ガガーリン63 海外の新聞を取り上げるにあたって
すっかりブランクがあいてしまったガガーリンシリーズのつづきです。
1962年のガガーリンの来日シリーズもまだ終わっていないままにあっちこっち飛びますが、
当時の海外の新聞もご紹介したいなと、少しずつ取り上げてみようと思います。
ただ、精度が落ちます。
といいますのは、海外の新聞に関しては、図書館で当時の現物、
もしくはマイクロフィルム化されたものをチェックしています。
私が、「この新聞にこういう表現はみつからなかった」と思っても、違う場合があります。
1.私が記事を見落とした。記事をみつけたが、コピー段階でしそこねた。
2.図書館に保管されている新聞のバックナンバーには該当記事はみつからなかったが、
実は本国では号外や夕刊が発行されていて、そこに掲載されていた。
それがたまたま日本の図書館には所蔵されていないだけ、
という可能性だって捨て切れません。
ですので、あくまでも私がみつけられた範囲内で書きます。
たとえば「この新聞には地球は青かったとずばり書かれた記事はなかった」と私が書いていても、
私がみつけられなかっただけで、その記事が存在している場合もありますのでその点をご了承くださいませ。
さて、ガガーリンシリーズ、ブランクがあるのでもう一度簡単に復習させていただきます。
名言とされる「地球は青かった」が語られたのは、
宇宙からの帰還後、着陸地点でガガーリンがイズベスチヤとプラウダの新聞記者に答えた時のものです
(あくまでも私の調べ)。
「ゼムリャー・ガルバヴァータヤ」。厳密には「地球は青みがかっていた」。
そして、ガガーリンは開口一番この一言だけを語ったわけではなく、
長いインタビューの中の途中に出てくる一コメントに過ぎませんでした。
日本の新聞各紙もこの言葉を当初、「地球は青みがかっていた」「地球は薄青色だった」というような訳し方で紹介。
扱いも特大見出し、というわけではなかったのです。
日本でも、ガガーリンの語ったいろんな言葉が当時の新聞をにぎわしていたのに、
いつのまにか、<ガガーリン=地球は青かった>となっていったのですね。
海外の新聞でどう報道されているのかをなぜ追うか。
それは「地球は青かった」の原文ロシア語はもうわかったわけですが、
海外のそれぞれの国の言葉でどう言うのだろう。
日本と同じように、この言葉だけがクローズアップされているのかしら。
などのことを知りたいからです。
ガガーリンINDEXはこちら
« チェコ天文学の夕べ | トップページ | ガガーリン64 海外の新聞その1.デイリーワーカー The earth is bluish. »
「 ガガーリン」カテゴリの記事
- 今日は4月12日水曜日(2023.04.12)
- ガガーリン103 映画『ガガーリン 世界を変えた108分』を観ました(2015.01.08)
- ガガーリン102 山梨県立科学館(甲府)に行ってきました(2014.04.30)
- ガガーリン101 プラネタリウム番組「はるか地球をのぞむ」。ガガーリンの言葉の翻訳を担当させていただきました。(2014.04.16)
- ガガーリン100 ソチ五輪の開会式でガガーリンが少し登場しましたね(2014.03.02)
« チェコ天文学の夕べ | トップページ | ガガーリン64 海外の新聞その1.デイリーワーカー The earth is bluish. »
コメント