« ガガーリン42 2つのギャップ | トップページ | ポール&ジョーの花や鳥や猫 »

2006年5月12日 (金)

原寸美術館

先日美容室に行った時、プレシャスという女性誌を手にとりました。
(小雪さんの表紙でおなじみの雑誌ですね)
そして、『原寸美術館 画家の手元に迫る』(小学館)という美術書の紹介記事にうっとり。
髪を切ったあと、速効で本屋さんに駆け込みました。

この本は結城昌子さんが、絵画を原寸で見たらいろんなものが見えてきて、
印象が変わることに着目し、名画を原寸で紙面に掲載、紹介しているものです。

とりあげられているのは西洋名画33点
『春(プリマヴェーラ)』サンドロ・ボッティチェリ
『最後の晩餐』レオナルド・ダ・ヴィンチ
『モナ・リザ』レオナルド・ダ・ヴィンチなどなど。

モネの『睡蓮』。美しいです。
引きの絵全体を眺めるだけでも色の点描が綺麗ですが、原寸でみると印象が変わります。
かなり大胆なタッチ、緑、スミレ色、いろんなコントラストの効いた色がとなりあわせになっていて。
『睡蓮』の原寸アップだけを見たら、ゴッホの『星月夜』ぐらいにタッチが躍動していて、
これ描いたのはゴッホ?って思ってしまいそう。
モネが、絵筆をパレットからキャンバスにリズミカルに置いていく呼吸や勢いが伝わってくるような気がしました。
これが、画家の手元に迫るということなのですね。

ターナーも意外でした。
ターナーというときめこまやかな色の変化、煙るような、ミスティというイメージがあったのですが、
とても迫力があったことにびっくりしました。

 

« ガガーリン42 2つのギャップ | トップページ | ポール&ジョーの花や鳥や猫 »

色 うっとり」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ガガーリン42 2つのギャップ | トップページ | ポール&ジョーの花や鳥や猫 »

emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

googleでサイト内検索↓

  • グーグルの検索窓に ■■ site:http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/star/ をコピペして、■■部分を任意のものに変えていただくとサイト内の検索ができます。 ■■の後ろは半角空きです。
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

今日も星日和の衛星

  • ガガーリン地球は青かった 原文探し旅
    今日も星日和の第一衛星。  カテゴリー「ガガーリン」の  一覧と更新情報の アップブログ。ガガーリン中心にご覧になりたい方はぜひこちらをブックマークください
  • おいしくってしあわせ
    今日も星日和の第二衛星。 おいしーいものを少しずつ  紹介していきます

music

お散歩に行くブログ

  • 笑店 - 楽天ブログ(Blog)
    おんぽたんぽさんの心の琴線に触れたものが紹介されています。キラキラと大切なものが光ってる宝箱のようなブログ。
  • さる子の「こんな毎日」
    暮らしを豊かにする様々な美が満載のブログ。さる子さんは新ブログに移行され、こちらは基本停止中のようですがご紹介させていただきます
  • always in heaven
    「笑店」のおんぽたんぽさんの新ブログ。森羅万象のネットの中で素敵なもの、こと、ひとをみつけだされていて、訪ねるたびに素敵なエネルギーをいただきます。