朝いちのベランダ星
明るいところから暗いところへいきなり行くと、物が見えづらいですよね。
人間の目が暗闇に慣れる(暗順応)のには少し時間がかかるから。
そのため、明るいところから夜空に目を移して、
「あー。星がまったく見えない」なんてあきらめる必要はありません。
1分、2分・・・待っていると、
闇に慣れた目に面白いように星が見えてくるわけですね。
ところで、日光がサンサンと降りそそぐ昼間の夢を見ていた直後に目を覚まし、
夜空を見たら、すぐ星は見えるのでしょうか。
考えてもみなかった疑問でした。
今日も朝4時45分に目を開けました。
青い空、サンサンと日光が降り注ぐモナコの海の上で日光浴をしている夢を見ていた最中に。
すぐに起きて、電気をつけず、眼鏡をかけてベランダにでました。
今まで明るいところにいる夢を見ていたから、暗闇に目が慣れない、なんてことあるのかしら。と思いながら。
すると、見事なオリオン座、おおいぬ座、こいぬ座の星々がすぐ瞳に飛び込みました。
どんなに夢で明るい昼景色を見ていても影響ないようですね。(あたりまえかもしれませんが)。
オリオンの3つの星の下の小3つ星もしっかり見えました。
・ それから、オリオンの3つ星の
・ 一番左側の星の斜め下の星も
・ ばっちり見えました。
・ ← まるで泣きぼくろみたい。
大自然の中のベストコンディションで満天の星空を楽しむのでも、自宅で天体望遠鏡で観察するのでもなく、
ベランダで『肉眼で見える』星を眺めるよろこび。
それは、どんな暗い星まで見えるのか挑戦するゲームのような楽しさもあります。
見える一角が決まっているので、同じ時間に眺めると、夜毎星の現われる位置が変わっていくのが
実感できるのも魅力ですね。
さて、私には姉がいるのですが姉は私よりさらに郊外の西北の方角に住んでいます。
わりと高い階に住んでいるのですが、南は隣の住居で窓はなし。その分、東と西の眺めが見事です。
その視界の良さを生かし、身内で一番の気象班となっていて、
「こっちがいまどしゃぶりだからそっちはあと00後に雨降るかもよ」
「今、虹が出てるから、眺めのいい丘にいってごらんよ」と気象情報を送ってくれます。
今日は家に戻ると姉から、今朝のご来光がPCに送られていました。
姉は南の空の星を家から楽しめないけど、その分東の空を満喫しています。
きっと北向きの窓しかない人も、西向きの窓しかない人も
それぞれの場所だからこそ味わえる星空や気象があるでしょう。
↑2枚とも姉の撮った朝日。下は2分後。
ベランダ星、楽しみましょ。
明日の朝も晴れて星が見えますように。
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