こせのりこさんの静かに熱いピアノ
今週の月曜日11月27日は、原宿でこせのりこさんのコンサートがありました。
私も当日スタッフの一人としてささやかながらお手伝いをさせていただきました。
今回のコンサートは、ニューアルバム『forest』を中心にした楽曲を、
チェリスト諸岡由美子さんをゲストに迎えてのコンサート。
晩秋の夜にふさわしい、心に深く響くコンサートでした。
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今週の月曜日11月27日は、原宿でこせのりこさんのコンサートがありました。
私も当日スタッフの一人としてささやかながらお手伝いをさせていただきました。
今回のコンサートは、ニューアルバム『forest』を中心にした楽曲を、
チェリスト諸岡由美子さんをゲストに迎えてのコンサート。
晩秋の夜にふさわしい、心に深く響くコンサートでした。
日曜日は11月18日のブログでご紹介した万華鏡 山見浩司となかまたち展に行ってきました。
最終日、大勢の人でにぎわっていました。
ロシアのブリヤート人彫刻家ダシ・ナムダコフについてカテゴリーを設けながら、
だいぶ月日が経ってしまいました。
私は2003年にモスクワを訪ねた時に、
ナムダコフの展覧会に行って一目ぼれしてしまいました。
『モスクワの家族』と慕っているファミリーがいるのですが、
この一家はタタールの血を引くロシア人で、
ロシア正教信者ではなくブディストなのです。
それで、アジアの芸術や文化に興味を持っている彼らが、
「仏像に通じるエッセンスがあるからぜひ」と誘ってくれたのが
ダシ・ナムダコフの展覧会でした。
モスクワのギャラリーから取り寄せたカタログとカレンダー
その作品は、シャーマンを題材にしたものもありますし、非常にミステリアス。
独特の雰囲気がナムダコフの彫刻にはあります。
真珠の精、という作品はなだらかでなめらかな肩のラインや顔立ちなど、弥勒菩薩を連想させます。
戦士や動物などを描いた作品も威厳があります。
ほっとさせる作品というのとは正反対、空気が彫刻一つ一つに向かって圧縮濃密になってゆくかんじ。
向かい合っているといずまいを正せられるようなぴしっとした、
あるいはびりびり電気が伝わってくるような気配を感じます。
その作品をご覧いただける場所はないかなあと思っていたのですが、
英語で書かれて、画像が多く掲載されているいいHPをみつけました。
Hay Hill Gallery というロンドンのギャラリーのHPです。
ロシア他の現代アートを扱うギャラリーのようですね。
ナムダコフのページはこちらになります。
ttp://www.hayhill.com/docs/namdakov.html
「press」をクリックすると、ナムダコフがプーチン大統領と並んでいる写真もあります。
非常に日本人と近い顔立ち(といいますか近所にいそう)であることがおかわりいただけるでしょう。
法隆寺の釈迦三尊像は、顔がわりと面長でふっくらしておらず硬いイメージがありますが、
ナムダコフの顔はこの仏像のイメージも。
「sculpture」をクリックすると、「pearl」。
真珠の精の姿もあります。
タイなどの仏像にも通ずるようなcocoonも素敵。
彫刻作品には馬の毛なども使っているそうです。
不思議な曲線やフォルムが、エイリアンをデザインしたギーガーのテイストにも通じるような気が。
ちょっとぞくっとくるような摩訶不思議さが好きな人にはたまらないと思います。
ナムダコフの作品は日本でも所蔵されている人がいるとか。うらやましいです。
ダシ・ナムダコフ一覧はこちら
ガガーリン来日シリーズ。今回はガガーリンのサインについてです。
宇宙飛行士ガガーリンは1962年に日本を訪れました。来日その1の続きです。
新聞各紙の来日報道を見ていると
日本各地で多くの人が、生のガガーリンを見て、サインをもらっていたこと。
そして、ガガーリンはテレビ局各局に短期間で精力的に出演していたことがわかります。
今朝も薄曇りで星を見ることはできなかったのですが、6時すぎに空がピンク色に染まりました。
「もくもくした雲が鮮やかな色に輝く」というのではなく、薄ーい雲がほんのり薔薇色のオーラに染まったようなかんじ。
夕焼けってオレンジ色が強いけど、朝焼けって薔薇色を帯びたものが多い気がします。
さて、たびたびこのブログで登場している気象班のMさん。
今日も画像を2枚送ってくれました。
一枚目は地上が白い雲に覆われています。
雲をつきぬけて見える高い建物は近所にある大学です。
Mさんはガラッパチな性格なのですが、
美しいものはどんな人も詩人に変える力がありますね。
ついこのあいだ、雲の切れ間から幾筋もの太陽の光が放射状に降りる
「天使の梯子」を見たばっかりだったので
その印象が残っていたのかもしれません。
下界は一面まっしろ。明るい雲が上へと伸びているようすに
「このあいだ降りてきた天使が空の上に里帰りしているのかも」
のコメントがついて写真が送られてきました。
2枚目はこちら。
ピントを合わせていたにもかかわらずぼけているようで絵のようにみえます。
ちょうど私が6時過ぎにみた空の一角です。
ちなみにこちらは11月16日の夜明け前。
かぎろい、炎(ほむら)立つ、って言葉がぴったりかも。
藍色の下に現われる朱赤。
藍色の緞帳が上がっていってステージの華やかな赤い照明が目に飛び込んでくるよう。
「仕事が遅番で朝は10時に起きるから」「早起きだけど東側が開けていないから」etc.で
夜明け前の風景を見られない人も多いと思うのです。
でも、見られても見られなくても、その時間に眠っていても起きていても、
私たちみんなの一日は、こんな荘厳な緞帳とともに幕が開き、
祝福のように空を染める薔薇色の下でスタートしているのですね。
フィギュアスケートのグランプリシリーズ。韓国の16歳、キム・ヨナに魅了されています。
美しい色合いでうっとりするもの、の代表的なものといえば万華鏡。
鏡とその中にちりばめられた様々な色のかけらが織り成す夢幻の小宇宙に惹きつけられます。
万華鏡というと小学校の頃、理科の時間に鏡を張り合わせてつくったとか、
温泉場の民芸品やさんで買った筒をイメージされる方もいらっしゃることでしょう。
三面の鏡の中にプラスチックの切れ端が入っているような。
筒を回すと、カシャッカシャッと切れ端が動いて画像が変わるというような。
けれど、万華鏡の世界はもっともっと奥が深いのですね。
オイルの中にセットされた様々な色と形のかけら(ガラスなど)がカシャッカシャッではなく
なめらかに複雑に画像が移り変わるオイルタイプの万華鏡が王道だと思うのですが、
ゆるやかになめらかに複雑に動いてゆくその様子はずっと見ていても飽きません。
そして、筒を覗いて広がる世界だけではなく、
万華鏡の形そのものがオブジェとしてアート作品になっているのです。
私がそんな万華鏡の奥深さに触れることができたのは万華鏡作家の山見浩司さんの作品がきっかけです。
山見さんは宇宙などを題材にした万華鏡小宇宙の美しさと、
万華鏡そのもののオブジェとしての独創性で日本のみならず世界で評価されているアーティストのお一人。
プラネタリウムの星空に万華鏡を映し出すという番組を池袋のサンシャインプラネタリウム、
町田のスターホール、さらにリニュアル後のサンシャインスターライトドーム満天で叶えてくださった方でもあります。
テレビドラマ『牡丹と薔薇』のタイトルバックの万華鏡映像を創られたのも山見さん。
あー。あの美しい画像の!と思われる方も多いことでしょう。
あのタイトルバック、黒を背景に花手鞠のような二つの万華鏡があでやかでしたよね。
舞妓さんから、クマさんから・・・。
山見浩司さんのHP「LITTLE BEAR」では様々な万華鏡作品の外観&覗いて広がる小宇宙を楽しむことができます。
ぜひご覧なってみてください。
また、山見さんは万華鏡映像のDVDを出されていて、
ゆるやかな音楽にのって繰り広げられる万華鏡小宇宙を楽しむことができます。
針葉樹のような深緑、エメラルド色、新緑のような若草色を基調にしたForestという作品も美しくてお薦めです。
その山見浩司さんの作品展が来週青山で開催されます。
今回は10年開催してきた万華鏡教室の生徒さんの作品も展示されるのだとか。
万華鏡 山見浩司となかまたち展は 2006年11月21日(火)から11月26日(日)まで。
11時より18時30分(最終日は17時まで)
アートスペースリビーナ 港区北青山3-5-25 表参道ビル4F
TEL 03-3401-2242 詳細は山見さんのHPをご覧くださいませ。
今朝はいつもより早く起きてベランダでずっと空を眺めていました。
しし座流星群が見られるかなあと思って。
私自身の体験では思い出深いのは98年、栃木の山で満天の星の下で眺めた時。
空のどこを見ても降ってくるから、私が目を向けている方向に見えなくても
、別の方向の空を見ていた友達が「あっ」って声をあげていたり。
4人で行ったのですが、「あっ」「あっ」の声の連続。
客席からステージへ白い紙テープを投げるみたいに放物線を描いて、
空の端から端へ、すぅーと白い長い線が何本も走った光景や流星痕の緑色。
今でも瞳の奥に焼きついています。
2001年は東京のど真ん中(ともいえないけれど三軒茶屋で)で見られたことが大感激。
東京でみえるわけがない、『だめもと』と自宅を出たところの駐車場で近所の人たちと空を仰ぎました。
瓦屋根。桜の木。近所の人の車。電柱と看板。見慣れた日常風景の上に、流星群という大現象が見られることが不思議でした。
さて、今朝は時計の文字盤の12と1の間に立っていた「おおいぬ」が、2と3の間に斜めになるまでの間、ベランダで空を眺めました。
無風で雲もなく絶好の星日和。
見える星をスケッチしながら、点呼をとってみます。
オリオン座の三ツ星の下の小三ツ星も見えるか。
三ツ星の一番左側の星の斜め下にちょこんとある泣きぼくろのような星は見えるかetc.
冬の大三角の内側はほとんど闇だけのエリアだし、
『満天の星空に覆われている』という空にはほど遠いのですが、ベランダからの星空としては最大の星の見え方です。
といっても、建物の上のひさしが邪魔してふたご座や牡牛座など高い位置にある星はみえません。
冬のダイヤモンドもみえません。見える空のエリアはごく一角。
車で20分も走れば、もっと暗く視界が開けたところで夜空全体を眺められるはず。
それでもベランダで1個見る流れ星は、
毎日ベランダに出るたびに思い出せて1個を何倍も楽しめるのが魅力的。とベランダでウオッチング。
4時40分過ぎに、東南東の家の屋根の上に逆三日月(旧暦28日)が顔を出しました。
月の影の部分が地球からの光で照らされている「地球照」が幻想的でした。
黄色く光る月のお皿の上に半透明の黒真珠が乗っているように見えました。
5時2分ごろは南から月のそばをとおって左(ベランダの東側)に見切れるように
人工衛星のオレンジ色(国際宇宙ステーション?)が横切っていきました。
(黄色い矢印から左下に続く点が軌跡です)
そして5時8分頃、やっと、しし座流星群を1個見ました!
シリウスのすぐ右(西側)に。
冬の大三角のプロキオンとシリウスを結んだ辺とほぼ平行に白い線が走りました。
その長さは、プロキオンとシリウスを結んだ線の70%ぐらいとなかなか見事なもの。
私が今朝きちんと確認できたのは1個だけ。でも大満足(*^。^*)
(2015.1.28追記。ステラナビゲータ10を最近は活用しています。
過去の特定の星空もシミュレーションできるのでこの2006年11月18日もセットしてみました。
感激です。写真にも残していないこの日の「眺め」を再現できるのですから。
11月18日の画像はすべてステラナビゲータで再現してみたものです。)
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19歳以降の私の固定観念を一番変えてくれた人、
そして今なお、変えつづけてくれる人というと古典文学研究家の大塚ひかりさん。
学生時代に民俗学のサークルで出会ってからの縁が続いています。
大塚さんは、源氏物語をはじめとする様々な古典文学や古典作品を通じて感じられる当時の人々の考え方生き方を研究。
独自の視点で綴っている作家です。
平成の世になった時に「平成は平安だ」と語っていらしてその視点になるほど!と思ったのですが、
枠に囚われない発想と洞察力をいつも感じます。
年齢があがってくると、社会の中でのキャラも変わってきます。
妹キャラからお姉さんキャラ、お局キャラ、姐御キャラ、おふくろキャラetc.。
かなしいかな。妹キャラではしゃぎ、甘えていられる場が少なくなってきました。
かといって姐御キャラって柄でもないし。複雑なお年頃。
そんなころ大塚ひかりさんのオバサン論を読んでみたのです。
それで感じたこと、世の中はオバの時代だと。
世界はオバを待っていると。
orzってご存知ですか。
「最近ネットの書きこみでよくみかけるんだけど、意味わからないのよね。
落ち込んでいる場面で使われているようなんだけど」という方から、
「よく使っているよ」という方までいらっしゃることでしょう。
orz は ○| ̄|_ と同じニュアンス。
落ち込み、手をつきひざまづいてうなだれている様子を表したものですね。
文字や記号を使った顔文字ってきっと日本が世界に誇れる文化だと思います。
欧米でも :-) こんな風なスマイルマークはありますが、
日本の顔文字の豊かさにはかなわないでしょう。
(*´Д`*) (・д・) などでおなじみのдはロシア語のデー。
英語のDにあたる文字。
(`・ω・´) のωはギリシャ文字のオメガですね。
ロシア人もギリシャ人も自分たちが使っている文字が、
日本で、口や鼻を現すものに思われて、いろんな人の携帯の中にあるなんて想像もしていないのでしょう。
日本でなぜ凝った顔文字が次々生まれているか。
その発端は、あれにあると思います。
あれとは、へのへのもへじ。
へ へ 「じ」はかけなくて「へのへのもへ」に
の の なってしまいましたが
も 傑作ですよね。
へ 誰がいったい考えたのでしょう。
私が高校生の頃、流行ったのが「へめへめくこひ」です。
へ へ おなじく「ひ」がなくて、「へめへめくこ」
め め になりまりましたが、
く つぶらな瞳で可愛いですよね。
こ
さて、なぜ顔文字のお話かといいますと、
誠文堂新光社の2006年版藤井旭の天文年鑑(¥683)を見ていたら顔文字を発見してしまったからです。
それは巻末の全天星図(p114)。
オリオン座のところ。
● ● こんな風になっていて、イヌの顔に見えるんです。
・ ・ ←比率がうまくいかず可愛くないですが、本では可愛いです。
ω 左側の●がベテルギウス、三ツ星はωの下になります。
こんなところに顔文字が~と思ってから、
他のページをみているとP115にも。
ペルセウス座という文字の右に、 δ σ
・
こんな星と文字の配置があってキュートな女性の顔に見えます。
人は何かに別の形をあてはめてしまう本能があるのかも。
その代表的なものが「星座」といえるでしょう。
オリオン座の三ツ星とそれを囲む4つの星は「鼓星」という和名があります。
確かに星をつなぐと和楽器の鼓に見えます。
あの星と星をつないだたらこんな風に見えた、と発見した人がいて、
まわりの人が「たしかにそう見える」と賛同して・・・。
ある形を別の何かにみたてる楽しさが星座を生み出したのかもしれませんね。
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今日、仕事で神保町にいきました。
神保町って大好きです。
古本屋さんがいっぱいあって、なによりもロシア料理のレストラン「ろしあ亭」があるから。
この町を訪ねる時は必ず、ろしあ亭をセットに組みます。
きのこのつぼやきから、
アジカという独特の辛くておいしいソースでいただくシャシリク、
ボルシチ、すべておいしいのですが、
私は特にセリオトカというにしんの前菜が大好きです。
セリョートカとはロシア語でにしんのこと。
本当は一週間に一度は食べたいくらいなんです。
(詳細は私の食べ物ブログ「おいしくってしあわせ」のこちらで)。
そして、仕事先に行く道中、古本屋さんをちらりと覗いてみました。
ガガーリンに関する古いグラフ雑誌とかないかなあと。
それはみつからなかったのですが、小宮山書店の中に入ったら、
4階に「武井武雄」コーナーの文字が。
武井武雄のレトロモダンのイラスト大好きなんです。
以前、武井武雄の特集本を読んだ時、
モスクワを題材にした絵本みたいなものがあると紹介されていたのを思い出し、
それがあったら!と思って4階へあがると。
鍵のついたケースの中に武井武雄の作品がいっぱいありました。
どれも、出版社が何万部も刷るという一般的な図書ではなくて、
木版画だったり、布に描かれたものだったり、
300部とか400部ぐらいの単位で発表されたものばかり。
『モスクワの月夜』もありました。
手にとって中もみさせていただいて、すぐに虜。
思い切って買ってしまいましたっ!
冬物のジャケット一着分ぐらいの価格だったでしょうか。
(これが『武井武雄刊本作品78 モスクワの月夜』。
その下は私の宝物、武井武雄挿絵の『九月姫とウグイス』です。
小さな、何ページか足らずの作品ですが、
武井武雄の描くレトロな絵は、
おとぎ話に出てくるような葱坊主屋根のモスクワの寺院のテイストにぴったり。
武井武雄自身がロシア語も書いているんですよ。
武井武雄のファンであり、ロシアのファンである私が手に入れずに我慢できましょうか。
でも、独り占めしているのはもったいないので、
私のまわりで見たいと言う方はぜひおっしゃってくださいね。
(っていいますか、ぜひぜひお披露目したくって)。
お会いする時にいつでも持参しますので。
わかりづらいかもしれませんが、
直筆サインもロシア語の筆記体で書かれています。
詩人堤江実さんのファンです。
作品だけではなく、一人の女性としてこんな風に年を重ねていけたらいいなと思う憧れの女性です。
私が担当してましたプラネタリウムでのヒーリングプログラム「スターライトヒーリング」では、
アーティストの方に構成、音楽すべておまかせしたこともあります。
渋谷・五島プラネタリウム時代だったので6年以上前のことですが、
光栄にも、堤江実さんにもこの形でおこなっていただきました。
満天の星の下での堤江実さんによる詩の生朗読。
音楽は堤さんがコンビを組んでいらっしゃる佐藤より子さんによる選曲、という番組。
至福のひとときを創りだしてくださいました。
その堤江実さんがポエトリーリーディングのワークショップを開催されています。
以前から興味があったのですがタイミングが合い11月11日の一日ワークショップに参加しました。
プラネタリウムでのヒーリング番組を担当させていただいてきた中で、
一番感じたことのひとつが「声の力」です。
私のシナリオをナビゲーターの方が、
プラネタリウムのドーム後方のコンソールという小さな空間で語ってくださるわけです。
上映館でスタイルは違っていましたが、
週に一度、ナビゲーターの生語りに触れていられた時、
「人を一番癒せるのは人の声」と強く感じました。
考えてみたら、私たちは生まれる前から、
「声」を通じてこの世界に触れていたのですよね。
お母さんの胎内で、自分に語りかけ、
誕生を心待ちしてくれている家族の声を聞きながら育ってきたのですよね。
この世に生を受けてからも、泣いたりぐずったりした時にあやしてくれるのは
お母さんをはじめとするまわりの人の声。
だからこそ。
胎内ようなほのぐらさに包まれた丸みのあるプラネタウムの空間で、
人間の声が心に一番届くのは自然の摂理なのかもしれません。
昨日11月9日は朝4時45分頃に星はほとんどみえなかったのですが、
その後、東から東南にかけての空が目の醒める美しさに。
例によって気象班のMさんによる写真です。
ちょっとぶれていますが、コントラストの効いたグラデーションになっています。
この赤をみると、ユーミンの歌「水平線にグレナディン」を思い出します。確
か、夕暮れの空の下の方に見える濃い赤い色をグレナディンシロップにみたてたんでしたよね。
グレナディンはザクロのシロップ。
↑空の一番下が、カクテルグラスの底に溜まったグレナデンシロップのよう。
天にそびえる大きなマドラーで空をかきまぜてみたくなります。
その後姉からは日の出の写真が送られてきたのですが、
日一日と日の出の時間が遅くなり、
昇る位置も南よりになっているのがわかります。
9月15日には5時30分頃、高い建物のところから朝日が昇っていました。
10月12日は5時55分頃、高い建物より少し右側から朝日が昇っていました。
(10/13のブログをご覧下さいませ)。
11月9日は同じ構図だと朝日は完全に右端になり、左端の高い建物と同じ構図に収めるのはぎりぎり、となっています。
昨日は、夕方も西の空が同じようなグラデーションになって、朝も夕もグレナディンの空を楽しみました。
これも早起きしているせいです。やった~(^o^)丿
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ガガーリンは人類初の有人宇宙飛行を成功させた翌年の1962年に来日しています。
その時の記録を各新聞の記事からまとめてみました。
国立国会図書館で閲覧したのは、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、それからアカハタの1962年当時の縮刷版です。
実はアカハタが一番報道が詳しかったのです。
これはこの来日そのものが日ソ協会の招待によることがあるのでしょう
(アカハタでは訪日前の1962年5月16日から“ようこそガガーリン”という特集も連載しています)。
なおさら、日ソ協会と縁が深かった日ソ図書館(現:日本ロシア語情報図書館)所蔵の
ガガーリンの本のサイン(ガガーリン12参照)が直筆に間違いないことを確信させます。
今朝は久しぶりの星日和。
朝いちで南側のベランダに出てみると、
ついこのあいだまで視界の中央にいたシリウスが西の端の方にいました。
昼間の街では色づきはじめた桜の木や銀杏に秋の深まりを感じますが、
朝は、シリウスのみえる位置が西側に動いていることに冬の訪れを感じます。
ベランダのへり沿いに植物の鉢を置いているせいもあって、
身を乗りださないと若干高度があるオリオン座のベテルギウスまでは見えないのですが、
おおいぬ座はコンディションよく見えます。
イヌの姿もばっちり。そして今日ははじめて、とも座のいくつかの星が見えて、感激。
私が住んでいるエリア。
微妙な星の見え具合が最高です。
満天の星が見えない分、あそこにぽつんとある星は何座の星かなと、
なじみのある星座の位置と照らし合わせて、星を推測する楽しみがあります。
日によって見えたり見えなかったりする微妙な星があるのは、見えた時にラッキーと思えるというおまけ付き。
朝の新鮮な空気の中に身を置くと、私自身が、サラダに入れるために水にさらした野菜とか、朝摘みレタスになった気分。
細胞のひとつひとつまで新鮮な水分が行き渡ってシャキシャキって身体がなる気がするのもいいんですよ。
なーんて言っていられるのもいまのうち。
南関東は温暖とはいえ、冬は夜明けの気温が10度以下になるのですから(^_^;)。
これからの朝の定点観測。レタスどころか、ゆでたあと氷水につけて、身がひきしまったイカみたいな気分になるのも時間の問題
・・・かしら。
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5月27日でのブログをはじめ、「今日も星日和」の中でたびたびご紹介させていただいてる
ピアニスト&コンポーザーのこせのりこさん。
私が選曲を担当しているプラネタリウム番組の音楽にこせさんは欠かせないアーティストの一人です。
その、こせのりこさんがニューアルバム「forest」を11月22日に発売。
「forest」。
武田双雲氏によるジャケット題字の力強さといい、
アルバム紹介の「癒し系にとどまらず、強く激しい感情も表されている」という言葉といい、
やわ、じゃないところがいいですね。
牡丹雪が音もなく心にしんしんと降り積もるような世界とほとばしるような、
ぐぐっとひりひりとする世界が織り交ぜられているのではないかと思います。
このニューアルバム「forest」リリース記念コンサートが11月27日にあります。
私も当日運営スタッフの一人としてお手伝いさせていただきます。
概要は以下の通り。
ぜひ、深まる秋の一日、原宿のアコスタジオでこせのりこさんのコンサートを楽しまれてはいかがでしょうか。
巨勢典子ピアノコンサート ~ピアノの森vol.6~
ニューアルバム「forest」リリース記念
日時/11月27日(月) 開場18:30 開演19:00
会場/アコスタジオ 渋谷区神宮前1-23-27(最寄り駅:JR原宿駅)
TEL:03-3408-4541
料金/前売 4,000円(税込) 当日 4,500円(税込) 全席自由
ゲスト/諸岡由美子(チェロ)
星と楽しむ音楽INDEXはこちら
フィギュアスケートのグランプリシリーズがはじまりましたね。
一昨日スケート・カナダを見終わったところですが、
その前の初戦スケートアメリカで感動したことをファンの贔屓目、ではありますが書かせていただきます。
スケアメでは、浅田真央のショートプログラムと安藤美姫の復活に心打たれました。
「今日も星日和」というブログを始めてから8ケ月あまり経ちました。
HPやブログを読ませていただくだけの立場だった私が、
発信する側にもなって、感じるようになったことがあります。
それはネットやブログの世界と星空って似ているなあということ。
世界はともかく、日本全国でいまどれだけの数のブログが存在するのでしょう。
ブログの一番の面白さって、日常では接点のない人(住んでいる場所や年齢、環境が違っていて)と出会える。
そして、つながれるということではないでしょうか。
私も友人知人とリンクさせていただいているだけではなくて、
現実の生活ではお会いしたことのない、
互いの本名や顔を知らない方のブログともリンクさせていただいています。
この「リンク」って星と星を結ぶ星座絵の線のようだなあと思うのです。
「見かけの大きさ」って言葉がありますよね。
たとえば、月の大きさは太陽の約400分の1ですが、
太陽に比べはるかに地球に近いところにあるため、月と太陽がほぼ大きさに見えるということ。
「見かけの明るさ」もあります。
一等星、二等星という星の等級も、地球から私たちが眺めた明るさでランクされたもの。
当然、近くの星より遠くの星の方が暗くみえるわけで、
みかけの等級と、その恒星自体の明るさを示す絶対等級は異なるわけですね。
それと同じように、「見かけの近さ」(こんな言い方は普通されませんが)もあるわけです。
星と星が寄り添ってみえる二重星の中に、
たまたま地球から見た角度だと、そばにあるように見えるものもあります。
たとえば、北斗七星のミザールとアルコル。
実際には距離が離れていますが、
地球からのアングルで二重星に見えている「見かけの二重星」。
ミザールとアルコルはお互いがペアにされているなんて思ってはいないのかもしれません。
他の星たちも、宇宙の何万光年彼方にあるひとつの青い惑星・地球のアングルからどう見られるかなんて意識していないわけで・・・。
地球上の私たちが親しんでいる星座のことを、もし、銀河系の星たちが知ったら
「僕と、あそこにある星が線で結ばれてギリシャの神々の姿や動物の星座絵の一部にされているの?」
「こっちの星は僕と同じ星座区分で、こっちの星は別の星座区分で、こんなところに勝手に境界を引かれているの?」
なんて、びっくりするかもしれません。
地球目線では近くに見えて、星と星が星座絵の線で結ばれている。
でも、別の視点から見ると距離はある。
というのと同様に、私とどなたかのブログ同士がリンクでつながっても、
実生活では関東と沖縄という距離だったりするわけです。
ネット内での近さと実生活の距離は別物。
逆に、ブログ同士が線で結ばれているなんて気づかないで、
現実の生活の方が実は近くで暮らしている人、
スクランブル交差点ですれ違っている人もいらっしゃるかもしれません。
たとえ実生活での距離は離れていても、
趣味が同じとか、音楽の趣向が一緒とか、心が近い人同士が結ばれるのは素敵なこと。
地球目線で成立した二重星ミザール&アルコルのように、
<心の共通項目線>でペアを作っている二重星仲間ブログはいっぱいあるのかもしれません。
ネットという宇宙に存在するたくさんのブログ。
無秩序(どこかに所属するということではなくて自由意志でアトランダムに発生するという意味で)に生まれるブログが、
<記事を書く>という光を発信し続けているうちに、リンクという線で結ばれてゆく。
それが、星空っぽいな、なんて思うのです。
ブログが星空に近いと思った要素はもうひとつあります。
それは、ブログが生まれてから気づかれるまでに時差があるということ。
誰かが今日ブログを立ち上げても、すぐに、ヤフーとかグーグルの検索でヒットするわけではないのですね。
それがわかったのは私自身がブログを立ち上げて、最初の記事をアップした時。
自分のブログがちゃんと存在しているのか確かめようと、
検索エンジンで自分のブログを検索してみたのですが、
私の記事もブログそのものもヒットしなかったのです。
質問コーナーを辿ってみて、
<ブログは誕生と同時に検索に反映されるものではない>
<検索エンジンに反映されるためには、記事を通常15個以上書くか、立ち上げてから1ケ月ぐらいはかかる>
ということを知ったのでした。
案の定私も記事を15個かいて3週間ぐらいたってからヤフーの検索などにでてくるになりました。
つまり、私が今日、「ロシアにシベリアというお菓子はあるのか」
ということに取り組んだブログを探していて、
どなたかが、今日、「ロシアにシベリアというお菓子はあるのか」というブログを誕生させたとしても、
私は今日、そのブログの存在に気づけないのです。
たぶん発見できるのは11月下旬以降。
ブログは誕生してから、そのブログがネット上にあるということを私たちが知るまでに時差がある。
それは、星の世界そのもの。
はるかかなたの星から届く光はすべての過去のもの。
光が届くのに時間がかかるから。
それゆえ、今誕生したばかりの星の光はまだ私たちのところに向かっている最中で、
私たちは知ることができないわけです。
明日はじめて光をキャッチできる星があるように、
明日はじめて、検索エンジンでキャッチできるブログがある。
そう考えると、明日どんな光に出会えるのか毎日楽しみになります。
1)離れたところに存在するものが、星座絵の線のようにつながるということ。
2)誕生してから、その存在を私たちが知るまでに時差があるとうこと。
この二つの要素で「ブログと星空って似ているなあ」と思ったわけですが、
<ブロゴスフィア(blogsphere)>という言葉があることを知りました。
Blog(ブログ)とsphere(球体・天体)という言葉を組み合わせた造語で、
「ブログ圏」とか、無数のブログで構成されている空間、みたいな意味のようですね。
日経BPによる、「デジタルARENA」の2006年3月14日の記事
(ttp://trendy.nikkeibp.co.jp/article/col/20060310/115781/)が面白いです。
<ブロゴスフィアをプラネタリウムのように覗いてみよう>というタイトルで、
So-netのブログ・キーワード・ビジュアライザー)について書かれています。
このソフトウエアを機動させると、
ひとつのキーワードを元にブログ同士がつながっていく様子を視覚的に把握できるそうですが、
この記事ではいくつかの画像を載せながらその様子を<プラネタリウムの星座のよう>と表現しています。
確かに画面にちらばる無数の丸があちこちで線で結ばれている様子は、
まさに星座盤の星空のよう。
このビジュアライザーは、ブログ一つ一つを線で結ぶというよりも、キ
ーワードでのつながりが形になっているようなのですが、
やっぱり、ブログの世界は星空のようだったか~なんて興味深く拝見しました。
星やプラネタリウムINDEXはこちら
10月31日、仕事を済ませたあと、ディズニーランドに友達と行ってきました。
31日まで開催の「ディズニー・ハロウィン」。
最終日は、ディズニーキャラクターになりきる全身仮装がOKの日、ということで平日にもかかわらず大賑わい。
午後をかなり上回ってからの入園でしたが、閉園時間の22時までたっぷりと楽しめました。
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