ガガーリン37 重なる人物その2
ガガーリン36でガガーリンの生涯に重なる人物がいることを書きました。
その人物というのは
1)子供の頃、飛行機や操縦士に憧れを持つような強い体験がある
→12歳の時、当時の国民的英雄の飛行機に同乗させてもらう
2)飛行機の操縦士となる
→貨物飛行機操縦士などを勤める
3過酷な自然と遭遇する辺境の地での任務を体験
→フランスのツールーズとアフリカのダカール間との航路の往復や、南米航路の
新規開拓にあたる。
砂漠の上を飛び、南米の高地、激しい嵐の中を飛行し、当時、危険をともなう
夜間飛行を確立させた一人。
4)最期は飛行機操縦中の不慮の事故で生涯を終える
→第二次世界大戦中の1944年コルシカ島から偵察飛行に飛び立ったまま
消息不明。
2004年にマルセイユ沖の海底で、彼の墜落した飛行機の残骸が発見された
と報じられる。
という人物。
となれば、もうおわかりですね。
『星の王子さま』で知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリです。
ガガーリンを調べるにつれ、私自身が描いていた宇宙飛行士像とどんどん違っていって、それにしたがってイメージがだぶっていったのがこのサン=テグジュペリでした。
ガガーリンのことを知っていく中で、彼が遺したさまざまな言葉に感動もしました。
けれどもうひとつ。ささやかだけど、感動したことの一つ。このブログでお伝えしたかったことの一つが、ガガーリン本人がサン=テグジュペリをを知っていた。知っていたどころか、愛読していたということなんです!
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emiさん☆
こんにちは。今日、5月13日は娘と二人きりの日曜日です。
大好きなラウル・デュフィの画集が欲しくて調べていたら新井満さん(千の風になっての著者)のブログに出会いました。
そこで彼の著書「星になったサンテ・ペグジュベリ」を見つけてそうしてemiさんのこのお部屋にきましたよ^v^
新井さんのことは今まで殆ど何にも知らなかったのですが、著書一覧の紹介を見ただけで何千年も前からの友人のような不思議な共感のキラ*キラが*☆
ガガーリンと、サンテ・ペジュベリと青色と地球と千の風と星と新井満・・・なんだか不思議な日曜日です^-^♪なんだかかわいい砂糖菓子に上等の紅茶をいただきたい気分です。小さな恋するものでポケットが膨らむとなんだかしあわせになっちゃいますよね~。
emiさんのガガーリンのコメントの世界は本当に大好きです。ああ、ほんとうに私が魔法使いだったらemiさんをガガーリンのアフタヌーン・ティーのテーブルにそっと座らせて上げられるのにな。って今思いました。
一生懸命に彼のこと調べて、ひとつひとつ宝石のように手にしてゆく気づきや発見。漆黒の世界に広がる青い銀河や、夜間飛行で遊泳する眼下に広がる町の灯の世界や、美しいガガーリンのいた空間がいつの間にかemiさんの意識の宇宙になってその中を遊泳している白昼夢にいざなわれます。今、リトルプレスが流行っていますネ♪
emiさんのブログ、リトルプレスになるといいな・・ってふとかんじました。こんなに素敵なエッセイ集そうは出会えないっていつも思うのです。
いつか紅茶一緒にいただきながら、バラの咲く窓辺で大好きな一冊を見せ合いっこできたらすてき
^-^。そんな気分です。
投稿: 若林 | 2007年5月13日 (日) 10:34
若林さん。
娘さんとの日曜日。うれしい母の日ですね。
「魔法使いだったら私をガガーリンのアフタヌーン・ティのテーブルに」
うれしいお言葉ありがとうございます(*^。^*)
ガガーリンとサン=テグジュペリのつながり、もっともっといろんな人に知っていただけたらなって思います。私自身、閉鎖的な当時のソビエトのガガーリンが、西側の作家であるサン=テグジュペリを知ってたどころか愛読していたってことに本当に感激したので。
投稿: emi | 2007年5月13日 (日) 14:49