ベランダでしし座流星群みました
今朝はいつもより早く起きてベランダでずっと空を眺めていました。
しし座流星群が見られるかなあと思って。
私自身の体験では思い出深いのは98年、栃木の山で満天の星の下で眺めた時。
空のどこを見ても降ってくるから、私が目を向けている方向に見えなくても
、別の方向の空を見ていた友達が「あっ」って声をあげていたり。
4人で行ったのですが、「あっ」「あっ」の声の連続。
客席からステージへ白い紙テープを投げるみたいに放物線を描いて、
空の端から端へ、すぅーと白い長い線が何本も走った光景や流星痕の緑色。
今でも瞳の奥に焼きついています。
2001年は東京のど真ん中(ともいえないけれど三軒茶屋で)で見られたことが大感激。
東京でみえるわけがない、『だめもと』と自宅を出たところの駐車場で近所の人たちと空を仰ぎました。
瓦屋根。桜の木。近所の人の車。電柱と看板。見慣れた日常風景の上に、流星群という大現象が見られることが不思議でした。
さて、今朝は時計の文字盤の12と1の間に立っていた「おおいぬ」が、2と3の間に斜めになるまでの間、ベランダで空を眺めました。
無風で雲もなく絶好の星日和。
見える星をスケッチしながら、点呼をとってみます。
オリオン座の三ツ星の下の小三ツ星も見えるか。
三ツ星の一番左側の星の斜め下にちょこんとある泣きぼくろのような星は見えるかetc.
冬の大三角の内側はほとんど闇だけのエリアだし、
『満天の星空に覆われている』という空にはほど遠いのですが、ベランダからの星空としては最大の星の見え方です。
といっても、建物の上のひさしが邪魔してふたご座や牡牛座など高い位置にある星はみえません。
冬のダイヤモンドもみえません。見える空のエリアはごく一角。
車で20分も走れば、もっと暗く視界が開けたところで夜空全体を眺められるはず。
それでもベランダで1個見る流れ星は、
毎日ベランダに出るたびに思い出せて1個を何倍も楽しめるのが魅力的。とベランダでウオッチング。
4時40分過ぎに、東南東の家の屋根の上に逆三日月(旧暦28日)が顔を出しました。
月の影の部分が地球からの光で照らされている「地球照」が幻想的でした。
黄色く光る月のお皿の上に半透明の黒真珠が乗っているように見えました。
5時2分ごろは南から月のそばをとおって左(ベランダの東側)に見切れるように
人工衛星のオレンジ色(国際宇宙ステーション?)が横切っていきました。
(黄色い矢印から左下に続く点が軌跡です)
そして5時8分頃、やっと、しし座流星群を1個見ました!
シリウスのすぐ右(西側)に。
冬の大三角のプロキオンとシリウスを結んだ辺とほぼ平行に白い線が走りました。
その長さは、プロキオンとシリウスを結んだ線の70%ぐらいとなかなか見事なもの。
私が今朝きちんと確認できたのは1個だけ。でも大満足(*^。^*)
(2015.1.28追記。ステラナビゲータ10を最近は活用しています。
過去の特定の星空もシミュレーションできるのでこの2006年11月18日もセットしてみました。
感激です。写真にも残していないこの日の「眺め」を再現できるのですから。
11月18日の画像はすべてステラナビゲータで再現してみたものです。)
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