天使の里帰り
今朝も薄曇りで星を見ることはできなかったのですが、6時すぎに空がピンク色に染まりました。
「もくもくした雲が鮮やかな色に輝く」というのではなく、薄ーい雲がほんのり薔薇色のオーラに染まったようなかんじ。
夕焼けってオレンジ色が強いけど、朝焼けって薔薇色を帯びたものが多い気がします。
さて、たびたびこのブログで登場している気象班のMさん。
今日も画像を2枚送ってくれました。
一枚目は地上が白い雲に覆われています。
雲をつきぬけて見える高い建物は近所にある大学です。
Mさんはガラッパチな性格なのですが、
美しいものはどんな人も詩人に変える力がありますね。
ついこのあいだ、雲の切れ間から幾筋もの太陽の光が放射状に降りる
「天使の梯子」を見たばっかりだったので
その印象が残っていたのかもしれません。
下界は一面まっしろ。明るい雲が上へと伸びているようすに
「このあいだ降りてきた天使が空の上に里帰りしているのかも」
のコメントがついて写真が送られてきました。
2枚目はこちら。
ピントを合わせていたにもかかわらずぼけているようで絵のようにみえます。
ちょうど私が6時過ぎにみた空の一角です。
ちなみにこちらは11月16日の夜明け前。
かぎろい、炎(ほむら)立つ、って言葉がぴったりかも。
藍色の下に現われる朱赤。
藍色の緞帳が上がっていってステージの華やかな赤い照明が目に飛び込んでくるよう。
「仕事が遅番で朝は10時に起きるから」「早起きだけど東側が開けていないから」etc.で
夜明け前の風景を見られない人も多いと思うのです。
でも、見られても見られなくても、その時間に眠っていても起きていても、
私たちみんなの一日は、こんな荘厳な緞帳とともに幕が開き、
祝福のように空を染める薔薇色の下でスタートしているのですね。
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