武井武雄とモスクワとろしあ亭
今日、仕事で神保町にいきました。
神保町って大好きです。
古本屋さんがいっぱいあって、なによりもロシア料理のレストラン「ろしあ亭」があるから。
この町を訪ねる時は必ず、ろしあ亭をセットに組みます。
きのこのつぼやきから、
アジカという独特の辛くておいしいソースでいただくシャシリク、
ボルシチ、すべておいしいのですが、
私は特にセリオトカというにしんの前菜が大好きです。
セリョートカとはロシア語でにしんのこと。
本当は一週間に一度は食べたいくらいなんです。
(詳細は私の食べ物ブログ「おいしくってしあわせ」のこちらで)。
そして、仕事先に行く道中、古本屋さんをちらりと覗いてみました。
ガガーリンに関する古いグラフ雑誌とかないかなあと。
それはみつからなかったのですが、小宮山書店の中に入ったら、
4階に「武井武雄」コーナーの文字が。
武井武雄のレトロモダンのイラスト大好きなんです。
以前、武井武雄の特集本を読んだ時、
モスクワを題材にした絵本みたいなものがあると紹介されていたのを思い出し、
それがあったら!と思って4階へあがると。
鍵のついたケースの中に武井武雄の作品がいっぱいありました。
どれも、出版社が何万部も刷るという一般的な図書ではなくて、
木版画だったり、布に描かれたものだったり、
300部とか400部ぐらいの単位で発表されたものばかり。
『モスクワの月夜』もありました。
手にとって中もみさせていただいて、すぐに虜。
思い切って買ってしまいましたっ!
冬物のジャケット一着分ぐらいの価格だったでしょうか。
(これが『武井武雄刊本作品78 モスクワの月夜』。
その下は私の宝物、武井武雄挿絵の『九月姫とウグイス』です。
小さな、何ページか足らずの作品ですが、
武井武雄の描くレトロな絵は、
おとぎ話に出てくるような葱坊主屋根のモスクワの寺院のテイストにぴったり。
武井武雄自身がロシア語も書いているんですよ。
武井武雄のファンであり、ロシアのファンである私が手に入れずに我慢できましょうか。
でも、独り占めしているのはもったいないので、
私のまわりで見たいと言う方はぜひおっしゃってくださいね。
(っていいますか、ぜひぜひお披露目したくって)。
お会いする時にいつでも持参しますので。
わかりづらいかもしれませんが、
直筆サインもロシア語の筆記体で書かれています。
« 堤江実さんによるポエトリーリーディングのよろこび | トップページ | 世界に誇る顔文字文化 »
「 ロシア」カテゴリの記事
- 高橋真琴さんとロシア(2018.12.02)
- Bunkamuraザ・ミュージアムで開催の「ロマンティックロシア」に行きました(2018.12.01)
- フェイラーのワールドトリップシリーズ(その1)ロシアをモチーフにしたタオルが最高!(2018.09.16)
- 藤城清治さんとロシアの関係(2016.12.05)
- ロプーヒナ(その3)レフ・トルストイとの関係(2015.05.21)
コメント