申雪---鋼の美しさ
世界フィギュアがはじまりましたね。しかも東京で。
今回はテレビ観戦のみですが、熱気が伝わってきます。
ペアのショートプログラム。
やはり別格は申雪たちのペアでしたね。
高潔で風格があって。シャープで洗練されていて。
挫折や怪我を二人で乗り越えた数だけそれが逞しさになっていて。
先日職人を取り上げるテレビ番組をみました。
金属を何度も何度も熱くしてたたいて、熱くしてたたくことによって、
強く、細くシャープで切れ味のいい包丁にするというような。
たくさんの鍛えるできごとが、申雪たちのペアの演技の格をあげたのだなと思います。
他に印象に残ったのは川口悠子。
ペアの相手方に恵まれなかった苦労人。
だけど、ロシア代表に認められての凱旋。
エレナ・ベレズナヤをみていたモスクビナコーチの元で練習を続ける川口。
彼女の魅力は、華奢で水彩画のような雰囲気。
ベレズナヤのように浅葱色も似合ってよけいイメージがかぶります。
華奢だけどバランスのいい筋肉。芯が強そうなところもベレズナヤに似ています。
川口悠子の滑り、雰囲気、すごく好きです。
まだまだペアとしてのびていく余地はありそうですし、
なによりも二人の選手がスピンを回るとき、ソロジャンプを飛ぶ時、
その距離が近いことがうれしかったでした。
近ければ近いほど、一人のミスが相手を傷つけることがありリスクが増える。
ベレズナヤ&シハルリトゼもとことん接近したスピンやジャンプを魅せてくれたものでしたが、
モスクビナコーチの教え子はみんなそれを踏襲しているのかしら。
ペトロバ&ティホノフは調子がよくなさそうでしたが、いまでも現役でがんばっている、そのことだけで胸を打たれます
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