カルロス・パレーデス---しみこむポルトガルのギター
パソコンに向かっています。
でもはかどらなくて、ネットでいろんなところへ寄り道散歩。
未解決の調べ物が何かなかったかなあと思い巡らし、まだ音源がみつからないある曲を思い出しました。
それは女優の手塚理美がナビゲーターをつとめるFM番組で流れた曲です。
もう25年以上前のことなのに、その曲が始まる前の語りを今でも覚えています。
確か、手塚理美さんはポルトガルのリスボンに仕事で行き、その時の話をしたのでした。
リスボンの町は赤茶けた色の屋根が続いていた。
乾いた空気。その上にぽっかりと晴れた青い空。
そんな異国の風景に少しセンチメンタルな気分になった。その時のイメージの曲です。
みたいな語りだったと思います。
ユーミンの歌「悲しいほどお天気」じゃないけれど、
<晴れているのにぽっかりとさみしい><異国の空の乾いたさみしさ>
っていうのは好きな感覚の一つであったので、
「すごくいい曲がかかるのかも」と、慌ててラジカセの録音スイッチを押したのでした。
そして耳を澄ませると。ギターというよりもスチールっぽい音色が乾いた哀愁を奏でていて心にしみいりました。
手がかりは曲名のメロディアNO.2。ネットが普及する前は六本木WAVEや輸入盤などを扱うCDショップに尋ねたこともありました。
録音したカセットテープを持参して、「こういう曲なんですけど」とお店の人に聴いてもらったことがありました。
それでも解決できなかったのですが、ネットって便利ですね。25年ぶりに判明しました。
ポルトガルギターの名手カルロス・パレーデス(Carlos Paredes)の「Melodia NO.2」でした。
収録アルバムは『Guitarra Portuguesa 』 。
Guitarra Portuguesaポルトガルのギターは、マンドセロのようなたまねぎを縦に切ったような形なんですね。
(追記/念願のこのCDを入手しました
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