星は希望の象徴
街灯も人家もない大自然の中に身を置いて、夜の闇の濃さに怖くなったことはありませんか。
雲や霧が晴れて、星が瞬きだした時、その光を心強く感じて、ほっとしたことはありませんか。
考えてみたら、古代(すごい昔だけではなくてつい最近まで)夜は暗かったんですよね。
スイッチ一つであたりを明るく照らす電気もなく。
古代の人はどんな思いで夜毎、星を眺めていたのでしょう。
動物に襲われる危険もあり、今だったら簡単に治る病気や怪我ですら命を落とすこともある。
そんな中で毎日を生きていたわけです。
きっと夜になると、今日も一日家族がみんな無事に過ごせたことを感謝しながら星を眺めたことでしょう。
天候が航海の安全、狩りなどに大きく影響を及ぼすから、
星月夜には「明日天候に恵まれ、うまくいきそうだ」と希望を感じたことでしょう。
星に希望を託してきた、そんな古代人の血が受け継がれている私たち。
だからこそ、私達は星を見てよろこびを感じるのかもしれません。
タロットカードといえば、絵の1枚1枚に象徴する意味があり、
それに基づき様々なことを読み取るものですが、
カードの中には「星」の絵もあります。
「星」のカードが何を表すかというとやはり「理想」「希望が叶う」「明るい未来」など。
良いカードです。
ちなみに「月」や「太陽」のカードもあるのですが、
「月」は不安、秘密などを表します。
あまりいい意味ではありませんね。
タロットはトランプとは違い、絵の天地があります。
絵が正しい位置(正位置)なのかさかさまになってる逆位置かで意味が変わるのですが、
月のカードの場合は逆位置の方が「物事が明白になっていく」などのいい意味になります。
「太陽」はすべての物に光が当たるところから、「繁栄」「幸せ」を表します。
一番上の画像は 私が愛用しているThe Zerner Farber Tarot Deckの星と太陽のカード。
Amy Zernerという女性のアートワークによるものです。
わかりづらいかと思いますが、アンティークなファブリックやレースなどのコラージュで仕上げられています。
紫とピンクが基調になっていて、かなりキッチュ。
ビクトリア調やイスラエルの女性デザイナー、ミハエル・ネグリンのアクセサリーがお好きな方はたぶん惹かれるテイストだと思います。
星のカードでは空に大きな星がひとつ。乙女の手のひらから注がれる水の中にも星々が輝いています。
AmazonのThe Zerner Farber Taror Deckのページには下の画像をクリック。
The Zerner-Farber Tarot Deck
Monte Farber Amy Zerner
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