« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

2007年5月31日 (木)

音楽と言葉が生み出す想像力の世界を堪能

5月29日は私が大好きなミュージシャンツルノリヒロさん、花実さんたちによるミュージック&ストーリーズ ~不思議の国の彼女たち~に行ってきました。

声優として活躍する赤池裕美子さん、佐久間未帆さん、パーカッショニストの山本恭久さん、ギタリストの北村俊介さんを迎え総勢6人のアーティストによる世界。

それは朗読、歌、音楽によっていろんな映像や物語が浮かんでくる素敵なひとときでした。
花実さん、赤池さん、佐久間さん3人の息がぴったり。それぞれがMCの時の地声、歌の声、語りの時の声(ある時は男の子、ある時は女の子、おじいさん、動物)いろんなキャラになったり様々な声質を出されて、3人ではなくて10人ぐらいステージにいるような気分。そして歌の時も3人の声質を合わせていらして、ハーモニーがとても気持ちよかったでした。
さまざまな語り。その心象風景に音をつけられるツルさん。
『星の王子さま』からの語りでは、星の王子さまがめぐるいくつもの星の風景が音楽から浮かんできて、私も宇宙空間を旅している気持ちになりました。

最後はアイルランド民話のシルキーの娘というお話。私はまったく知らない物語だったのですが、みなさんが語る言葉から、音楽から、シルキーの娘の姿。波にぷかぷか浮かぶ様子とか、海に向かって叫ぶ光景とかが浮かんできて。私自身の想像力がぐいぐい引き出されました。

小川未明の『野ばら』では夜明けというイメージが広がる音の世界が。

声と語りに導かれるイメージと音が創り出す風景。そして一人一人が自分の想像力で描いた世界を愉しむ。一人一人の頭の中に別の世界が広がっている。素敵なエンタテインメントでした。
私がプラネタリウムでやれたらいいなと思うのも、星や音や香りや言葉に導かれて、お一人お一人がご自身の想像力の世界を愉しんでもらえるようなこと。
MUSIC&STORIESはいろんな発見をさせてくれました。

星と楽しむ音楽INDEXはこちら

ブルーベリーヨーグルト色の雷の光

今日、ものすごい雷がありました。「色 うっとり」というカテゴリーで危険きわまりない雷の話は不適切ではあるのですが、雷ってすごくこわい。けど、色は綺麗・・・・。ですのでこのカテゴリーにて。

私のエリアでは16時30分ごろから雷雨となりました。
ブルベリージャムを白いヨーグルトに溶かしたようなパープル色の閃光がいくつも走り、空を染まりました。
そして夜になってからは、雨がたたきつけるアスファルトや街全体をびかびかっとパープル色に染めました。

今日の雷雨。激しいだけでなく、長かったでしたね。雹も降りました。

ガラ、バリっと耳をつんざくような破裂音と地響き。あちこちに雷が落ちていきます。
歩道は誰も歩いていません。
そんな様子を見て思いました。
雷の時、人は安全な建物の中にいればいい。落雷の影響を受ける高い木のそばに近づかなければいい。でも、高い木はどうしたらいいのだろう、と。
木は、高いのが危険だからといって、身をかがめることもできません。このエリアは危ないからと別の場所に動くこともできません(根っこがあって動けないのですから)。

どんな思いで立っているのでしょう。雷が落ちるかもしれないのに直立不動で動けないってまるで罰ゲーム。と考えると、雷に割かれることなく時を重ね、古木、巨木になれた樹って貴重ですよね。運がいいってことですよね。

ところで雷って本当にこわいですよね。
ローカルな地名を出す話となりますが、以下は4年ぐらい前に世田谷区の三軒茶屋にあるキャロットタワーの展望室で雷を眺めた時の話です。
この展望室は「26階」なので、決して超高層というわけではないのですがまわりに高い建物がないので、とても眺望がいいのです。
西は世田谷一体からその先富士山まで、南は横浜のランドマークタワーあたり、北は新宿の高層ビル群もみえます。展望室の階は東側半分がレストランとなっているので、東側はお店に入らないと眺められないのですが、東京タワーやお台場、東京湾の花火までみえます。

さて、西の方を眺めていたとき、遠くに厚い黒い雲がありました。雨が降っている場所というのはそこだけ低く垂れ込めた雲から下界まで、煙るような円柱になるので、よくわかります。
「あの雨のエリアのすぐ南側では降っていない。境目はどうなってるんだろう」なんて見ていると、そのうちぴかぴかって雷の筋が走ります。それが、だんだん近づいてくるのです。

雷がつくづく怖いなと思ったのは、下界に稲妻が落ちるのを見ているとその10本に1本ぐらいはかなり離れたところに落ちるのがわかることです。まだ空も煙っていなさそうなエリアに落ちるのです。

たぶんそこに住んでいる人たちは予期していなかったはず。
「雷がまだ遠くに聴こえるという時でも油断してはいけない。どんなにもう雷は遠のいたと思った時でもあなどってはいけない」と感じました。

西に落ちていた雷がだんだん近づいて、そのうちものすごく光っているのに筋が一つもみえないという状況になり、そのあと展望フロアーの東半分のレストランを覗いたら、窓の外の東京タワーあたりにびかびか閃光が走りました。つまり西からやってきた雷雲が自分の真上を通過して東に抜けるまでみていたわけですね。怖かったけれど、なんだか雄大な気分になりました。
**********
雷鳴なんて、プラネタリウムや星と一緒に楽しみたい音楽にはあまりなりませんが、実は名曲もありますよね。
近日、雷にちなんだおすすめの3曲をアップします。

2007年5月25日 (金)

フランネルフラワーの苗を手に入れました

Flannelnae 来月はもう夏至。
このところ夜明けが早く、4時40分には空は明るくベランダから星は見えません。そこで夜寝る前に星を見ることにして、木星とさそり座のアンタレスをこのところ眺めています。

そんなわけで、朝いちの星の話題がないから、というわけではないのですが、今回も植物の話題を。
今、マイブームのフランネルフラワー。念願の苗を手に入れました。

フランネルフラワーの切花については
去年のこちら先週のこちらに書いておりますが、どうしても鉢がほしかったのです。
岐阜の戸崎園芸さんが栽培されていることをつきとめて、お電話してみたところ、小売はしていないとのことでした。
東京近郊の花の市場(いちば)にも卸しているけれども、そこから先どこの小売店が購入したかまではわからないとも。

そこで諦めていたのですが、ネットで「
フランネルフラワーの鉢を扱い中」という記事をみつけました。
水芳園芸さんのブログです。

4月の鉢はもう残ってないだろうけれど、これからもまた再入荷されるかしら。
そんな期待でお電話してみると、4月入荷後は、もう扱っていないということでした。
けれど、昨日、「卸市場にあったので再入荷しました」と連絡をくださったのです。

Flannelnae1_1 こちらが手にいれたフランネルフラワー”フェアリーホワイト”。
切花よりも花の一つ一つが大きいです。

購入したのは田園都市線の宮前平駅前、ビックサム(現在はロイヤルホーム)の中にあるお花やさん「水芳(みずよし)園芸」さん。
大変ローカルな話題になりますが、今日私が購入させていただいたので、この土日でしたらまだゲットできるかもしれません。(もし売れきれになってしまったらごめんなさい)。

Tozakiengei 戸崎園芸さんは私のように個人から問い合わせがあり結構ご負担のようです。決して一般個人に小売をすることはできないということですので、どうぞお問合せはされませんように。

岐阜がこのフェアリーホワイトの鉢苗に力を入れているようですね。

Dollyparton さて、こちらは水芳園芸さんにあった赤い薔薇「ドリー・パートン」。
ものすごく香りが良くて、バラの香水ぐらいいい香りで、立ち去りかけては嗅ぎなおし、を10回してしまうほどいい匂いでした。

Baikautsugi こちらはバイカウツギ。先日、私の誕生日の花がこのバイカウツギと教えてもらったので、撮ってみました。
いかにも白い花、というさわやかな淡い香りでした。

フランネルフラワーシリーズは右側のカテゴリー「フランネルフラワー」からご覧ください。

2007年5月20日 (日)

太陽公園の薔薇満開のフェスティバル

たまプラーザ(横浜市)の駅からバスで10分ぐらいの住宅街の中にある太陽公園。見晴らしのいいこの公園で行なわれたローズフェスティバルに行ってきました。

さる子さんのブログで太陽公園の存在を知ったすぐ後に、東急のケーブルテレビでこの公園が地元のおやじたちの会によって綺麗に整備されて、たくさんの薔薇が植えられたことを知って、興味を持ちました。

Rosefesta 町内の掲示板。ローズフェスティバルのポスターが。地元の方達の結束や和気藹々ぶりが伝わってきます。

Taiyokoen そんなに大きくはない公園ですが、いろんな薔薇が咲き誇っていました。すべての薔薇がいっせいに見頃で、充実していました。


Pierrederonsardtaiyo ピエール・ド・ロンサールがあって、感激。やっぱりこの薔薇は別格の愛らしさです。


Syunpo 〔春芳〕
ピンクの大輪。香り高い薔薇でした。

Brassband 〔ブラスバンド〕
陽気な薔薇。鮮やかなアプリコットオレンジで花びらのふちはフリル状。
花びらの裏は薄いイエロー。
                   二色が明るさをふりまいていました。

Charlesdegaulle 〔シャルル・ド・ゴール〕
バイオレットの薔薇がこの公園にもありました。

Lambsear_2 そして、ラムズイヤーがいました!
気づいた限りでは3つ。
このほにょほにょの葉っぱ。触るとなごみます。
もうすぐ開花。ご近所の人は楽しみですね。

東急のケーブルテレビの番組では、荏子田おやじの会が紹介され、
みなさんが、「大人になってからこんな悪友にあえてうれしい」「地元で仲間ができてうれしい」って笑顔で語っていらっしゃいました。
こんな風に愛着を持って地域コミュニティができるのって素敵だなって思いました。

星愛で(その18)「星愛で茶会(hoshimede chakai」の様子 松風軒

星愛で茶会から一ヶ月が経ちましたが、当日、茶室でどんな風に星空をご覧いただいたのか。
まずは松風軒での様子をアップいたします。

松風軒では
1)川村忠晴氏のオブジェ(投影スクリーン)とホームスターのコラボ。
2)茶室の砂壁にホームスターの星空を映しての春の星座解説。
3)いくつもの星空が浮かび上がる茶室空間で床の間に山見浩司氏による万華鏡映像上映。
というプログラムをお送りしました。
こちら三点は右側から〔星の丸窓〕。中央と左側が〔銀河の掛軸〕。
3ten2










Hoshinomarumado
〔星の丸窓〕はゆるやかなカーブのドームの裏に網状の物を張ってあります。
この裏側からホームスターを日周運動をONにして投影すると、
<星が網に当たる、網に当たらずに手前のドームに光が抜ける。網に当たる>
を繰り返します。それがドームの手前から眺めると、
星が瞬いているように見えるのです。
原理は簡単ですが、川村氏が思いつかれ、
試行錯誤で練り上げ、制作されました。



〔銀河の掛軸〕も二重構造です。手前が網状の和紙、後ろが1枚の和紙のスクリーンとなっています。ホームスターを手前から投影。すると網に星の光が当ったり、穴から抜けて奥のスクリーンに光が届いたり。二重構造なのに、目の錯覚か3重4重に星が立体的に見えるのが不思議です。ホログラフィのように惹きこまれます。

川村さんからこのスクリーンを受け取って夜中、部屋の中で眺めていると・・・
闇の中で、銀河が映りほわっと光を帯びて瞬く薄い和紙はまるで天女の羽衣のよう。
(星新一の羽衣伝説のショートショートや手塚治虫の火の鳥に出てくる羽衣伝説を思出だしました。)

〔銀河の羽衣〕という名前も素敵ですが、茶室はお軸とお花が大切なアイテムということで、〔銀河の掛軸〕と呼ぶことにしました。
3ten2akarui
この3点がどんな風に並んでいるのか、撮影された画像をPCで明るく調整したものをご覧いただきましょう。
天井にもホームスターの星空を映し出した様子がおわかりいただけますか。



Uchunomakimono



こちらは床の間の左手に設置した〔宇宙の巻物〕。
手前からホームスターを投影。この星空はホームスタープロの日本の星空原板カラー版を使用しました。
日周運動で星空を動かすと筒状になっているところと、そこから長く伸びたところに映る星空の動き方が違ってそれがとても気持ちいいのです。
また、流れ星も細長ーくすぅーと伸びていくのがいい感じです。
Uchunomakimonoakarui_2



こちらもPCで少し明るく調整した画像をご覧いただきましょう。
障子にも星空が映っている様子がおわかりいただけますか。



Mangekyoblue





万華鏡は床の間に映し出しました。床の間を飾る活花に見立てて。
万華鏡の投影の時も6台のホームスターはONのまま。
天井に映る星空、畳の上を動いていく星空の帯、掛軸の銀河などの星灯りの中で幻想的な万華鏡をご覧いただきました。
Mangekyopink
星空の彼方に輝くバラ星雲のように感じ取ってくださった方もいらしてうれしいです。

Mangekyoblue2akarui











万華鏡のシーンも少し明るくしてみたものをご覧いただきましょう。

photo by Akihiko Iimura

星やプラネタリウムINDEXはこちら

2007年5月16日 (水)

フランネルフラワーを今年も買いました

Flannelflower071今年もフランネルフラワーを手にいれました~!

去年、一目ぼれしたフランネルフラワー。
なかなかお花屋さんに出回っていないのですが、
去年にひきつづき、長津田(横浜市)のホームセンター、ビバホームの切花売り場で購入しました。なかなか市場でも出回っていないようです。

Flannelflower072 「フェアリーホワイト」という名前で岐阜の園芸農家などによる苗も生産され、流通されているようですが入手は結構むずかしそう(ほしいです~)。

フランネル草という名前で販売されている白い花をみかけましたが、肉厚のもわもわっとした花びらではなかったので似た名前の植物違いでしょう。

フランネルフラワーの特徴は白いもわもわした花びらの先に緑色の縁取りがあること。
背丈は違いこそすれ、雰囲気はエーデルワイスに近いです。シルバー、グリーンがかったホワイトの世界。

お花屋さんって店頭に並んでいない花でも注文ができる場合もあるってご存知でしたか?
最小ロット数がいくつかわからない(20本買い取りしなければいけないとか30本とか)。
通常店舗に並んでいる時よりも単価が高くなるかもしれない。
注文しても、お花屋さんが市場に行って、リクエストの花の状態があまりよくなかった場合、それでも購入するか見送るかなどの取り決め、とかが必要になると思います。
また、お花屋さんの手間にもなるでしょうから、なじみのないお花屋さんでいきなり、だとけむたがられるかもしれませんが。

もし、フランネルフラワーにご興味ある方は、懇意にしているお花屋さんとかにご相談してみてはいかがでしょうか。

フランネルフラワーシリーズは右側のカテゴリー「フランネルフラワー」からご覧ください。

2007年5月15日 (火)

5月の青葉農園は幸せのバラ園

青葉農園の近くで仕事だったのでお昼休みを利用して青葉農園に行ってきました。昨年、青葉農園の薔薇に魅せられてたびたび訪ねています。いろんな薔薇がところせましと温室の中で咲きほこっています。
パープルがかったバラが去年より多くなった気がしました

続きを読む "5月の青葉農園は幸せのバラ園" »

2007年5月13日 (日)

星愛で(その17)ホームスターは和室にもぴったり

家庭用プラネタリウムホームスターはいろんな遊び方ができますね。お持ちの皆様はどんな風に楽しんでいらっしゃるのでしょうか。

マンションなどの白いクロスの天井や壁に映して楽しんでいる方が多いと思うのですが、ホームスターって和室との組み合わせがすっごくいいんです。

まずは、和室、茶室の砂壁。砂壁ですと星の一粒一粒がくっきり見えながら、光の反射が少ないのでしょうか。星以外の闇の部分の暗さが濃く、「闇」と「星」のコントラストが際立つ気がします。

それから障子との相性もいいですね。
パンフレットには投影対象までの距離は2m~2m30cmが最適と書かれていますが、もっと至近距離でもピントがあいます。障子に向こう側から投影すると・・・幻灯機のように和紙に星空が浮かび上がって、情緒たっぷり。

天井に星空を映して寝転がって眺めるのも楽しいですが、寝る前だと近眼の人は眼鏡やコンタクトレンズをはずしてしまった裸眼でせっかくの星空が少しぼけてしまかも。
近眼の私秋田が、そこで思いついたのが、星空行灯(あんどん)。毎晩愛用しています。

手作りの簡単なものなのですが、ものすごく綺麗に星々が映ります。

100enhachi もとは100円ショップで売っている植木の鉢スタンド。

Hachihomestar 鉢を入れる輪の部分にお好みの和紙をはりつけます。(私は二つの輪に和紙を貼っていますがまずは大きめの側に貼るのがお薦めです)
そのスタンドを横に置いて、ホームスターをスタンドの中に入れ、和紙の裏側からホームスターを投影します。ちょうど和紙の円にホームスターの丸い星空がおさまるぐらいの距離にセットすると・・・。

真っ暗な部屋の中でそこだけ丸く小さく浮かび上がる星空がとても幻想的で美しいです。
壁や天井に映してしまうと、自分の部屋の生活感が出てしまいますが、小さく映すと闇の中に星空が浮かび上がるから余計に非日常が感じられます。
この星空行灯をベッドサイドに置いています。部屋が明るい間に、タイマーをセットして、そして部屋の明かりを落とす瞬間が毎晩楽しいです。

魔法のようにうかびあがる星空。ベッドサイドに置くのでコンタクトレンズをはずした目でも星々や天の川がはっきりみえるのもポイント。

『眠りにつくまでは電球の小さな灯りをつけているけど、睡眠中はもう要らないのに朝までつけっぱなしでもったいないのよね』という真っ暗では眠れない派にとって重宝します。

ホームスターで星空行灯をつくれば、眠りにつくまで星空楽しめる&タイマーセット(15分、30分、60分)で電源をオフにできる。で、寝室の間接照明に最適。

星やプラネタリウムINDEXはこちら

2007年5月11日 (金)

コンビニと教会と

高校時代のクラスメイト。生活環境はそれぞれ違っているけれど互いの誕生日などにお祝いメールのやりとりなどをしている友達から電話がありました。弾んだ声で。
彼女が「今日も星日和」のブログを読んでくださっていることは知っていたのですが、5月3日の「コンビニで働く人は街の守護神」に同感!!というありがたい電話だったのです。
晴佐久昌英さんという神父さんの本「大丈夫だよ」に同じ感覚で綴られた詩がある。それを私に伝えたい!と電話をくれたのでした。

続きを読む "コンビニと教会と" »

2007年5月 3日 (木)

コンビニで働く人は街の守護神

皆様のお住まいの近くにはコンビニはありますか。コンビニで働いている友人はいらっしゃいますか。

コンビニ。主婦の方はスーパーで買い物することが多いはずからあまり利用しないかもしれません。
けれど、もろもろ、コンビニって町で一番重要スポットの一つじゃないかと思うのです。

様々なジャンルで光を放っている方々をご紹介するカテゴリ「光り人」。
今回は家の近所にあるコンビニA店とB店で働く3人をご紹介
(A店で昼間働く30歳前後の男性。
 A店で深夜から朝まで働く30~40代の男性。
 B店で夜働く50歳前後の女性)。
この3人。私は「カリスマコンビニスト」と心の中で呼ばせていただいています。

まずA店の30歳前後の男性。
人って、自分が何者かを主張しなくても、発している空気で伝わるものがある。ということを感じさせます。
ごく普通にコンビニの制服を着て、ごく普通に声かけやレジをして接客をして。
それなのに何かが違うのです。
一言で言うと「澄みやか」。(※こんな単語はありませんが、「さわやか」&「澄んだ」のニュアンスで)。
何かが違う。コンビニの派手な色のうわっぱりを着ているけれど、雰囲気は「牧師」さんに近いんですね。
コンビニの中に入る時、鳴る音はピポンピポンだし、おでんの匂いはするし、教会とはまったく似てもにつかない店内なのに、この男性がいる時に店に入るとどこかおごそかな感じがします。
このコンビニに入る時は、牧師さんに逢いにいく、みたいな気持ちになります。

実は、以前、路上でご老人が落し物をした時、この方が屈んで一緒に探している場面をみたことがあります。
ある時は、マスクをしてレジに立っていた時、おばちゃんに、「あら、風邪なの~」とか心配されていました。
たぶん、「こんな息子がいたらいいわねえ」って思われるタイプ。
大げさにいうと、この男性が私たち町内の人を愛していて、それを町内の人も感じ取っている、ということかも。

私のことも覚えてくれているようですが、余計な会話をしたことがありません。
でも人って「型通りの挨拶」の中にもその人の人格とか内面のあたたかさとか伝わるものだなと痛感します。
私自身、仕事の一つで接客もあります。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」一つでも心をこめると何かが違うっていうのを肌で感じて、とても勉強になります。

B店の女性は、ゆるいウエーブに少し明るい色の口紅。マダムと呼びたくなる華やかさと、子供は男子二人かなと思えるおばちゃんバイタリティがミックスした女性。
コンビニの制服を着ていても充分おしゃれな雰囲気が出ています。
ですが、つんけんな感じが一切なく、目じりには笑いじわ。にこやかに接客される女性です。

夜遅くなって、終電で帰るぐらいの時にこの店を利用します。
やはり、プライベートな会話はしません。「まあ、遅くまで仕事?」とか訊かれることもありません。
でもお釣りとレシートを受け取る時の「ありがとうございました」の笑顔に、「今日も一日お疲れ様。おかえりなさい」みたいに言ってくださっている想いが感じられます。

3人目はA店の30~40代の男性。たぶん、私とあまり年はかわらないのでしょう。
夜から朝の時間帯の勤務のようです。
私はこの男性がいる時に店を利用することはあまりないのですが、結構ファイトの素となっています。
「夜、帰りが遅くなったけれど、これから家に戻っても徹夜だ~」っていう時、このコンビニの前を通って、この男性が働いているのをみると、「この人も明日の朝まで働くのか~。寝静まった時に働くのは自分だけじゃないんだ。私もがんばろう」って気持ちにさせられます。

早朝から仕事で出ることが多い私。いつもこの男性をガラスの外からチェックしています。
早朝はお客さんの出入りがあまりないのですが、いつも何かしら動いていらして「やすめ」の姿勢をとられている時がありません。

特に冬の早朝出勤の時は、このコンビニの明かりにほっとしました。
まだ夜が明けず、駅までの道のりも真っ暗。
その中で、唯一明るいコンビニは、ヘンゼルとグレーテルが森の中でお菓子の家をみつけたぐらい、心のたよりになりました。
そして、この男性が働いているのをガラスの窓越しに見て、「私も早朝からがんばろう」ってモチベーションをあげたのでした。

自宅の近くのコンビニってとても影響力が大きいと思うんです。
一人暮らしの人にとっては、一日のはじまりに最初にあうのがコンビニの人。一日の最後にあうのがコンビニの人ってことも多いはず。

みんなが寝静まった時間なのにきびきび働いている人をみたり、きちんとした接客を受けたら。
「今日は一日いやなことばかりだったな」っていう人の気持ちもほんの少しかわるかもしれません。

コンビニも指導が厳しいでしょうし、問題がある接客をする人はいないと思うのですが、バイトなどで働いている人でも大きな役割を担っていることを誇りに持ってほしいです。
ホテルでの接客や一流ブランドで高価な買い物をするセレブな顧客相手の仕事でもない、八百屋さんのように常連さんと会話をしながら、ねぎったりおまけしたりみたいなやりとりもない。自分のカラーも出せない仕事。だなんて決して思わないでほしいです。
コンビニのお仕事ってあのスペースにいろんなものが揃っていて、陳列からレジからエトセトラいろんな仕事がそれを2~3人でこなすのだから、一つ一つの仕事を身につけるだけでも大変でしょうけれど。

コンビニで働く人は街の守護神と言っていいかもしれません。
住まいに一番近いコンビニは交番よりも頼りになるかも。
何よりも一階にあって、通りに面していてガラス張りで働いている姿が見えるというのがポイント。
お店を利用する人はもちろんのこと、利用しなくても、夜中にその明るさを頼りにするetc.町の重要なスポットになっているのです。

親元を離れている友人の一人は、実家のすぐ近くにコンビニができて、そこで働いている人がとても感じがよく、あの人が親の近所にいてくれると思うとほっとしたと語っていました。

交番のおまわりさんではないし、何かあって近所のコンビニに助けを求めるってことは具体的にないにしても、親が住んでいるところのすぐ近くで24時間誰かが必ず起きている。そう思うだけで安心する気持ち、すごくわかります。

「この人が近所にいてくれてうれしいな。一日の最初にあう人でうれしいな。一日の最後に会う人でうれしいな」「この人ががんばって働いているから私も今日一日がんばって働こう」
コンビニで働いているあなた。気づかないだけで、仕事ぶりを誰かがみていて、そんなあなたを励みにしているかもしれませんよ。

でも、どうがんばったらいいんだろう。レジの時に何か親しげに話しかけなきゃいけないのかな、なんてプレッシャーにならないでくださいね。
ごく普通に元気に明るくマニュアルにそった声かけと仕事をするだけで充分。
働いていれば不愉快なお客さんもいるだろうし、プライベートでもいろいろあるでしょうし、そんなことがあっても「元気に明るく」を保つだけで大変な努力なのですから。
「一生懸命元気に明るく真面目に」。ただ、それだけ。その繰り返しだけ。それだけで尊くて、「私もがんばろう」っていう気持ちに結果的にまわりがなるのだと思います。

« 2007年4月 | トップページ | 2007年6月 »

emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
    コンタクト: メールアドレスはhoshibiyorihappy*yahoo.co.jp このyahooの前の*を@に変えてご連絡下さいませ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

googleでサイト内検索↓

  • グーグルの検索窓に ■■ site:http://hoshi-biyori.cocolog-nifty.com/star/ をコピペして、■■部分を任意のものに変えていただくとサイト内の検索ができます。 ■■の後ろは半角空きです。
2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

今日も星日和の衛星

  • ガガーリン地球は青かった 原文探し旅
    今日も星日和の第一衛星。  カテゴリー「ガガーリン」の  一覧と更新情報の アップブログ。ガガーリン中心にご覧になりたい方はぜひこちらをブックマークください
  • おいしくってしあわせ
    今日も星日和の第二衛星。 おいしーいものを少しずつ  紹介していきます

music

お散歩に行くブログ

  • 笑店 - 楽天ブログ(Blog)
    おんぽたんぽさんの心の琴線に触れたものが紹介されています。キラキラと大切なものが光ってる宝箱のようなブログ。
  • さる子の「こんな毎日」
    暮らしを豊かにする様々な美が満載のブログ。さる子さんは新ブログに移行され、こちらは基本停止中のようですがご紹介させていただきます
  • always in heaven
    「笑店」のおんぽたんぽさんの新ブログ。森羅万象のネットの中で素敵なもの、こと、ひとをみつけだされていて、訪ねるたびに素敵なエネルギーをいただきます。