山見浩司さんとなかまたち
日曜日は11月18日のブログでご紹介した万華鏡 山見浩司となかまたち展に行ってきました。
最終日、大勢の人でにぎわっていました。
山見さんの作品は、オブジェとしても愛らしく美しい「舞妓」他が展示されていました。
瑠璃色を基調としたステンドグラスのような荘厳な作品もありました。
二つの円盤のようなものがオブジェクトとなり、
その二つの円盤を回すことで、筒のむこうに繰り広げられる世界がつぎつぎとかわるのですが、
それぞれの盤の色がどう重なるかで生まれる色合いの深みがとても綺麗でした。
そして、もう一度拝見できるかしらと楽しみにしていたのが、
昨年赤坂で開催された時に覗いた薔薇色の万華鏡。
薔薇色の朝焼けの空のようなマーブル模様の外観だけでもうっとりなのですが、
その万華鏡を覗くと、中もピンク色を中心とした華やかな世界が広がっているのです。
今このブログに取り掛かる前に、11月27日の「のだめカンタービレ」の録画を見ていたためか、
のだめのセリフとして出てきた「モーツァルトはピンク色のイメージ」という言葉を思い出しました。
そう。まさにあの薔薇色の万華鏡は、ピンク色のモーツァルトが聴こえてくるような華やぎオーラの世界でした。
生徒さんの作品もみんな素晴らしかったです。
生徒さんといっても、若い方から熟年の方までいろんな分野で活躍されたりさまざまな経験をもっていらっしゃる方々。
それぞれの方のイマジネーションから生まれた作品。
ご結婚されたばかりなのでしょうか。二人で眺めることができる万華鏡がありました。
そしてその素材も花嫁がブルーの小物を身につけると幸せになれるということからなのでしょう。
水色のリボンや白いレース。可憐な作品でした。マトリョーシカ型の万華鏡もありました。
私も作ってみた~いと思ってしまったのは、布の万華鏡です。
いろんな柄の布をパッチワークのように細長い輪にされたものを覗き穴の向こう側でたぐるように動かして楽しむ作品です。
小さい頃の幻灯機を思い出すようななつかしさ。
紙に印刷された絵でなくて、布に描かれた絵柄ということがポイントなのかもしれません。
布とフエルトが醸し出すあたたかさが伝わってきます。
サンタやいちごの柄、雪の結晶、いろんな柄模様が目の前で次々変わっていく様子がとても楽しかったです。
万華鏡にいろんな種類があることや技術をきっと山見先生から教わって、
そしてそこにご自身の今までのご趣味やアイデアを加えてそれぞれの作品が生まれているのでしょう。
お一人お一人のつくる万華鏡が十人十色ということ。
それはイマジネーションが十人十色ということ。
私たち一人一人こそが、無限に広がる世界を内側に持つ万華鏡なのかもしれません。
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