、毎回、帰宅して洗うたびに底に手が届く快感を感じています。
---------------------------------------
使用していてわかった注意点を2つ。
■冷凍庫で半冷凍したものを飲む時、ふたが凍ってると注意。
凍りかけていたふたを無理に開けようとして羽を折ってしまったことがあります。
1枚減って3枚羽になるとどうなるか。漏れました~。
というわけで3枚羽のタイトロックは家での保存容器用にしました。
今私が愛用しているのは2代目タイトロックです。
■冷蔵庫で冷やしたタイトロックや冷凍庫で半冷凍したタイトロックを持ち歩く時、
通常のペットボトルカバー(500ml用)は入りません。羽がひっかかります。
ですので、私は小さな保冷バッグに入れて持ち歩いています。
私は東急ハンズで購入しました。
茅乃舎のだしをいただきました♪
茅乃舎さんのHPのレシピで里芋の煮っころがしを作るのがマイブームです。
このレシピは最初に出汁で里芋を煮て、中まで出汁の旨味をしみこませて
お醤油やお砂糖は最後に軽くからめるのがポイントです。
私は出汁パックの袋を破って、中身をそのまま入れて煮込むのが好きです。
こんな感じでできあがり♪
器はフランスのJARS(ジャス)のネニュファ。
サラダボウル(オレンジ色)です。
この器、万能なんです。
フランスのものなのにどこか和モダンな雰囲気。
何色の食材を入れても映えます。
プチトマトとか柿とかサクランボとか。
同じ色系のものも。
ほどよいカーブのくぼみ、正円ではない形もちょっとしたアクセントに。
冷やしパンプキンスープの黄色も映えます~。
一人暮らしやミニマリスト系であまり食器の数を増やしたくない人に私が実演でおすすめしたいくらいの器です♪
とても優秀なエコバッグを買いました。
私と同じような条件のエコバッグをお探しの方にぜひおすすめしたい!
そこでニコライ・バーグマンのエコバッグのレポをお送りします。
-------------------------------------------
エコバッグはナイロン製のものを活用してきました。
バッグの中でかさばらない。
軽い。
便利なのですが、
■折り畳み傘の生地のようなつるつるしたナイロンのてざわりが好みではない。
■薄いため中に入れたものの形がぼこぼこと生地の表に響く。
(ファッションで言うところの「肉感を拾う」)
エコバッグの新調を考えました。
私のポイントは以下の通り。
■ナイロン製以外。コットンは持っているのでコットン以外。
■たたみやすい。
■広げた時にしわが目立たない。
■かさばらないもの(だがナイロン製よりかさばってもOK)
■軽いもの(だがナイロン製より重くなってもOK)
■耐荷重5㎏以上。
■中に入れたものの肉感を拾わない。
■シックな色と柄。
■肩にかけられる。
■電車で移動する時に膝の上でもおさまりやすい。
そこで気になったのがニコライ・バーグマンのエコバッグでした。
現物をお店に見に行くと。
素敵~。
私の条件をすべて満たしています。
お買い上げして、さっそく帰宅前に使いました~。
大満足です!!
■シックな色と柄でドストライク。
3色あります。
黒地にチャコールグレーの線画。
グレー地にダークグレーの線画。
カーキ地に濃いカーキ色の線画。
どれもシックで素敵で迷ったのですが、グレー地のものを買いました。
↑ 裏面にはロゴがなく、
表の花の右側部分が少しかかる感じ。
ロゴが目立つのが嫌であれば裏面をみんなから見える側にすればOK。
■ナイロンとは違うシャリハリの生地感がGOOD。
そのためか、電車内で膝の上に置きやすいです。
使っているうちにくたっとなるのかは未知数。
■広げた時にしわが目立ちません。
↑ 無造作に置きましたが、立っています。
買い物するまで折りたたんでいたのに
しわも目立たず。
■シャリハリ感のある生地のためか肉感(食材感)を拾いにくいのもポイント。
■かさばり度は△。
食パン四つ切1枚より二回り大きいですかね~。
ポケットテッシュぐらいの大きさになるナイロン製にはかないません。
■折って内側ポケットに収納。
たたみやすさGOOD。
↑ たたみ方がタグについています。
内ポケットはレシートを臨時に入れるのにも便利。
■軽さ△。この製品を作られた川辺株式会社さんに尋ねたところ、重さは130gとのこと。
ナイロン製だと50g前後と考えると重いことにはなりますが、実際にはそんなに重さを感じません。
■耐荷重は10kgとのこと。
ただし、使用頻度や経年によって弱まることもあり得るとのこと。
■肩にかけられます。
冬の厚手のコートでも大丈夫。
↑ デビュー初日のお買い物。
チョリソーの下にはフリーザーパック。
ナシゴレンの下には3袋入った焼きそば麵。
ベビーリーフの下には千切りキャベツのパック(この日は自分で切るのを横着して)。
このくらいの量でも余裕。
持ち手が太いせいか、重さを感じにくいです。
洋服の色合いともコーデできて
お買い物のテンションが上がります。
繰り返しになりますが
△の項目は
ナイロン製よりかさばる。
ナイロン製より重い。
この2点ですね。
ミニバッグに入れたい人にはむかないでしょう。
あくまでも、ナイロン製の質感や肉感を拾う、しわ感が好きではなく、
少し重くなりかさばってもいいからシックな色のものを持ちたいという人に。
グレー地のこちらを使い続けたあと(数年後?)のキープ用に別の色のも買おうかな~♪
(2019.11.29追記)
早くもヘビロテです。
コンパクトにたたんだものを広げてシワがないことに感動。
底にマチがあるので買ったお肉のトレイが平らなまま運べることにも感動。
肩にかついで重さを感じないことにも感動。
そして、だらんとしないから電車内で膝の上におさまりやすいこといも感動。
今日、家に帰って床に置いた時もピンと立っていて
思わず「立った、立った、クララが立ったわ」とつぶやいてしまいました~。
↑ 無造作に置いてもだらんとせず
(2021.6.7追記)
以来ずっと使いつづけています。
たくさんの商品を中に入れているのにへたる様子はありません。
時間がない時はきちんとたたまずに無造作にカバンに入れてしまうのですが
それでも取り出した時にシワがありません。
生地の手触り、シワクチャにならない。色が好み。
カバンから取り出すたびに、毎回、ときめいています💛
すべてがパーフェクトでこれからもずっと使い続けます。
(洗濯はしておりません)
(2022.7.30追記)
同シリーズの黒地のバッグを新調しました~💛
毎日ずっと愛用しているこのエコバッグ。優秀なのでシリーズ化して新柄出しているかな~と調べてみたところ、その気配なし。
すごく重宝する名品なのに!
ならば、このシリーズの在庫があるうちに他の色を買っておかねば、と黒地のものを買い足しました。
線画はグレー、ニコライバーグマンのロゴは白字です。
小物が黒の方がファッションに合う時もあるので、現役バリバリのグレーと黒を折々使い分けて愛用しようと思います。
それにしても、ずっと愛用していてまったく飽きがきません。毎回、手に取って、ときめきます。
生地の質感が好み、シワにならない、食材の肉感を拾わない。肩がけしやすい。
未来永劫販売してほしいです~
大変ローカルな話です。
溝の口駅から等々力競技場へ行くバスに乗り、高津駅あたりで行列を車窓に見て、
あれはなんの行列だろうと思った方はいらっしゃいませんか。
おそらくご覧になったのはロティサリーチキンの美味しい「クルクチキン」さんの行列。
私はクルクチキンが大好き!
たびたびこのブログでもご紹介しておりますが、
ロティサリーチキンファンだけでなく、美味しいものを食べたいすべての方にお勧めしたいお店です。
---------------------------------------------
さて、6月のことですが溝の口に出かけました。
丸井の4Fに用があったのですが、入口近くでTETOTEOさんの出店がありました。
ひらべったい黒いお皿に一目ぼれ。そして黒みがかったマットなフォークやスプーンに一目ぼれ。
丸いお皿一皿と、デザートフォークを買ってしまいました。
その足で高津のクルクチキンへ。
溝の口からは徒歩で20分ほど。
途中TETOTEOさんのお店があり、ランチ時でにぎわっていました。
クルクチキンはロティサリーチキンが美味しいですし、添えられているポテトも美味しい。
そして実はカレーも超オススメ。
バングラディッシュ風とのこと。
さらさらスープカレーや、小麦粉を使ったどろっとしたカレーではなく、
煮込まれた素材のとろみが堪能できるカレー。
昔、下北沢に「ゆめや」という美味しいカレーやさんがありました。
大好きなカレーやさんでした。
ゆめやのカレーは黒かったと記憶。
なので色味は違うのですが、
クルクチキンさんのカレーを食べるとゆめやのカレーを思い出します。
すごくおいしいです。
クルクチキンさんはテイクアウトの方のためにお店の紙の手提げ袋を作られました。
ですので、少し多目に買っても持ち帰りは楽ですね。
クルクチキンの手提げ袋を持ちながら、次に目指すは二子新地近くの「ブレッドボックス」。
サンジェルマンさんのパンがアウトレット価格で購入できるお店です。
住宅街を歩いていると、色とりどりのランタナが咲いているお家がありました。
とくに圧巻だったのは黄色のランタナ。
今まで黄色のランタナってあまり惹かれなかったのですが、花びらの形でしょうか。
すごくかわいくて。
ちょうどお家の方がいらしたのでご了承得て撮らせていただきました。
花びらがかわいく、ゆで卵のような配色なのもキュート。
ひらひら、フリルのよう。
ブレッドボックスでは。
ライ麦の食パンも50円。コッペパンも安かったですし、購入しませんでしたが、要冷蔵のミルフィーユも相当お得でした。
ブレッドボックスがお昼休みがあり12:30までの再開に時間があるので近くの公園に行こうとしたら、途中看板を見つけました。
ご自宅を改造して焼き菓子を販売しているSKAYEさん。
ほうじ茶と抹茶の焼き菓子を購入。こちらもおいしかったです。
---------------------------------------------
自宅に戻ってからの画像を。
TETOTEOで買った黒いプレートとクルクチキンのロティサリーチキン。
TETOTEOで買ったデザートフォーク。
シンプルながらフォルムも綺麗。
マットな色もかっこいいし、持った質感も好き!
少しずつこの黒シリーズを増やしていきたいです!!
SKAYEの焼き菓子2つ。
お弁当箱は柴田慶信商店さんの白木弁当箱、長手の大サイズを愛用しています。
・電子レンジを使わない→冷めていてもご飯がおいしいのが大事
・机を使わない→容器は一つ。左手で持って食べられる。
それを叶えてくれるのがこの長手弁当箱でした。
大だと量が多すぎるかな~と思ったのですが、
そんなことはなかったでした。
私が実験したところ(詳細はこちら)、
横浜崎陽軒のシウマイ弁当の俵型ごはんを2つ減らしたものと長手弁当箱が同じ容量。
なので女性でも長手弁当箱大、で食べ過ぎでないと安心しています。
横長なので、詰め方も簡単。順番にただ並べるだけで「決まる」のもうれしいです。
さて、この弁当箱を洗う時、皆様はどうされていますか?
柴田さんの推奨は、お湯でごはんなどをふやかしたあと、粉クレンザーとたわしで洗う。
いわゆる食器用洗剤はご法度。
だったと思います。
私も最初は、粉クレンザーとたわしで洗っていました。
でも、油っぽいおかずを入れる時もありますし、台所用の食器洗剤で洗いたい時もあります。
でも、白木の弁当箱にキッチン洗剤の合成香料の臭いがつくのは絶対イヤ・・・。
と思っていたところ、ライオンのマジカに無香料があることを知りました。
近所のドラッグストアで売られていたのです。
以来、無香料のマジカとスポンジでこの弁当箱を洗っています。
すっきり洗えるような感じがして快適です。
何より ✨ 無香料 ✨ がポイント。
ただ、近所のドラッグストアで無香料マジカの取り扱いがなくなってしまいました。
それからはネットで購入しています。
チャーミーマジカ 食器用洗剤 無香料 230ml
チャーミーマジカ 食器用洗剤 無香性 本体 230ml
↑ まず試すならこのサイズがいいでしょう。
チャーミーマジカ 食器用洗剤 無香性 詰め替え 600ml
↑こちらは詰め替え用の600ml。
私は気に入っている透明なボトルに入れ替えて使うのでこちらの詰め替えをリピートしています。
白木の弁当箱でなくても、キッチン洗剤の合成の臭いが苦手という方に一度試していただきたい商品です。
その2の続きです。
この(その3)ではお皿の現物と、カタログ内の石の記載の紹介です。
(お皿の画像はクリックで拡大します)
私の写真の腕がよくなくて、写りが悪いのですが
こちらが私が入手したピエール・ドリアン・エ・ドクシダン。
八角のデザートプレート24cmです。
中央に扇が描かれています。
八角で花鳥が描かれているからでしょうか。
オリエンタルな雰囲気がありますよね。
ゾエ氏は大理石のテーブルにインスパイアされ、
嵌め細工の鉱物の色や模様を再現しようとしたのですね。
その1でご紹介したカタログによると、
23色以上を使って、27種類の石を再現したのだとか。
カタログには27種類の石のサンプル画のうち、18種が掲載されています。
見開きページを小さくご紹介しましょう。
眺めるだけでうっとり。
写真ではありません。鉱物をスケッチ(絵)で再現したものです。
それぞれの鉱物の名前がフランス語で記されています。
日本でおなじみの名前に私が訳して挙げてみますと。
ラピスラズリ(アフガニスタン)、ジェード(ガテマラ)、ジャスパー、
アンバー、メノウ(アゲート)、斑岩(ポーフォリー)、珪化木などが描かれています。
お皿の柄の石模様を私の推測であてはめてみました。
ところで作品名の「東洋の石と西洋の石細工」
東洋の石とはなに?と思う方もいらっしゃることでしょう。
1998年秋冬のスカーフのカタログに答えが書かれています。
果実と葉と花が、繊細な構成で石の中にちりばめられています。
これは、フィレンツェにあったメディチ家の大理石を飾った細工を模したものですが、
この細工は、その後17世紀のイギリスやフランスの黒壇家具の飾りにも用いられていました。
いにしえの石工たちが、硬質な石を飾るモチーフとして柔らかな植物をあえて選び、
しかも限りなく優しく、はかなさを感じるほどまでに描こうとしたことは、考えてみれば不思議なことです。
が、創作とは、常に挑戦であると理解すれば、
これは素材を調節した幻想の勝利なのです。
スカーフの名前にある「東洋の石」は枠部分の大理石(中国の大理という都市に由来)を、
「西洋の石細工」は中央のアサンブラージュを指します。
つまり、
東洋の石とは、縁を飾る大理石のことなのですね。
東洋の石が使われている、ということからでしょうか。
花鳥の描かれ方からでしょうか。
オリエンタルな雰囲気のこのお皿、
私は勝手に江戸時代の殿様を想像してしまうのです。
江戸時代は鎖国されていましたが、セレブな大名たちや商人はかなり西洋舶来文化を享受。
西洋の辞書や科学的な本を入手していたり、
遠目鏡(望遠鏡)、虫眼鏡(顕微鏡)で観察に興じたり、
おらんだ正月と称して、今でいうクリスマスのお祝いのようなことをしていたり。
そんな江戸時代の舶来文化を受け入れていた殿様たちが
このお皿を目にしたら絶対、手に入れ、愛でていただろう。
そんな想像をしてしまいます。
とりわけ、鳥類、植物類のスケッチなどを自らもおこなうなど
自然科学に造詣が深い「博物大名」だったら
絶対このお皿に心を奪われたでしょう。
今からタイムスリップしてお見せしたいくらいです。
ピエール・ドリアン・エ・ドクシダンに「エド」って入っているってことも
江戸を思い出させる一因かしら。
というわけで、ピエール・ドリアン・エ・ドクシダンは
私の中で「江戸時代の博物大名が愛でたお皿」。というイメージ。
なので、白木のテーブルや明るい北欧風のインテリア。
ではなく。
この皿を載せるなら黒い我谷盆。
その背景は。
こげ茶色の木の柱が目立つ古い洋館。暗い照明。ギヤマンのグラス。
というのが似合うと思うのです。
いつか我谷盆か黒い木のテーブルを手に入れたいです。
江戸時代の博物大名が愛でた皿、というイメージがするため
最初にこのお皿に盛りたいものは
カステラでした。
天保時代の文献などをみているとカステラは
「嘉寿天伊羅」「加寿天羅」などの漢字もあてはめられたりしていましたが、
当時大変ハイカラで高級な食べ物で大名たちが贈答で使っていたのです。
(江戸時代のカステラについてはこちらにも)
じゃ~ん。
やっぱり、カステラ、合う! と思います。
気をよくして、別の日。
南蛮渡来の卵菓子三種盛り~!
カステラ(奥)、カスドース(左手前)、鶏卵そうめん(手前右)。
【鶏卵そうめん】
濃い黄色は神々しいほど。
糖蜜に卵黄をくぐらす、歯がしみるほどパンチのある甘さ。
甘~いけれどそうめん状の歯ごたえがいいんです。
タイにも鶏卵そうめんそっくりなスイーツがあるんですよ~。(詳細はこちら)。
【カスドース】
カステラに卵黄をからめ、糖蜜にくぐらせたもの。
中がカステラ、外は鶏卵そうめんの甘さ。
そこにザラメのサクサクが効いています。
シンプルなお皿もいいけれど、
目の中に光が飛び込む!くらい
カラフルでゴージャス(でも自分好みの色や柄)もいいな~と思いました。
--------
先日、銀座に行った時、エルメスカラーのオレンジ色のケリーちゃんたちがいっぱいいました。
レゴで作ったかのようなギザギザのフォルムで。
後ろのケリーちゃんが、「ひょっこりはん」しています。
このギザギザはインベーダーゲームのインベーダー風だったのですね。
エルメスのHPで、インベーダーケリーちゃんのゲーム&メッセージがあることを
今日教えていただいて、キュンとなりました♥
---------------------------------------------
私メモ
鶏卵そうめん(鶴屋八幡さんのパッケージより抜粋)
我が国が鎖国をしている間にも、長崎出島を窓口として外国の文物と共に伝わってきた物の一つ。
古法通り熱々の糖蜜の中へ糸を垂らすように卵を流し込み束ねる製法
その1の続きです。
デザイナーのゾエ氏は大理石の嵌め込み細工のテーブルに着想を得て、
ピエール・ドリアン・エ・ドクシダン(東洋の石と西洋の石細工)の柄を発表しました。
私の推測ですがそのテーブルというのが
フランスの国立自然博物館の鉱物学と地質学のギャラリーに所蔵されている
この作品と思われます。
Plateau de table en marbre noir des Ardennes avec oiseaux, Italie, XVIIe
by Eunostos/WIKIMEDIA COMMONS
手持ちのカレ(スカーフ)の柄と比べてみましょう。
エルメスのスカーフは同じ柄で色違いのバリエーションがいくつも作られます。
この柄は、テーブルウエアの印象そのままの鮮やかな、コントラストの強いものが多いのですが、
私はシックな色合いのものを選びました。
地はベージュ。落ち着いた赤、青、深緑が基調。
ですので、黄色いジャスパーをイメージして描かれたところも赤などになったり、
石細工の鉱物の色は厳密な再現とはなっていません。
色数も少なく、地味な色合い。
それでもシルクの生地自体の艶やかさもあり、
<地味な色でも華やかさを醸し出して>います。
それがエルメスのスカーフの魅力だと思います。
物撮りって難しいですね。
スカーフの色が綺麗に写っていませんが、
テーブルとの比較をご覧いただきましょう。
鳥がリボンがひゅるんひゅるんとした上に立っています。
スカーフでも鳥がひゅるんひゅるんの上に立っています。
翼が2段階で描かれているのも一緒です。
テーブルでラッパ水仙のようなものが描かれていますが(中央右上)、
このスカーフにも同じようなフォルムの花が描かれています。
、
花や葉の躍動感あふれる動きも
テーブルに肉薄。
テーブルでは真珠もひゅるんとしていますが、
スカーフでも真珠がひゅるん!
スカーフに記されたデザイナーZoeの署名。
ゾエが鉱物のギャラリーで見たテーブルにいかに心動かされ、
それをリスペクトして作品に仕上げたのか、
その時の感動を追体験できてうれしくなりました。
さて、このスカーフ。黒地で縁の色がブラウンのものもあったんです。
この色合いは一番、黒大理石のテーブルのテイストに近い気がします。
昔の雑誌の切り抜きから↓
雑誌では、ベージュのステンカラーコートの首元に巻いていました。
「ゴージャス」ではなく、「小粋」な雰囲気がとても素敵でした
その3に続きます。
最近のコメント