ロシア語/太陽のうさぎ
カテゴリー「ガガーリン」はこのところお休み中ですが、まだまだ、面白いエピソードはあります。
今、資料を読み込み中です。
7月中旬ぐらいからまた少しずつアップできると思いますので、どうぞこれからもご覧くださいませ。
さて、ココログが重いです。
ログインがほとんどできません。
今日は無理せずちょっとだけ。
ロシア語の好きな言葉を。
「солнечный зайчик」という言葉があります。
ソールニチヌィ(太陽の)ザイチク(うさぎ)。
これは何をあらわすかというと、
木漏れ日。壁、天井などにちらつく陽光の斑点(参照 研究社露和辞典)
なんです。
なぜ木漏れ陽や太陽の光の反射の斑点がうさぎなんでしょう。
森の中を歩いていて、地面に木漏れ日が丸くスポットライトのように落ちていたりしますよね。
それで風で木が揺れると木漏れ日の円も地面の上をさささって動きますよね。
きっとそんな様子が、うさぎが跳ねているようにみえたのかな、
っていうのは私の推測です。
小さい頃、部屋の中で、鏡を使って壁や天井に日光を反射させたり、
兄弟の顔に反射させたりして遊びませんでしたか?
知り合いのロシア人は、子供の頃、姉弟で鏡で壁に日光をピカッと反射させて動かしながら、
「うさぎーうさぎー」と遊んだと言っていました。
私の気に入ってる絵本の中にも、
天気のいい朝だった。池の水面で太陽のウサギが踊っていた。
という描写がありました。
外国語を学ぶ楽しさの一つって、
違う発想や感覚を発見することかもしれません。
ロシア語のこの言葉を知らなかったら、
私は森の中を歩いてゆらゆら地面に踊る木漏れ日をみていても「うさぎ」なんて発想は一生思いつかなかったでしょう。
きっと日本語にも私たちにはものすごくあたりまえに思えているけれど、
日本語を学ぶ外国人が「日本人ってそんな発想するんだ!」って驚くような単語があるのかもしれませんね。
« 北欧/カレリアの丘にて | トップページ | 今日も虹、その後2ちゃん »
「 ロシア」カテゴリの記事
- 高橋真琴さんとロシア(2018.12.02)
- Bunkamuraザ・ミュージアムで開催の「ロマンティックロシア」に行きました(2018.12.01)
- フェイラーのワールドトリップシリーズ(その1)ロシアをモチーフにしたタオルが最高!(2018.09.16)
- 藤城清治さんとロシアの関係(2016.12.05)
- ロプーヒナ(その3)レフ・トルストイとの関係(2015.05.21)
コメント