山見浩司さんの万華鏡展があります
美しい色合いでうっとりするもの、の代表的なものといえば万華鏡。
鏡とその中にちりばめられた様々な色のかけらが織り成す夢幻の小宇宙に惹きつけられます。
万華鏡というと小学校の頃、理科の時間に鏡を張り合わせてつくったとか、
温泉場の民芸品やさんで買った筒をイメージされる方もいらっしゃることでしょう。
三面の鏡の中にプラスチックの切れ端が入っているような。
筒を回すと、カシャッカシャッと切れ端が動いて画像が変わるというような。
けれど、万華鏡の世界はもっともっと奥が深いのですね。
オイルの中にセットされた様々な色と形のかけら(ガラスなど)がカシャッカシャッではなく
なめらかに複雑に画像が移り変わるオイルタイプの万華鏡が王道だと思うのですが、
ゆるやかになめらかに複雑に動いてゆくその様子はずっと見ていても飽きません。
そして、筒を覗いて広がる世界だけではなく、
万華鏡の形そのものがオブジェとしてアート作品になっているのです。
私がそんな万華鏡の奥深さに触れることができたのは万華鏡作家の山見浩司さんの作品がきっかけです。
山見さんは宇宙などを題材にした万華鏡小宇宙の美しさと、
万華鏡そのもののオブジェとしての独創性で日本のみならず世界で評価されているアーティストのお一人。
プラネタリウムの星空に万華鏡を映し出すという番組を池袋のサンシャインプラネタリウム、
町田のスターホール、さらにリニュアル後のサンシャインスターライトドーム満天で叶えてくださった方でもあります。
テレビドラマ『牡丹と薔薇』のタイトルバックの万華鏡映像を創られたのも山見さん。
あー。あの美しい画像の!と思われる方も多いことでしょう。
あのタイトルバック、黒を背景に花手鞠のような二つの万華鏡があでやかでしたよね。
舞妓さんから、クマさんから・・・。
山見浩司さんのHP「LITTLE BEAR」では様々な万華鏡作品の外観&覗いて広がる小宇宙を楽しむことができます。
ぜひご覧なってみてください。
また、山見さんは万華鏡映像のDVDを出されていて、
ゆるやかな音楽にのって繰り広げられる万華鏡小宇宙を楽しむことができます。
針葉樹のような深緑、エメラルド色、新緑のような若草色を基調にしたForestという作品も美しくてお薦めです。
その山見浩司さんの作品展が来週青山で開催されます。
今回は10年開催してきた万華鏡教室の生徒さんの作品も展示されるのだとか。
万華鏡 山見浩司となかまたち展は 2006年11月21日(火)から11月26日(日)まで。
11時より18時30分(最終日は17時まで)
アートスペースリビーナ 港区北青山3-5-25 表参道ビル4F
TEL 03-3401-2242 詳細は山見さんのHPをご覧くださいませ。
« ベランダでしし座流星群みました | トップページ | キム・ヨナ---浅田真央と対をなす逸材 »
「 色 うっとり」カテゴリの記事
- ビオラシリーズ(その15)夏の花、ロベリアが12月も健在! 青系ビオラと。(2024.12.21)
- ビオラシリーズ(その14)舗道のパンビオのたくましさとガウラ(2024.12.14)
- モネ展~睡蓮のとき~に行きました(その2)粗いタッチが白内障の影響だとしても、作品に魅せられます(2024.12.08)
- モネ展~睡蓮のとき~に行きました(その1)青~紫、モスグリーン~ライムグリーンの神秘的な色合いにうっとり(2024.12.08)
- ビオラシリーズ(その13)キャンディみたいなビオラ、Kim×ROKA(2024.12.01)
万華鏡って素敵ですね。
宇宙って感じで。
あれを覗くと幼い時代にワープする感じです。
投稿: ポポ手 | 2006年11月21日 (火) 21:24
ポポ手さん。
万華鏡って飽きないですよね。
本当に宇宙を感じますよね。わずか目の先の30cmぐらいのところにあるはずなのに、無限に広がってみえるのが不思議ですよね。
投稿: emi | 2006年11月21日 (火) 22:19