太古の太陽その2
昨日は吉祥寺のスターパインズカフェでのツルノリヒロさんのライブに行ってきました。
STAR PINE'S CAFEは昨年12月のケロポンズのライブ以来です。
編成はヴァイオリン:ツルノリヒロ、ギター:古川正義、パーカッション:山本恭久、
オーボエ:和久井仁、ゲスト ボーカル:花実。
すごくよかったです。
都留さんのヴァイオリンの音色の艶やかなこと。
翼がはえて、空間を自由に飛翔するようです。
新体操のリボンって空間にいろんな波形を描きますよね。
あんな感じで曲調にあわせていろんな形を描きながら艶やかな音色が空間をダンスしていました。
ヴァイオリンとギター、ヴァイオリンとキラキラしたウインドチャイムの音色の組み合わせはもちろん素敵。
さらに、今回、イングリッシュホルンとヴァイオリンの組み合わせがこんなに素敵だったんだと魅了されました。
南の楽園を想わせる「Rape-blossom Field」も生で聴けてうれしかったです。
6月に発売されるDVD『黄金の都バーミヤン』のための楽曲も、
〔心を静かに揺さぶりかきたてる〕都留さんならではの世界でした。
そして「太古の太陽」ももちろん演奏されました。
こちらで触れたように、この曲は都留さんのヴァイオリンが何かをもとめて空間をさすらうイメージがあるのですが
(しつこいようですがあくまでも私のイメージ)、
後半、花実さんのボーカルがふわーっと高いところを幻想的に霧のように流れてきて、
やがてヴァイオリンの音色とその花実さんの声が溶け合うのがぐっときました。
モダンバレエなどで、舞台で一人何かを求めるように踊る人。
そこにステージの上手からもう一人あらわれて、舞台に二人、それぞれの場所で踊っている。
やがて二人、互いの存在に気づき、一緒にパドドゥ、みたいなシーンありますよね。
あんな雰囲気でした。
音は目に見えないのに、とても表情があって動きがあってドラマティックなものだなあとあらためて実感。
〔ライブコンサート〕は演奏している人の姿そのものがパフォーマンスであるけれど、
今回のライブはみんなが奏でるそれぞれの楽器の〔音〕そのものがパフォーマンスダンサーのように空間を構成して踊っていました。
太古の太陽その1は こちら
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