さいたま市宇宙劇場
それぞれの魅力のプラネタリムその5
さいたま市宇宙劇場(大宮)
場所は埼玉県さいたま市の大宮駅前。交通の拠点である大宮駅前ですので非常にアクセスもいいです。
座席数は280席。投影機はコニカミノルタプラネタリウムのインフィニウム。
(こちらの傾斜型ドームの魅力他については一つ前のアロマテラピーinプラネタリウムの記事をご覧ください)
ロビーにはさまざまな展示物やパソコンでの体験コーナーがあり、
いらした方々は次の番組を待っている間、いろんな楽しみ方をされています。
なんといっても宇宙飛行士若田光一氏の軌跡を辿る常設展示とサインがあるのがすごいです。
ここ、さいたま市は若田さんの出身地なんです。
↑若田光一さんのサインも。クリックして拡大でご覧くださいませ。
(ロビーには他の宇宙飛行士の方のサインもありましたヨ)
そして、素敵なアイデアだなと思ったのは、
私が訪ねた時、地元小学校の子供たちが大きな紙に手書きで仕上げた太陽と月に関する研究のポスターが掲示されていたこと。
天文関係のことって難しくてなかなか頭に入らないこともあるのですが、
小さな子供たちが書いた説明文と図だと、その一生懸命さと難解な用語が使われていないこともあって読んで覚えようっていう気になります。
ロビーが〔宇宙への窓口〕〔天文に親しんでもらう空間〕としてきめこまやかに演出されているのを感じました。
私が小さい頃は、「宇宙飛行士」は、目指したらなれるという「職業」とは思えませんでした。
プロ野球選手が輩出されるとその町に野球少年が増えるという話を聞いたことがあります。
きっと、「なるのはムリ」と縁遠く思える職業を身近なものに感じられるからかもしれません。
今まだ、多くの人にとって「宇宙飛行士になる」なんて遠い憧れのはず。
でも、「僕の町から野球でプロになった人がいるんだよ」と同じくらいの普通さで
「ぼくの町から宇宙に行った人がいるんだよ」と子供たちが語って、天文や宇宙を身近に感じられたらすごいこと。
もちろん、宇宙飛行士の出身地ではないプラネタリウムも
宇宙を身近に感じてもらうためさまざまな尽力をされていらっしゃるわけですが、
地元のプラネタリウムが「さいたま市宇宙劇場」だという方はその恵まれている環境をぜひ満喫してくださいませ。
解説員の方々の充実。
小学生手作りのものからKagaya氏アートから地元出身宇宙飛行士若田氏のことまで工夫されたロビーの演出、
様々な番組枠と夜まで上映していることなどなど。魅力いっぱいです。
さいたま市宇宙劇場のHPはこちら
HPの〔施設の案内〕の〔ロビーの案内〕を拝見したら、
天文のエピソードを印刷したトイレットペーパーが売店で販売されていたのですね(2006年9月10日現在)。
こちらからのリンクで知った「天文学とプラネタリウム」のHPと活動も面白そうです。
「今日も星日和」のカテゴリー「星やプラネタリウム」一覧は こちら。
さいたま市宇宙劇場で開催されているアロマテラピーinプラネタリウムに関してはこちらで。
星やプラネタリウムINDEXはこちら
« 星とアロマを満喫 さいたま市宇宙劇場 | トップページ | 一青窈の「ハナミズキ」にこめられた祈り »
「 星見るシアワセ」カテゴリの記事
- 2020年7月2日の火球は見られませんでしたが、1996年のつくば隕石は(2020.07.02)
- 夕空に星が一つ一つ。まるで魔法のよう。(2020.02.01)
- 月の満ち欠け日記 2019年6月3日~7月2日(2019.06.09)
- 写真集を思い出す夕焼けと夏の暑さ、でも夜中は冬(2017.09.13)
- 星のささやき---その23.1800年代初頭、ゲデンシュトロムの体験(2016.02.13)
コメント