台風7号はなぜ「マリア」?
台風7号8号9号がトリプルで日本列島に接近中です。
日本列島のどこかには必ず上陸してしまうのでしょうが、
進路にあたる地域に被害がでないことを願わずにいられません。
さて、ニュースなどでは7号・・・と通し番号で呼ばれる台風ですが、
きちんとした名前がついているのをご存知ですか。
ヤフーの天気コーナーなどでは名称も記載されているので
チェックされている方もいらっしゃることでしょう。
ちなみに7号はMARIA(マリア)。8号はSAOMAI(サオマイ)、9号はBOPHA(ボーファ)。
マリアなんて聖なる名前がついているのだから悪さはしないでほしいものですね。
ところでボーファの意味、わかりますか?
画像は今日の夕焼け。最初は黄色、その後「真オレンジ」。
私がオレンジ色のコンタクトレンズをはめちゃているの?というくらい、
ビルの壁も窓も、すれちがう人の顔や空気さえも視界のすべてが
オレンジ色に染まる夕焼けでしたね。
アメリカではカトリーナというようにハリケーンに人名がつけられていますね。
日本でもかつてキャサリン台風のように名前で呼ばれているものがありました。
気象庁のHPによると、2000年からアジアでふたたび、台風に名前をつけることになり、
台風委員会加盟の各国が提案した140の名前が使用されているようです。
気象庁のHPの台風情報のコーナーは面白いです。
「台風情報」をクリックして「台風の知識」をさらにクリックすると「台風について」というページがひらきます。
その5がこの名前の一覧リスト。
サオマイはベトナム語で「金星」、ボーファはカンボジア語で「花」だとか。
このリスト、嵐の神の名がつけられるのは同感できるのですが、
台風の名前に、真珠、たぬき、つつじ、うこんっていったい・・・(^_^;)。
日本からの名前は星座名シリーズになっていますが、
スサノオとか韋駄天とか、荒々しいキャラが連想される名前でもよかったのでは。
意外だったのはフィリピンによる命名。
Danas(ダナス/経験すること)、Hagibis(ハギビス/すばやい)、
Lupit(ルピート/冷酷な)、Talas(タラス/鋭さ)、
Talim(タリム/鋭い刃先)などなど。
他の国のように物の名前、花の名前というよりも抽象的な言葉を挙げていて、
担当委員のネーミングセンスが感じられます。
日本の気象庁のHPはこちら。
中国の気象庁「中国気象局」のHPはhttp://www.cma.gov.cn/
台風(typhoon)は熱帯暴風。
7号のマリアは玛莉亚、8号は桑美、9号は宝霞。
美しい漢字が当てられているのが意外です。
韓国の気象庁 Korea Meteorological Administration(KMA)のHPは
http://www.kma.go.kr/(クリック先は英語ページ)
センスが光ったフィリピンの気象庁PAGASAのHPは
http://www.pagasa.dost.gov.ph/
typhoonよりもトロピカルサイクロンの記述が多いです。
追記/ひとまず今回の台風はあまり被害がなかったようでほっとですね。(8/10)
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