ヒルズの星空庭園は新鮮な発見
夏の終わりの星めぐり、特に印象に残ったもの3つめは、
六本木ヒルズでの「星空の庭園プラネタリウムアフリカーナ」。
52Fの展望台の外に広がる夜景と星空を一緒に楽しむことができるというもの。
河内音頭帰りに行ったのです(8/31)。
下町でへろへろになった体(河内音頭のうちわはバッグの中に隠し)で
都会のどまんなかに行くというのはちょっと勇気が入りました。
着いたのが零時近くだったので、わずか10分ぐらいだったけど体験してきました。
発想が面白かったでした。展望台の一角にドームが設置されていて、そのドームの中に入って・・というものではありません。
靴を脱いであがるスロープと小山のようなもの(アフリカの大地をイメージしたものだとか)のてっぺんにメガスターが鎮座していて、
展望台の壁と天井に星空が投影されているのです。
ですので、仰いだり壁を見れば星空、窓の外に目を移せば夜景、と星空と夜景を一緒に味わえるのです。
プラネタリウムというと、〔無限の宇宙を感じさせる空間〕ではあるものの実際にはオープンエアではなく、
〔ドームという閉じられた空間〕で楽しむものですよね。
だからこそ、見上げると星々、窓の外を見遣るとずっと続く光の海という空間の広がりが面白かったです。
天井や壁に投影するということは、光源からの距離が均一じゃないからゆがんでしまったりするわけですが、ぜんぜんノープロブレム。
ドームに映すのでなくても充分楽しめるんだということを知りました。
音楽はアフリカ系アンビエント。ジャンベやカリンバの音も心地よかったです。
香りはイランイラン。ディフューザー使用でした。
香りイベントではすっかりディフューザーが主流のようですね。
最大のメリットは、火をたかない。電源は使うけれどアロマランプと違って明かりがつかないので暗い演出を保てる。
音がしない。火をたかないイコール香りに熱をくわえないのでよりピュア。
ファン式のセンサーと違いこまかな振動で香りをふるわせて空中に発散するので、拡散力があり、しかも香りそのものがきめこまかく伝わる。
私もスタッフのアイデアでプラネタリウムでは2004年からディフューザーを使ってきました。
それまでの試行錯誤があったので、この装置の素晴らしさを実感しています。
スグレ物だなあとしみじみと思いながらイランイランの香りを嗅ぎましたた。
席があるわけでもなく、スロープと小山のあちこちで思い思いに座ったり寝そべったり、
そして星空を眺めてぽーとする・・・
アンビエント系プラネタリウムって好きです。
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