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2006年7月 4日 (火)

旧奥津邸でラベンダースティックづくり

3日(土)はふたたび旧奥津邸を訪ねました。
旧奥津邸の脇の畑で地植え栽培されているラベンダーを使ってのスティックづくり講習会があったのです。
畑にはラベンダーが見事に咲いていました。
01lavener_1

ラベンダーの種類はラバンジン。
02lavandin

私の家のベランダのラベンダーデンタータはもう咲き終わっています。
ラバンジンは開花が遅く、また夏に強いんですね。
ラバンジンより背丈が低く、花穂の紫色が濃いイングリッシュラベンダーも何株かありました。
こちらの方は開花時期が早くほぼ終わり。

5月にラベンダーの隣に群生していて甘い香りを漂わせていたカモミールたちはどうなっていたかというと。
もう茎も全体も茶色っぽくなって種の時期になっていました。
わずかに小さな花がついたまま残っているのもありました。

ラベンダーの摘みとり(片手いっぱい)

インストラクターの方に教えてもらいながらラベンダーのバンドル(ラベンダースティック)作り

その際必要なリボン代。

以上で講習費はわずか800円。ありがたいことです。
ラベンダー摘みは普通のはさみで茎をカットします。
白い蝶もひらひら飛び回っています。
蜂も飛び交っています。
ラベンダーの蜂蜜ってほのかにラベンダーの香りがしておいしいんですよね。
03white

茎葉の緑色の上に広がるラベンダー色の層。その中に点描で、差し色を置くように、蜂の黄色と蝶の白が。
まるでモネの絵のよう。
04monet

摘んだラベンダーを束ねて首元にリボンを結びます。

茎が折れないように気をつけながら花穂を覆うように反対側へ折り曲げます。
そしてリボンを市松模様になるように通していきます。
06stick2

できあがり。
07stick3

このラベンダースティック。誰が考えたのでしょう。
花穂を覆ってしまうので小さな花がぽろぽろ落ちることはないですし、
花が見えなくなるのは残念ですが仕上がりの形がラベンダーの形を思わせるのがいいですね。

旧奥津邸の空間は木がふんだんに使われていて、とても落ち着きます。
トイレのペーパーホルダーもなんと木でした。
08paperholder

七夕が近いということで、長屋門のところには七夕飾りもありました。
私もしっかり願い事を短冊に書いて吊るしました。
12時頃ラベンダースティックづくり体験は終了。

すぐそばの新治市民の森を歩いてみることにしました。
森の斜面に咲くアジサイが綺麗。雨が降り出しましたが覆い茂る木が天然の傘となり、
傘をささずに歩けるところもたくさんありました。
へぼそからみはらしの丘へ行くルートは木立の中の小さな道をうねうね歩くのが楽しいです。
10ajisai_2

いろんな鳥が梢から梢へさえずり渡り、里山の森に天然のエコーで響きます。
友達が、バードコールなるものを取り出しました。東急ハンズで買ったのだとか。
11birdcall_1

右手の金具を小刻みに右回転左回転させると、摩擦でキュキュッキュキュッと音がします。
まさにさえずりの音。鳥が仲間だと本気で思ったらしく、バードコールに返事をするように鳴きました。
友達はなんどもバードコールで鳥とおしゃべりしていました。
新治市民の森はまだまだ未踏の場所がいっぱい。奥深いです。

家で復習がてらラベンダースティックを作ってみました。
片手いっぱい摘ませていただいたラベンダーで12本ぐらいのスティック分になります。
12mystick

美しいラベンダー色を目にして、香りをかぎながらのスティックづくりは幸せな気持になります。
横浜育ちのラバンジン。香り高いです。
一本のスティックでラベンダーのエッセンシャルオイル10滴垂らしたぐらいに香ります!

それと、教えていただいて初めて知ったのですが、ラベンダーの茎の断面は四角なんですね。
今までまったく気づきませんでした。

旧奥津邸シリーズ その1 その2 その3 その4

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コメント

ラベンダーのステック作り、楽しかったですね!
emiさんはそれからいろんなリボンで作ったんですね。並べてあるので淡い色のグラデーションを見ているようで、目でうっとり、香りでうっとりですね。

バードコールも鳥とおしゃべりできて面白いですね。鳴らしていると山と一体になって森に溶けてしまいそうです。。(^^)

まるさん。楽しかったですね。ラベンダースティックのリボンをいろいろかえてみたのですが、生なり色や麻のレースでっていうのもよかったですよ。茎の深緑と生なり色の組み合わせ。レトロな雰囲気で。まるさんのバードコール、見事でした。山と一体になって森に溶けるって、まさにその感覚でした。私も味わせていただきサンキュ、です。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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