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2007年3月31日 (土)

星愛で(その5)お申込み承り中です

星愛で茶会(hoshimede chakai)
「星の色、咲いた」

お申込み方法について

お申込み順で承ります。お席に限りがありますので早めのお申込みをお願いいたします。

メールにて承ります。
こちら、ほしめで事務局 e-mail:hoshimede@road.ocn.ne.jp にお申込みくださいませ。
↑現在このアドレスは使っておりません。
「こちら」をクリックしていただくと、メールを書き込む画面となります。

ご希望の日時(第一希望、第二希望)、お名前、お申込み人数、
ご連絡先(こちらからメールをお送りする際のアドレス)、
別のご連絡先(こちらから送信がうまくできかった場合のお電話番号またはファックスなど)をご記入の上、
上記ほしめで事務局あてにお申込みくださいませ。

ご希望の日時をお取りできない場合、この日時でもOKという日取りがありましたら、第二希望もご記入くださいませ。

遅くとも24時間以内にご連絡いたします。
(もし24時間以内にこちらからご返信がない場合はこちらでの受信ミスが考えられます。
お手数ですがもう一度お送りくださいませ)

ご希望の日時が定員を超え、お受けできない際はなにとぞご了承くださいませ。

※キャンセル待ちに関して
定員に達している回であっても、もしキャンセルが出た場合のでのご希望という形でよろしければ、
「キャンセル待ち」として承らせていただこうと思います。
「キャンセル待ち」でよろしければ、ご希望の日時。お名前、お申込み人数。
キャンセル待ちをいつ頃までならお待ちいただけるかの日時。
ご連絡先をお書きの上、上記ほしめで事務局までお申込みくださいませ。
会期が迫っておりますこと、定員が少ないことからご希望に添えない確率の方が高いのですがなにとぞご了承くださいませ。
また、「キャンセル待ち」も各回お申込み順の3名様までの受付とさせていただきます。

チケット代金は当日、会場にてお支払いいただきます。

【開催日時】
4/20(金)20:00~(お申込締切。満席となりました)       
4/21(土)18:00~(お申込締切。満席となりました)
      20:00~ (お申込締切。満席となりました)
4/22(日)14:00~(お申込み締切。満席となりました)
      16:00~(お申込締切。満席となりました)
      18:00~(お申込締切。満席となりました)
      20:00~(お申込み締切。満席となりました)
計7回の開催となります。

各回、開場は10分前から。
1回の開催時間は、お茶席の時間を含めて60分強を予定しています。
各回定員10名様・全席予約・入替制

\2,000(お抹茶・お菓子付)
お着物でご来場の方は¥1,500とさせていただきます。

イベントの特性上、中学生以下の方のご来場はご遠慮ください。

【会場】
山庵(かぐら坂 志満金)
神楽坂で130年続く老舗のうなぎ屋「志満金」さんが持っていらっしゃる茶室「山庵」で開催します。

開催概要はこちらをご覧ください。

星を五感で楽しんでいただくイベントですので、作法にとらわれずどうぞお気軽な服装でいらしてください。

※下記の「コメント」に書き込んでいただいた内容はこのブログ上にアップされます。
  個人情報に基づくものは書き込みをなさらず、
  必ず上記のほしめで事務局のメールアドレスへお送りくださいませ。

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コメント

ポポ手 | 2007年4月11日 (水)
先日出産以外で一泊初入院しました
何でもなかったですが
体の調子良ければぜひ行きたいと思ってます

emi | 2007年4月13日 (金) 20:49
ポポ手さん。なんともなくてよかったですけど、大丈夫ですか。私の方はパスワードを忘れてしまってポポ手さんのブログにうかがえずじまいです。

ポポ手 | 2007年4月14日 (土) 14:04
パスワード必要なの?しらなかった
再度挑戦してみてね

emi | 2007年4月15日 (日) 08:53
ポポ手さん。そうなんです。hatenaの画面が開いたあとパスワード(私が事前に設定)を入力するのですが、忘れてしまって。ただ、再度新規ができるかしらと思うので、またアクセストライしてみますね!

ポポ手 | 2007年4月23日 (月) 19:31
星愛で茶会、残念にも行けませんでした
次の機会にはぜひ行きたいです!

若林 | 2007年4月25日 (水) 11:19
emiさん♪こんにちは。仙台もきょうの雨ですっかり里の桜が終わりました。みんなが桜に気をとられている頃、木の芽はすくすく成長をして気が付いたら、ほんわりとまあるい里山は淡い水彩画のような様々な萌黄の色に変わりつつありました。もうすぐ雑木林のあちこちに陽だまりのような山吹が魔法みたいに咲いて、いよいよ町に春本番の薫風がそよぎ渡ります♪
星愛のお茶会は如何でしたか?きっと素敵だったのでしょうね^-^。私は娘と散歩の小道で「のじ菫」の甘い香りを楽しんだ事が週末の思い出です。そうそう、その数日前は、空を見たら夕空に細い月にブランコしてるかわいい星粒が・・・。なんとも楽しい春の日々です。

emi | 2007年4月26日 (木) 11:38
ポポ手さん。その後、体調はいかがですか?
ぜひ次回、必ず開催いたしますのでいらしてくださいね。お待ちしております。

若林さん。こんにちは。
文章を拝見していて、いろんな色と風景が頭の中に広がりました。
木々の新芽が出る萌黄の山って本当に美しいですよね。新芽でも黄緑がかったものから、ペパーミントグリーンっぽいものから。あれだけ緑色でも幅があるのだわとびっくりします。
雑木林の中に山吹色。素敵ですね。空を見たら夕空に細い月にブランコしてるかわいい星粒。
なんて素敵な表現でしょう。20日頃の夕空のことでしょう。
ちょうど星愛で茶会の時で、私は夕空を見ずじまいでした。
おかげさまで茶会には多くの方がいらしてくださりました。星愛でのブログで、その様子を少しずつご紹介していきたいと思っています。
繊細な星空なのですが、カメラマンの方がその星空を写真に納めてくださったので、その様子もご覧いただこうと思います。ぜひ、仙台の若林さんにもご覧いただける機会がいつか訪れるようにできたらいいなって思います。

 

 

2007年3月29日 (木)

星愛で(その4)星愛で茶会「星の色、咲いた」の概要です

星愛で茶会(hoshimede chakai) 「星の色、咲いた」

天井に映し、自宅で満天の星空を楽しめる家庭用プラネタリウム”ホームスター”。
間接照明のように見立て、和紙に映すのも魅力的です。
闇の中、手を伸ばせば触れられそうな先に浮かび上がる繊細な星空。
夜空やプラネタリウムの満天の星空とも違う味わいが生まれます。

そこで、二人の作家、川村忠晴&山見浩司がホームスターとコラボ。
茶室に星空、万華鏡花宇宙を咲かせます。
新たな星の愉しみ方。
花鳥風月を愛でるように星を愛で、お茶をいただきながら、心静かなひとときをお過ごしください。


【開催日時】
4/20(金) 20:00~
4/21(土) 18:00~ 20:00~
4/22(日) 14:00~ 16:00~ 18:00~ 20:00~
計7回開催  (お席の状況はこちらでご確認くださいませ)

※各回、開場は10分前からとなります
  1回の開催時間は、お茶席の時間を含めて60分強を予定しています。

※各回定員10名様・全席予約・入替制

【チケット】
\2,000(お抹茶・お菓子付)
お着物でご来場の方は¥1,500とさせていただきます
 イベントの特性上、中学生以下の方のご来場はご遠慮ください

【ご予約方法】
事前にご予約ください。お申し込み順で承ります。 4月1日よりご予約開始。
お申込先:ほしめで事務局 e-mail:hoshimede@road.ocn.ne.jp
↑現在このアドレスは使っておりません。



【会場】
志満金 山庵
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-1 志満金ビルB1
TEL:03-3269-3151 
(山庵さんへの星愛で茶会に関するお問合せはご遠慮ください)

アクセス ●JR飯田橋駅西口より徒歩1分
      ●地下鉄各線飯田橋駅B3出口より徒歩1分


主催・運営:オフィス星日和/ほしめでプロジェクト

※星を五感でお楽しみいただくプログラムです。
 作法にとらわれずにお気軽な服装でお越しください。

お問合せ先:ほしめで事務局 e-mail:hoshimede@road.ocn.ne.jp
↑現在このアドレスは使っておりません。

【credit】
星の灯り制作:川村忠晴            
万華鏡映像制作:山見浩司
ホームスター提供:(株)セガトイズ      
茶席コーディネート・語り:岡田静
星の和菓子創作:武蔵小金井 亀屋本店  
茶室協力:山庵(かぐら坂 志満金)
総合プロデュース:秋田恵美

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2007年3月24日 (土)

星愛で(その3)茶会をひらきます

プロジェクト「星愛で」では4月20日(金)、21日(土)、22日(日)に
神楽坂のお茶室で「星愛で茶会(hoshimede chakai)」をひらきます。

会期がせまっておりますので、出来る限り早く、開催概要もアップしていきます。
「今日も星日和」内でもちょこちょこと星愛でについてはご紹介させていただこうかしらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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2007年3月23日 (金)

星愛で(その2)プロジェクト「星愛で(hoshimede)」がスタートします

大自然で抱かれる満天の星空、プラネタリウムでの美しい星空の演出。
どちらも楽しいですよね。
その楽しさをもっと他の空間でも味わうことができないかしら、
もっと家でも楽しむことはできないかしらと描いている中で、二つのものが結びつきました。

それは「茶室」と「家庭用プラネタリウムホームスター」

茶室って考えれば考えるほどプラネタリウムと空間自体も、
人の心に対する役割も似ているスペースだと思うのです。

そしてホームスター。天井に映して、自分の部屋で満天の星空が楽しめるのが魅力です。
このホームスターを和紙などに映してみると。まるで星空の行灯。
和の情緒も醸し出されて、天井に大きく映すのとは違う味わいが生まれます。

大自然の中、プラネタリウムの圧倒的なスケールで広がる星空も楽しいけれど、
闇の中に小さく浮かび上がる繊細な星空もまた魅力的。
花鳥風月を愛でるように星を愛でるひとときを皆様にもお楽しみいただけたら。

そして生まれたのがプロジェクト「星愛で(hoshimede)」です。

<茶室という非日常的な空間で、ホームスターの美しい星空を体験していただき、
また五感で星を愛でるひとときをお過ごしいただく>
ご賛同いただいたアーティスト、お茶の専門家、さまざまなアイデアを持った方が集まり、
「星愛で茶会」を開くこととなりました。

この「星愛で」ブログで、「星愛で茶会」の開催の詳細を随時アップしていきます。
また、「星愛で茶会」にご参加いただけない方も、ご自分の部屋で、身のまわりで、
「星愛で」を楽しむことができるアイデアなどもご紹介していけたらと思っています。 

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星愛で(hoshimede)をこのブログに吸収させました

星愛で~花鳥風月を愛でるように星を愛でるひとときを~
というタイトルで
http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/hoshimede/で展開していたブログですが
2007年12月以降更新していないので、このブログに吸収させました。

「星愛で」ブログでは主に2007年4月、私が企画し、
賛同してくださったアーティストとともに神楽坂の茶室でおこなったイベント「星愛で茶会~星の色咲いた~」の情報を中心としたブログです。
この茶会はホームスターの星空、音楽、お茶、万華鏡の花、香り、のコラボおこなった星イベント。
和のテイストで少人数で、五感で味わっていただく星空茶会、おかげさまで好評をいただきました。
(記 2011.3.20)

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2007年3月22日 (木)

月のお舟とおほしさま


20070321moon_2
昨日3月21日の西の宵空。細い月のお舟がありました。
そしてそのちょっと左斜め上には、ピカリンと金星が。

かわいい~っていいたくなるような、
まるで下北沢あたりの雑貨屋でこんなデザインのマグカップ売ってそう、
って思えるような愛らしさでした。

(2015.1.29追記)
ステラナビゲータ10は過去の星空をシミュレーションできるので2007.3.21の月と金星の様子を再現してみました。
感動です。撮っておらず、スケッチも残していないこの眺めをもう一度味わえるのですから。

旧暦2月3日の三日月です。輝面比は8%。

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2007年3月20日 (火)

申雪---鋼の美しさ

世界フィギュアがはじまりましたね。しかも東京で。
今回はテレビ観戦のみですが、熱気が伝わってきます。

続きを読む "申雪---鋼の美しさ" »

2007年3月19日 (月)

星愛で(その1)---新プロジェクト「星愛で(hoshimede)」立ち上げ

新プロジェクト「星愛で(hoshimede)」を立ち上げました。
大自然の中で星を眺めるのでも、プラネタリウムで星を楽しむのとも違うスタイル。
花鳥風月を愛でるように星を愛でるひとときを愉しんでいただくものです。

詳細は近日アップいたします。

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2007年3月17日 (土)

素敵な言葉その3---御大切

言葉。そこにはいろんな想いが託されていますよね。
この国で生まれ、さまざまな時代のいろんな人の想いをのせてきた言葉。

その中でも受け継がれていったらいいなと思う言葉のひとつが「御大切(ごたいせつ)」 。
日本にキリスト教が入ってきた室町時代後期、
キリシタンの宣教師達は「神の人間への気持ち」「人が互いに慈しむ気持ち」
という『愛』という概念を「御大切」と訳したそうです。

「愛」「LOVE」ってどこか抽象的でつかみにくくありませんか?
「愛してる」っていう言葉も具体的にはどういうこと?みたいに。

「御大切」っていう言葉を知った時、すとんと心の奥に入っていきました。

愛してるってきっと、その人(仕事でも夢でもペットでも)を思い浮かべた時に、
胸の奥が温かくなってきて、そしてその温かいもので相手を包んであげたくなるような祈りに似た想い。
そしてそんな感情がわきあがることによって自分自身も潤うような想い。
大切な存在に対する、やさしさと強さをともなう「意志」や「行動」を愛と呼ぶなら、
まさにLOVE=「御大切」っていう言葉がぴったり。
「御大切」てつぶやくと、頭で考える抽象的な概念でも、感情でもなく、
腹の底から生まれる「愛」を感じる気がします。

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2007年3月12日 (月)

夜明けはもう夏

夜明けはもう夏、なんて書くと、間違いでしょ。
昼間は春だけどまだ明け方は冬の寒さが残っているじゃない、なんて思われるかもしれません。

確かにまだ朝は寒いです。
けれど、朝4時40分のベランダ星。
南側の空に広がるのはもう夏の星座なんです。

ついこないだまで輝いていた春の星座おとめ座のスピカやからす座はすっかり西においやられ。
20070312sasori1
木星、さそり座のアンタレスをはじめとするおもだった星々、いて座がしっかりみられました。

ベランダいっぱいに広がる、さそり座のJの字とS字を合体させたような星の並び。
そのスケールに圧倒されます。
20070312sasori2

自分の家の夜空で星を見るのとプラネタリウムで星を見るのって、
家でCDで音楽を聴くのと、ライブに行くのとに似ていると思うんです。
家でたくさんCDを聴きまくった後、ライブに行く。そして、あーあの曲が生で今味わえているんだ~って感動する。
そして、もう一度家でCDを聴く時、
「あー、この曲をこのあいだライブで聴いたんだなあ。みんなで手をあげて盛り上がったんだなあ」
って感動をあらたにする。

あんな感じ。夜空で星を眺めたあと、プラネタリウムに行くと、
「いつも眺めている何座だー」ってうれしくなり。
そして家に帰ると、プラネタリウムで見た星座が広がってる。
それを見ながら「プラネタリウムで見たあの星座の本物だ」としみじみしたり。
「この光の粒は、ドームに光が照らしだされているのでも、
そこに電球があるのでもなく、
宙の彼方で実際に天然で明るく輝いているものがあるっていうことなのよねー」
って「夜空に星がある」不思議さをあらためて感じたり。

本物の星を眺め、プラネタリウムの星を眺める、
を繰り返せば繰り返すほど、
両方の記憶と体感をオーバーラップさせて、ますます星を味わえる気がします。

(2015.1.29追記。ステラナビゲータ10で2006.3.12の星空を再現してみました。
2つの画像はこの日のさそり座や木星の様子です)


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2007年3月 8日 (木)

赤城神社のAkagi Cafe

昨日は神楽坂に行きました。
最近はやはり都市開発の波が進んでいるそうですが、それでも和の情緒を感じさせる魅力的な町ですね。
神楽坂の坂の入り口にあるぺこちゃん焼き、大行列でした。
赤城神社の中にあるAkagi Cafeを訪ねました。
期間限定でオープンしている知る人ぞ知るカフェ。
神社本殿横の赤城会館の2階にあります。

レトロな雰囲気です。東京って思ったよりも土地の起伏がありますよね。
赤城神社あたり、かなり高いのでしょう。
確かに神楽坂、軽子坂などの坂をあがった上の大地にあるわけですし。

2階なのに、西側がひらけています。
西側の土地が低いので、住居やマンションがあってもそれらを見下ろす感じになります。
夕方訪ねたのですが、木立の向うに夕映えが広がってきれいでした。


Akagi Cafeはライブもおこなわれています。
3月23日(金)はこのブログでたびたび紹介させていただいているピアニスト、
こせのりこさんもライブを開催されます。

東京のまわりって最近開発されたところも多いので、よけい、江戸、大正、昭和が複合的に生き残っている町って味があっていいなって思います。
最近開発された町は、たとえ住宅街でも車がきちんと通れることが前提で道路の幅が広く整然としているから、
神楽坂や下町情緒が残る町の路地ってほっとします。

2007年3月 6日 (火)

素敵な言葉その2---すずろ

私の世代ぐらいだと資生堂の香水やオーデコロンがお好きな方が結構いらっしゃるのではと思うのです。
それは集英社の雑誌non-noに資生堂のフレグランスコレクションという広告シリーズがあったから。

ちょうど、コピーライターという職業が注目されてきた頃です。
non-noの一番真ん中の4ページを使ったこのフレグランスコレクションシリーズ。
コピーや、写真の美しさを友達といつも話題にしていました。
そして、次々と紹介される香りを買って愛用していったのです。
リバージュ、禅、スーリール・・・。

この広告シリーズで知った言葉が「すずろ」。香水の商品名でした。

すずろ。響きだけでも素敵だと思いませんか。
鈴、涼やか、甘露、いろんなイメージが広がる語感。

続きを読む "素敵な言葉その2---すずろ" »

2007年3月 3日 (土)

「ゆかし」という素敵な言葉

古語って素敵。現代語でうまく表現できない自分の何かが、
古語だと、あ、このことなのよって言い当てはめられる言葉がみつかります。

そのひとつが「ゆかし」。

続きを読む "「ゆかし」という素敵な言葉" »

2007年3月 2日 (金)

プラネタリウムと落語(話芸&想像力)

プラネタリウムという空間はたくさんの可能性がある空間ですね。
ドームをスクリーンにみたてて、映像の投影ができる。
映像も映画のスクリーンとはちがって、半球状になって360度広がっていることから、
景色の中に吸い込まれてゆくような感覚が味わえたり、
星や雪や降ってくるような感覚が味わえたり、視覚を利用したいろんな演出が可能です。
コンサートも講演会もできます。
客席が階段状になっているプラネタリウムではファッションショーというのも見に行ったことがあります。

いろんなアイデアを様々なジャンルの人が注ぎ込み、プラネタリウムの可能性を広げている。
ワクワクします。

だからこそ、シンプルに星を投影して生解説というスタイルにも意義深さを感じるのです。
ご飯の文化、多種多様に広がりいろんな食し方があります。
けれど、釜で炊いたおいしいごはん&梅干一つが至福の滋味で、
「ごはん。ここからはじまりここに還る」であるように、
「プラネタリウム。ここからはじまりここに還る」は〔満天の星空&生解説〕なのかなと。

プラネタリウムと落語って似ているなと思います。
落語。詳しいわけではなく、寄席を見に行ったことも数回程度なのですが、
こんなに技術が発達した現代においても、落語って、噺家一人が高座に上がり、
映像や音響なしで一人で何役もこなすんですよね。
小道具も扇子とてぬぐいだけ。この二つが演目の中でさまざまなものに見立てられていくわけです。
たとえば扇子なら、筆、箸、槍、煙管というように。
そばをする音に効果音をあてるわけではない。
はっつぁん、熊さんという登場人物がでてきても、それを二人が演じることもない。
噺家一人が客席を見る角度や声色、身振り手振りなどで演じ分けるのですね。

もう、21世紀。江戸時代と違っていろんなことが可能です。
おざぶとんの脇に箸、槍、煙管を並べて、演目にあわてて扇子ではなく本物を小道具として手にすることもできます。
はっつぁん、熊さんの語りになった時、
バックスクリーンにはっつぁん、熊さんの登場人物の様子がわかるようなアニメを上映することだってできるわけです。

でも、そうなったらどうでしょう。興味が半減しそうですよね。
なぜ? それはきっと、落語が、来場者が自分の想像力を使って楽しむところに真髄があるからでしょう。
噺家の話芸に導かれて、頭の中でいろんな人物が生き生きと動き出すのを想像する楽しさ。
扇子とてぬぐいがいろんなものに見えてくるのを体感するたのしさ。

プラネタリウムの生解説にそれとつながるものを感じます。
来場者の方々はご自身の想像力を使うことを楽しみにしていらっしゃるのではないでしょうか。
プラネタリウムの星空を見上げながら、
ご自身が体験された夜空の記憶を呼び起こしてみたり、
実際に身を置くことがない宇宙空間にトリップしてみたり、
星空に描かれるさまざまな星座絵に古今東西の人が見上げた時に感じた心を想像してみたり。
たとえば白鳥座の星座ラインに、天の川を優雅にはばたく白鳥の姿を想い描いてみたり。

落語も星座解説のある程度の型があるというのも共通点ですね。
星座解説。冬だったら、オリオン座他の星座や冬の大三角、冬のダイヤモンド。
夏の星座だったら白鳥座、琴座、わし座と夏の大三角にさそり座。
落語に枕があるように、プラネタリウムの解説員の方々も、
星空が広がるまでの導入、季節感の盛り込み方、ドームへのまなざしの向けさせ方など
お一人お一人が工夫されていらっしゃると思うのです。

夏の大三角の紹介一つをとっても、バリエーションはさまざま。
白鳥座のデネブ、琴座のベガ、わし座のアルタイル。
それぞれを紹介したあとに、3つの星を結んでできる三角形が夏の大三角、というふうに持っていく方法もあれば、
琴座のベガ、わし座のアルタイルを紹介したあとに、
もう一つ、どこかの星を仲間に入れると、大きな三角形夏の大三角ができるのですが、どの星だと思いますか、
と語りかけて、デネブと白鳥座を紹介するという方法もあります。
語る内容が決まっているようにみえて、ディテールは無限。
使用する言葉、枕にあたるものなどなど。解説員の方々の個性と経験による味わいが楽しめるのが生解説。

型がありながら、個々の語り口が反映される。
落語が経験を積んで話芸を磨いていくように、星空解説も経験を積んで熟達した話芸を磨く甲斐のある奥深さがある。
両者ともシステム的にはさまざまな演出が可能な中で、あえて最小限のアイテムでおこなうエンターテイメント。
お客様が想像力を働かせることを楽しみにくる。
それが落語とプラネタリムの生解説の共通する魅力。
きっとこれからさきどんなに技術が発達しても、この二つの文化はいきつづけていくことでしょう。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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