二十祭まちだ「一つ空の下」にじーんときました
今日は東急まちだスターホールで二十祭まちだのプラネタリウムイベントの日。
訪ねてみました。すごくよかったです。じーん&うるうるきました。
番組が始まる前にスタッフの一人一人が紹介されます。
チームを組んで今日まで取りくんできた、その絆が感じられてとてもよかったでした。
前半は星空生解説。プラネタリウムの機械がどんなに進化しても生解説は一番大切なもの。
シンプルな演出でたっぷりと星空を見せながらの生解説。
冬のダイヤモンドからはじまって冬の星座を巡ります。
星座の解説は、何座の一等星の何~というように基本的に語る内容は決まってしまうわけですが
(フィギュアスケートでいったらコンパルソリ)、
「指をパチンとならして電気を消すと」とか言い回しのはしばしにきらりとした感性を感じました。
プラネタリウムの王道の生解説に挑戦されているところがとてもいいと思いました。
後半は上映番組「一つ空の下」。私の好みの直球どまんなかでした。
プラネタリウムの星空の中にスクリーンが現われ、ドラマが上映されます。
ストーリー、キャスト、映像の色、動画であるけれど時折、静止画になって少しずつ動いていくその呼吸。
音楽。映像がふと消えて、ドームの星空が再び広がるタイミング。
非凡な才能を感じました。
主人公の男の子が成長した時に受け取ることができるメッセージというしかけがまたじーんとさせるニクイものでした。
今回のイベントで入場者一人一人がいただけるカードも手作りの心のこもったものでしたが、
ここに使われているビジュアルがこの番組の内容とリンクしている、
というところも本当にチームのみんながアイデアを出し合って練りに練っただなって思いました。
休憩を挟んでのライブ。第一部のライブは上映番組の音楽も担当していた佐々木雄太くんと仲間たち。
佐々木君がMCで「プラネタリウムの星はほんものじゃないからいい」というようなMCを語り始めます。
夜空の遠くにある本物の星は、古代から人々が夢を描いてきたけれどそれは片思いのような一方通行。
だけどプラネタリウムの星は、ここに星を輝かせたいという誰かの想いで生まれ、
その星を見たいという誰かがやってきて楽しむという両想い。
星を通じていろんな人の気持ちがつながっているのがプラネタリウムの星。
というようなことを語られて、その発想に感動しました。
第二部のライブはRAKIRAさん。キーボードの音色がとてもやわらかくて、
尖ってなくて、ドームのまるみにぴったり。
プラネタリウムでのコンサートって、
星空が消えてしまわないようにミュージシャンは手元をあまり照らせず大変なのですが、
RAKIRAさんはほとんど灯り無しで演奏。
ドームの上からの星の光と同じようなやわらかさで音が届いてきて、
そこにアロマ部隊によるボワデローズとグレープフルーツの香りがふわんと漂ってきて。
3つのバランスがとてもよくて「包まれる」という感じを味わいました。
東急まちだスターホールや五藤光学さんといったプロの方々に支えていただきながら、
若い世代が、自分たちでイベントを運営したり、番組を制作して上映する。
という発信側を体験する。素敵です。
皆さんがチームで時間をかけて創り上げてきた期間からみると、
ほんのわずかな時ではありますが私も関わらせていただいて、
いっぱい発見させられたり、教わることがありました。
いろんなジャンルでこういう交流が増えるといいですね。
そして20歳のダブルスコアを超えている私としては、
40祭まちだ、50祭まちだもぜひ企画してほしいって思いました。
そのあと屋上で天体望遠鏡でみさせていただいた土星もすばるも綺麗。
肉眼でも町田の駅前でも星はいっぱいみえます。夜空って絶対見上げないと損損!
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