グラデーションマニアさん、どのくらいいますか?
グラデーションマニアさんはどのくらいいらっしゃいますか?
何を隠そう私はグラデーションマニアです。
グラデーションマニアの定義をあげるとすると、
・色の配色に興味がある
・虹が好き
・小さい頃、色鉛筆をケースから出して、色のグラデ順になるように並べかえるのが好きだった
・大きな文房具やの色鉛筆コーナーに行って、60色ぐらいの色鉛筆の配色にうっとりする
・クローゼットの洋服を色ごとに並べている。
・夜明けや夕暮れ時の、地平線間際がオレンジ、空に向かうにしたがって青、藍色という
大気のグラデーションに心惹かれる
・DIC(大日本インキ化学工業)の日本の伝統色、フランスの伝統色、中国の伝統色を仕事で必要な
わけでもないのに趣味で持っている
などなどでしょうか。
私の場合なぜ、グラデマニアになったかと自己分析すると、
それは幼稚園の頃にさかのぼります。
祖父(母方の)は日本画の画家でした。
楳崎朱雀(晩年は洙雀)といいます。
夏休みに京都の祖父の家に遊びにいくと、広いアトリエがあって、
畳4畳分ぐらいの大きな机の上に白い小皿がいっぱい並んでいました。
その一つ一つに日本画の顔料が入っています。
いろんな色が机の上に広がるその光景が、
<いろんな色のグラデ―ションにうっとり>の原体験だったのかもしれません。
今でも、とりわけ思い出すのが、群青色の顔料。
陶磁器の白と、鮮やかな青のコントラスト、その涼やかな美しさ
(おはじきでも白に青の縞という色合いがありますよね)が脳裏に焼きついています 。
↑このビー玉。白と群青色の具合が子供の頃に見た、
白い皿の上の群青色の顔料のイメージです。
さて、なぜ今日は祖父の話題かと申しますと、
もう40年前に亡くなっているし…
ネットで検索しても何も出てこないと思っていた祖父の名がネットの検索をしたら引っかかり、
先日オークションに作品の掛け軸の一つが出品されていることがわかったのです。
今日がその締め切りだったのですが、無事落札することができました。
うれしっ。
競り合ってオークション時間も延長になってしまったので、ゲットできるまでドキドキハラハラしました。
ガガーリンの言葉「地球は青かった」の原文を探しているうちに、
ガガーリンにはまってしまったというのも、グラデマニアのせいかもしれません。
ガガーリンが、大気の層と太陽が創るオレンジから藍色のグラデーションの美しさに魅せられ、
それを言葉で表現していたこと、
それが私にとって「地球は青かった」の言葉以上に心動かされるものだったのです。
ところで、グラデマニアの方、たくさんいらっしゃると思うんですよね。
皆様の原体験はなんだったのでしょう。
ちなみに大きさ順マニアの人もいらっしゃるかも。
私の友人の一人は「色鉛筆を色の移り変わり順に並べかえなかった?」って訊ねたら、
「背の順に並べ替えるのが好きだった」と答えました。
本も背の低い順から並べるのが好きとか、
クローゼットも丈の順に並べているとかそんな方は立派な大きさ順マニアですね。
祖父の絵 その2 その3
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おじい様の作品
せりおとせてよかったですね。
どんな絵なんだろう
今度見てみたいです
投稿: ポポ手 | 2007年1月 8日 (月) 09:20
ポポ手さん。ありがとうございます。
偶然のタイミングでみつけられてうれしかったでした。
投稿: emi | 2007年1月 8日 (月) 14:15