初冬の「こどもの国」
今週の月曜日はこのそばで仕事だったため、お昼は横浜青葉区にあるこどもの国でサンドイッチランチをしました。
「こどもの国」っていうと遊具が並んだ遊園地みたいな場所で大人が訪ねる所でない、なんて思われる方もいるかもしれませんが、大部分が自然を生かした空間。里山歩きを楽しめる最高のお散歩スポットなんです。
実は、私は「こどもの国」の年間パスポートを持っています。
年パスの最高峰っていうとディズニーランドやシーかなと思うのですが、
これらは一年間有効で大人は4万5000円
(両パーク有効ですと7万5000円。注:2006年12月15日現在)
ところが、こどもの国の年パスは平日のみ有効のウィークデーパスポートですと、
なんと大人でわずか3000円。
大人の1回の入園料が600円なので5回いけばもとがとれるのです。
初冬のこどもの国もよかったでした。
山、丘の起伏が作り出すさまざまな眺め。花壇、野原、池etc.
2時間歩いても全部をめぐりきれません。
折々の季節、植物の色合いが違うので何度訪ねても飽きないのです。
入り口の広場には直径7メートルの大きなリースがありました。
落葉している木もありましたが、紅葉のグラデーションが楽しめます。
花の少ない季節ですが、薄紅色のジュウガツザクラが咲いていました。
水仙も。
何かに似ていると思ったら、ゆでたまごの配色。
こぶしにはもう芽が。
ねこやなぎのようなもしょもしょした手触り。撫でると気持ちいいです。
こどもの国のスタッフの方にお尋ねしたところ、
ちょうど、こどもの国ニュースの1月号に掲載するこぶしの記事を書かれていたそうで、
「ふかふかの毛のコートに包まれているこぶしの冬芽」のお話をきかせてくださいました。
こぶしはこの冬芽をつけたまま冬を迎え、雪の季節も過ごし、3月中旬に花を咲かせるそうです。
こぶしの枝ぶりってアートですね。
六角形を創るみたいに広がる枝ぶり。
下から仰ぐと青空を背景に白いふくらみが連なる様子が、
クリスマスの飾りつけの電球に見えました。
鳥獣保護(立入禁止)エリアもあります。
今年の春には園内でキジもみました。
この森の一角、鳥たちの合唱がすごくてオーケストラってかんじ。
いろんな鳴き声なんですが、鳥に詳しくない私はほとんどわかりません)。
のだめオーケストラならぬ野鳥(のどり)オーケストラの森でした。
池の端が見え、池の奥向うにもう一つの丘の高い木々が見えるこの場所もお気に入りです。
池には陽射しがゆらきら。陽に照らされたもみじ(かえでかな?)の
傘の下で水面を踊る光の「揺らキラ」を観ていると心の中まで明るく澄んできます。
白鳥もいます。水面に映る紅葉もきれい。
つり橋もあります。大自然の中に出かけたみたいな風景が楽しめます。
年パスがあると、気軽に30分でも1時間でも訪ねることができてうれしいです。
まるで自分の庭、みたいな気分で。贅沢な豊かなひとときを過ごすことができます。
こどもの国のHPはこちら。
横浜市青葉区奈良町700 TEL:045-961-2111
水曜日休園
冬はスケートもできます。
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