ガガーリン41 お宝映像
ロシアでガガーリンの有名な言葉というと「поехали(パイエーハリ)」。
これは Let's go! さあ出発だという意味。
出かける時、車などで出発するときなど当たり前に「さあ、行こう」と使う掛け声です。
この言葉をガガーリンは、宇宙へ飛び立つ直前午前9時7分に発しました。
(ガガーリン6の交信記録参照)。
その時の映像があります。
ガガーリン以前に犬を宇宙へ送った時から、船内での様子を観察するため、宇宙船にテレビカメラは搭載されていました。
ガガーリンの時にも彼の様子を地上から観察するためにテレビカメラがありました。それによる映像です。
わずか3分20秒あまりのものですが、ガガーリンの宇宙への旅立ちから帰還までのダイジェスト。お宝映像です。
見られるのはロシアのcosmoworldというサイト。
映像はこちらのアドレスttp://www.cosmoworld.ru/spaceencyclopedia/gagarin/index.shtml?video.html
になります。
Windows media playerが見られる環境であればたぶんご覧いただけます。
〔プチ解説を〕
まず、空色の飛行服、その上にオレンジ色の宇宙服を着込むガガーリン。
バスに乗り込むガガーリンとサブの宇宙飛行士ゲルマン・チトフ
(チトフはガガーリンに次いで1961年8月にボストーク2号で有人宇宙飛行。
ほぼ1日、宇宙空間にとどまり、地球の軌道を17周して無事帰還)が映っています。
スタッフと固く抱擁を交わすガガーリン。
一番最後に抱き合う黒いコートに帽子をかぶり、左腕にオレンジ色のスカーフを巻いている男性、
この映像だとわかりづらいですが、たぶん
プロジェクトの設計主任であり、ロシアの宇宙開発の父とされているセルゲイ・コロリョフでしょう。
発射するロケットの耳をつんざくような轟音。
そのあとに、ボストーク内のガガーリンの姿と「パイエーハリ」という肉声が。
テロップでLet’s go! 他、「パイエーハリ」の各国語訳がでます。
帰還後、にこやかな笑顔でフルシチョフと電話で会話する元気そうなガガーリン。
モスクワの空港に到着後、赤いじゅうたんの上を歩く軍服姿のガガーリン。
最後は赤の広場へ、花が飾られたオープンカーでフルシチョフと並んでパレードするガガーリンの姿。
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