素敵な言葉その3---御大切
言葉。そこにはいろんな想いが託されていますよね。
この国で生まれ、さまざまな時代のいろんな人の想いをのせてきた言葉。
その中でも受け継がれていったらいいなと思う言葉のひとつが「御大切(ごたいせつ)」 。
日本にキリスト教が入ってきた室町時代後期、
キリシタンの宣教師達は「神の人間への気持ち」「人が互いに慈しむ気持ち」
という『愛』という概念を「御大切」と訳したそうです。
「愛」「LOVE」ってどこか抽象的でつかみにくくありませんか?
「愛してる」っていう言葉も具体的にはどういうこと?みたいに。
「御大切」っていう言葉を知った時、すとんと心の奥に入っていきました。
愛してるってきっと、その人(仕事でも夢でもペットでも)を思い浮かべた時に、
胸の奥が温かくなってきて、そしてその温かいもので相手を包んであげたくなるような祈りに似た想い。
そしてそんな感情がわきあがることによって自分自身も潤うような想い。
大切な存在に対する、やさしさと強さをともなう「意志」や「行動」を愛と呼ぶなら、
まさにLOVE=「御大切」っていう言葉がぴったり。
「御大切」てつぶやくと、頭で考える抽象的な概念でも、感情でもなく、
腹の底から生まれる「愛」を感じる気がします。
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コメント
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資生堂のすずろ、匂いだけでもと、
紙に少し頂いて来ました。
とても日本的な香りで、やはり
お華やお茶をやってらっしゃる方、
年代も、すずろの良さがわかってくる
20代後半の女性から、色んな年齢層の方々が
お求めになるそうです。
emiさんが教えて下さらなかったら、
一生知らずにいたと思います。
有り難うございました。
後、「御大切」読み方は、「ごたいせつ」で
宜しかったでしょうか?
この記事を読んだ時、ハッとさせられました。
御大切だと、相手を大切に思う気持ちが、
常にベースにあって、忘れずにすみます。
ただ「好き・愛している」だと、私の場合、
相手の気持ちを大切にすること、
時々忘れてしまっていました。
「御大切」
いつか笑店でも、ご紹介させて下さいね!
投稿: おんぽたんぽ | 2007年3月18日 (日) 18:39
「御大切」…なんて優しい言葉なのでしょう。
自分の大切な人たちやアレックスを思い浮かべる
とき、これほどピッタリなものはありません。
そもそも「愛」という言葉は西洋的で日本人には
心底響くものではないのかもしれません。
「御大切」というのは音自体がとても柔らかで
包み込むような温かさがありますよね。
emiさんは本当に言葉探しの名人です。
投稿: さる子 | 2007年3月18日 (日) 22:08
おんぽたんぽさん。
すずろのにおいを嗅がれたのですね。私はまだなんです。私もお店で少しだけ試させていただこうかしら。日本的な香りとのこと。そそられます。
御大切は、辞書でみたところ読み方は「ごたいせつ」のようです。この言葉だと相手を思う気持ちがベース。本当にそんな気がします。私も、好きとかだと勝手に自分の気持ちを相手にぶつけてしまうっていう気がして、戒めるためにも「御大切」を意識していきたいなって思います。
さる子さん。
ご家族やまわりの方、そしてかっこいいアレックスくんを思い浮かべた時、御大切という言葉がぴったりとのこと。そうですよね。包み込むようなあたたかさがあって、「好き」とか相手にアピールしてしまう言葉よりも、いい意味で自己完結できているニュアンスもありますよね。
私も「愛」ってどこか西洋的な気がして「御大切」がいいなって思います。
言葉探しの名人と言ってくださりありがとうございます。一番ご紹介したい3つの言葉をブログでお伝えできたことがうれしいです。
投稿: emi | 2007年3月18日 (日) 22:29
「ごたいせつ」素敵な言葉☆、教えていただいてありがとうございます♪。emiさんのブログに遭遇してからというもの、言葉の表現すらも星座に感じられてしまうのです。それにいつも音楽が流れているような不思議空間ですね^-^♪emiさんのページを開くのは、朝家族を送り出してからの私のホット・タイムです。お気に入りのお香をたいて、ゆっくりと・・・。そうすると、一日幸せな気持ちを人にも分けて上げられそうです♪。日本の言葉って、漢字で組み合わされていますけれど、実のところ私は言葉の音の響きに心惹かれます。それは人を外見で判断することもいいけれど、心でまじわることと感じが似ているような・・。愛も実は、「あい」とか、「会い」の意味合いで私は受け止めています。「日本には合気道という宇宙の法を体現する素晴らしい武道があるそうですね」と以前、アメリカの国籍を持つ方から逆に教えていただいてから、和のこころ、調和の心が愛するといいうことなのかなーなんて意識するようになりました。「和のルール」という空間プロデューサーの加藤ゑみ子さんの著書がお気に入りの一冊なのですが、emiさんも加藤さんととても感性が近い方だななんて、感じました。「御大切」、本の間にメモを差し込みました♪
投稿: 若林 | 2007年3月22日 (木) 09:58
若林さん。こんにちは。
朝、ご家族を送りださせれてからのほっとくつろげる時間に「今日も星日和」にお散歩しにいらしえていただけてうれしいです。
「愛」。とても抽象的ですけど、若林さんがおっしゃるように、「会い」や「合い」の」意味を含めてとらえると、自分の体の中にしっかり入ってくる気がします。
加藤さんは確か「気品のルール」という本を書かれていらした方かしら。この本とてもよかったでした。「和のルール」も読んでみたくなりました。
投稿: emi | 2007年3月22日 (木) 11:04