薔薇色の朝焼け 東雲色という感性
「明日の朝晴れて星が見られますように」の願い事が通じたのか今朝も幸い星日和。
寝起きの瞳でベランダに出てみると、すぐに南の空のシリウス、
そしておおいぬの前足、胴体、尾、後ろ足と線で描ける星々を見ることができました。
その後、5時30分ぐらいから東南の空が薔薇色の朝焼けに染まってきました。
↑5時30分頃 私が見た東南の空
私のところから東の空は見えないけれど、
すごいことになっているのに違いない。
姉が見過ごすはずがない、と思いながら身支度を続けていると、
すかさず携帯で朝焼けの写真を送ってきました。
↓5時45分の東の空(by姉)
見事な朝焼け。空も雲も東雲色(しののめいろ)に染まっています。
日本人の感性を感じる言葉です。
東の雲の色と書いてしののめ色。
オレンジ色よりも少しピンク色が混ざった印象の色。
曙の頃の空の色。英語でいえば
ドーンピンク(夜明けの薔薇色)でしょうか。
もともと、『しののめ』とは『篠の目』のこと。
昔の住居では篠竹で編んだ明かりとりがあって、
それを篠の目と言ったのだとか。
その篠の目から夜明けの光が射す、篠の目越しに夜明けの空を眺めたことから、
いつのまにか夜明けの空そのものを『しののめ』というようになり、
夜明けの空の色がしののめ色と呼ばれるようになり、
東雲という言葉があてられるようになったらしいですね。
東の空や雲が東雲色に染まるのは、
もうすぐ太陽が顔を出すというしるしでもあるのですが、
朝日の前座にしては華麗すぎる演出ですね。
↑5時52分頃、朝日登場(by姉)
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なんて美しい朝焼けでしょう!
emiさんのブログを拝見する度に早起きをしようと思うのですが、宵っ張りで朝寝坊の私はなかなか明け方の星を見ることができません。
朝焼けは夕焼けと違って、始まりのエネルギーに満ちていますね。こんな美しい空を見たら、きっと私もエネルギーを充電できる気がします。明日こそ早起きしよう!
投稿: さる子 | 2006年10月12日 (木) 10:47
さる子さん。ご覧いただきありがとうございます!家族としての生活時間帯もあるでしょうから、夜遅くまで起きている必要があると早起きは難しいですよね。
私も必要に迫られての早起きなのですが、朝の薔薇色の光を見ていると、ローズのオイルを塗るのと同じくらい美容にいいような気がします。
夕焼けを墨絵で描かれるというさる子さんの作品をぜひいつか拝見させていただきたいですが、さる子さんが朝焼けをどう墨絵にされるのかも興味があります。
投稿: emi | 2006年10月12日 (木) 18:48