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2007年8月31日 (金)

コトバ+音+影---いのちの祝福

「星日和」という言葉がきっかけで作曲家ササマユウコさんとの出会いがありました。

ササマさんのピアノ音楽、心の中にとてもなめらかに広がっていきます。
美しい色と風が波紋のように心の中にを潤していきます。
私が仕事でお世話になってきた真砂秀朗さんとササマさんが一緒にライブをするというお話もあってさらに縁を感じていたのですが、
そのササマさんが音楽監督と演奏をされる催し物があるということで、8月22日、行ってきました。

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2007年8月29日 (水)

フランネルフラワーをまたゲット&夏の終わりのエトセトラ

昨日の皆既月食。雨で見られませんでした。
ご覧になられたエリアの方、よかったでしたね。
雨というか雷雨。
それはそれで空に走る光を楽しみました。

先日の日曜日はベジパーティー(ベジタリアン食事パーティー)におよばれしました。
ベジ料理がどれもおいしくてまたいろんな方との出会いも語らいも楽しくて
しあわせなひとときを過ごさせていただいたのですが、
思いがけずこの会場から遠くの花火がみえて、そのサプライズに感激しました。

というかんじで空の光り物と過ぎ行く夏を謳歌しています。

町の小さな花屋。今日は買うつもりもないしとなにげなく通り過ぎたあと、
むむっと立ち止まりました。今、さりげなく私の視界の中にアレが入ったような。
まさかと思って戻ってみると、
軒先で販売されている苗の一つにやはりアレがありました。

そうフランネルフラワーが!!
この時期に。なぜ。しかもこんな町の花屋に。

↓ゲットしたもの

Mataget

背丈のある苗。タグはシェリーホワイトとなっています。
Tag

「フェアリーホワイト」は花びら全体はみどりがかった白。
花びらの先端だけ緑。
だったのですが、シェリーホワイトは全体が黄緑色が強く、縁の部分だけ濃い緑色、
というかんじではありません。

5月に買ったフェアリーホワイト
Midorinotsubomi
さすがにこの時期はつぼみをつけることはなくなりましたが、
だいぶ葉が茂ってきました。
ベランダにフェアリーホワイトとシェリーホワイト。
ダブルのホワイト(歯磨きのチューブのキャッチコピーのようですが)が楽しみです。

今年はすぐ並びの公園で蝉が大繁殖。蝉時雨というよりももう蝉土砂降り。
公園の前を歩く時、後ろの車のクラクションが聞こえないくらい。
うるさすぎて、なんという音で鳴いているのかわからないくらい。
すべての音域フルボリュームで鳴っているかんじです。
あちこちには天寿をまっとうしたせみがぱたぱた。

私のベランダにも。
時々、蝉がぴゅっと足元に飛んできて、ビィビィビと羽を震わせてバタッって息絶えることがあります。
まるで見取ってほしい、死に水をとってほしいと言わんばかりに。
なんで私の前に~と思いますが、そのまま燃えるゴミにするわけにもいかず、
そっと紙袋に取って、公園の隅っこに弔いにいってます。

フランネルフラワーINDEXはこちら(花INDEX内)に。

2007年8月26日 (日)

しぶてんでミッキームーン

昨日25日はしぶてんにうかがって、屋上で天体望遠鏡で月エトセトラ、見させていただきました。

20070825moon
天体望遠鏡のレンズのところにデジカメを近づけてパシャリ。
こんな風に月が見える様子が、飛行機の窓から外を眺める時の感じに近くて、
すぐそこに月があるような、もうすぐ月に着陸するような気持ちになってしまいました。

こちらは40倍で月全体を捉えたもの。
蟹に見える模様。
ディズニーランドにこのあいだいったせいか、
ミニーとミッキーにみえてしかたありません。
Mickymoon_2

左の蟹の爪にあたるところがミニーちゃん。
右の蟹の爪にあたるところが、
ソフトクリームを持って、左側を向いているミッキーにみえませんか。
Mickykage

28日の皆既月食の時に屋上で観望会もされるそうです。


しぶてんは旧代々木高校の施設の中にあります。
校内に16日の神宮外苑の花火大会の時の花火の写真が飾ってあってびっくり。
屋上にあがってわかりました(標高46m)。
神宮外苑がものすごく近いのです。
天体写真教室の先生方が夏の風物の写真教室もされていて、
この日はその腕前を屋上花火観察&撮影で奮われたようです。

地元にこんな絶好の神宮花火観測ポイントがあるなんて、代々木上原の方々がうらやましいです。
(7月のしぶてんの集まりの日は遠くに隅田川の花火もみえたとか)

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2007年8月24日 (金)

星愛で(その23)万華鏡の中に地球という星の色が咲く

星愛で茶会(hoshimede chakai)のタイトル「星の色、咲いた」は、
春という、光まぶしく、綺麗な色の花々が咲く時期に
①宇宙にさまざまな色の星があること
②地球という星にはいろんな色があること

その恵みの中で生かされていること、愉しむことをテーマにしていました。

それをビジュアルとして実現してくださるのが、
宇宙をモチーフにした作品の多い万華鏡作家山見浩司さん。
万華鏡映像に使う素材(オブジェクト)もガラス、鉱物をつかっていただき、
文字通り、地球という星にある様々な色を華となって咲かせてくださいました。

パワーストーンをグリセリン入りのオイル万華鏡のオブジェクトに使うこと、おすすめです。
鏡のおかげで、1個買ってもたくさん買ったようにみえるし(*^。^*)
色の美しさを楽しめます。

ちなみにこちらが私が手元の天然石でつくったオイル万華鏡です。
万華鏡キットは山見さんのお店、リトルベアで販売されているものを使用しています。

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2007年8月23日 (木)

甲子園の球児たち---白球を全身全霊で

佐賀北高校。すごかったでしたね。あんな逆転劇があるとは。
ただ、広陵の投手野村くんの好投を思うと、押し出しのバッターの時の微妙な判定。複雑な気持ち。
佐賀北が公立で特待生なしでここまでこられたのも快挙。
広陵の攻撃で再三満塁のピンチを迎えながらそれを堅い守りで防いだこと。
それだけで充分見ごたえと感動がありました。
渾身の力で今まで野球に打ち込んできたすべてを出している選手たちに、ほんのちょっとの「助け」もいらなかったような。

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2007年8月21日 (火)

二子玉川花火---腹に心地よく響く大玉

連日のように「空の光りもの」をお送りしていますが、

18日は用事を済ませた後、
二子玉川の花火のクライマックスに間に合うことができました。

200708unigold

正式名は多摩川花火大会とたまがわ花火大会。
多摩川の河原の2ケ所で打ち上げられます。
前者が川崎区、後者が世田谷区の主催。多くの場所で両方の花火を左に右にと楽しめるのです。

河原で行なう花火なので、大きめの玉もあがります。
「ニコタマ」で開催だから、と狙ったのではないのでしょうが、
笑顔の「にこちゃん」や「猫ちゃん」もたくさんあがりました。

いくつもの花火を乱打重ね咲きさせるのも美しいものですが、シンプルに火種がシュルシュルーと昇っていく。
空に昇りきって、開くとズドンと腹に響く音とともに大輪の花が咲く。
その花はゆっくりと色を変えながら、球状に拡がって、少しずつ火の粉が落ちてやがて消えてゆく。
スケールのある大玉一つ一つをたっぷりと味わうのも贅沢な気持ちになっていいですね。
重ね咲きだけではなく、そのオーソドックスな演出でも満喫できました。

中心の球から放射状に光が伸びる
山見浩司さんの万華鏡作品みたいな花火もありました。
200708mangekyo_2

とても立体的
200708hanabidama_2

小さく咲いてそれがぶわ~と大きく広がる時、遠近感が狂うのでしょうか。
自分が吸い込まれるような錯覚を覚えます。

花火の開催時間が19時と早いのは、夏至を過ぎて日が暮れる時間が早まっているから。
猛暑でも季節は少しずつ進んでいるのですね。

薔薇色の夕焼けと遠いいなびかり

またまた連日空のひかりもの。
18日は二子玉川の花火を楽しんで、今日は夕焼けといなびかり。

ハワイ島のマグマのようなオレンジ色の川が空に流れていました。
そのオレンジが少しずつ薔薇色にかわってゆき、あーうっとり。
私の美容のもとは朝焼けや夕焼けの薔薇色の光をあびること。
今日は極楽。
20070820yuuyake

シェービングフォームかムースのようにもこもこの入道雲。
やがてこの雲の向うでいなびかりがビカビカはじまります。
20070820kumomokumoku

まだ暮れきっていない空。
雷の音は一切聞こえない遠い空でのいなびかり。
入道雲が遮断しています。雲の薄いところでは稲妻のぎざぎさがみえます。
20070820kumoni

雲のシルエットが雷によって浮かび上がるのもかっこよかったでした
(ちょっと語弊のある言い方ですが)。
ずっとびかびかしていて、
まるで怪獣映画とかで恐竜の卵が内側から光って孵化する場面のようでした。

空が暗くなってからも、不気味に雲のフォルムを浮かび上がらせる雷。
20070820yorumo

私のところに雷雲はやってきませんでした。
真上には星が輝き、遠くでは音もなく光のスペクタクルという宵でした。

2007年8月19日 (日)

欽ちゃん、すごい!


Kinchan_3
24Hマラソン。歩いて2~3分のところを欽ちゃんが通るときいて、
じゃあ、ふらりと見に行こうかなぐらいのつもりでいました。

そして出てみると、もう通り過ぎた、とのこと。
2つ大誤算でした。
一つ。時間を間違えたこと。
二つ。急に「逃した!」という気持ちになり、無性に欽ちゃんの姿をみたくてたまらなくなったこと。

そこで、沿道を先回りして、欽ちゃん待ちをしました。
大通りにまたがる歩道橋に何人かたたずんでいます。
聞いてみると「さっき、○○が中継地点で映ったからもうすぐですよ。
ちょっと休憩長いですね」と教えてくれました。
別の人は、毎年見ているそうで、去年はこうで、おととしはこうでといろんな話をしてくださいます。
「さっき、○○店の看板が映ったからそろそろこの辺かなと思って」と出てきた人も。
歩道橋の上ではきちんとしたカメラを三脚にセットしてアングルを確認している方も。
携帯で情報を得られる人がみんなにいろいろ伝えてくれます。

知らない同士での「欽ちゃん待ち」、おもいのほか盛り上がりました。

24Hテレビのお揃いのTシャツを着たスタッフとテレビカメラをかついだ人がやってくると、
「もう少しだ」とみんな少し浮き立ちます。
しばらくして、
アスリート体型のスタッフが走ってきて、
その後、ギャラリーが飛び出さないように警備の方たちが並び、
そのあと、欽ちゃんが併走の方達とともにやってきました!

このルートはほとんど車の専用道路。
歩道をわざわざ歩く人は少ない、という道だったためか、
沿道のギャラリーも「たまたま歩いていたらでくわした」というわけではなく「わざわざ応援にきた」人たち。
ぎっしりというわけでもありません。
そのせいか、ギャラリーの警備にしてもものものしい感じではありません。

欽ちゃんは、いわゆるジョギングの走りではなかったけれど、
完全な徒歩とも違う、蹴り上げることはないけれど、走りのフォームでした。
車道の脇の狭い歩道。私達のすぐ目の前を通りすぎます。

何人も声援を送り、握手を求めます。とても長く握手している人がいました。
手を離したくないというよりも、興奮で手が吸い付いてしまったんじゃないかと。
欽ちゃんの番組で育った世代にとって、欽ちゃんって生で会うとなんだかんだいってすごく興奮するのわかります。
握手したまま、感激したおももちで話しかけているその人にも、
欽ちゃんは足を止めて、丁寧に向かい合います。
まわりはちょっとはらはら。
握手したり片手ハイタッチを受けたり。
欽ちゃんは苦しくっても柔和な顔で、律儀にみんなの期待にこたえていらっしゃいました。
そして一人一人の顔を見るようにして通り過ぎました。

今日も猛暑。
ちょっと歩いただけでも、欽ちゃん待ちで立ち止まっているだけで汗だらだら。
欽ちゃんのバイタリティ、つくづくすごいなと実感!
無事、武道館に辿りつけますように。

(追記)
欽ちゃん、無事武道館に辿りつきましたね。よかったー。
年配の方からちっちゃな子まで、大御所の存在なのに「ちゃん」づけで呼べる人って欽ちゃんぐらいかしら。
沿道のそばの床屋の「鉄ちゃん、がんばれ」の黒板がおかしかったです。
これじゃあ、てっちゃんですから~。

2007年8月18日 (土)

稲妻を撮りました

連日、「空の光りもの」三昧。昨夜は雷雨による光と水のショーでした。

雷(かみなり)は神鳴り。それを実感します。
神社で手を合わせるように音で邪気を払う、雷の音にはそんな力がある気がします。
暑さと湿気でだらんとしている体に喝を入れるような音と振動。

むわんとした黄色い空気が、夕立のあとは、
一転マイナスイオンいっぱいのすがすがしさに変わります。
強い天然シャワーに洗われたすがすがしさは、神社の清められた空気に近いものをを感じます。

夕方の空。不思議な色でした。
鉛色の雲がもくもくと押し寄せながら、空や空気は夕焼けに染まっていました。
それもオレンジではなく、ピンク色に。
グレーとピンクというなかなかない組み合わせの空でした。
Yudachimae

このあと一気に雨。
昨日は傘を持ってでかけなかったので、びしょぬれになってしまいました。
ディズニーランドのズブ濡れになるショーを体験していると思えば、結構気持ちのいいものです。

家に戻ってから、雷を撮ることに挑戦してみました。
花火を撮る時の、「やみくもにデジカメのシャッターを押し続ける」方式で。

稲妻を2枚写せました~。
Kaminari1

Kaminari2

危険な雷。
楽しんでいる場合ではないのですが、写真に納めることできてちょっと感激です。

2007年8月17日 (金)

神宮外苑花火---スワロフスキービーズの輝き

ショーに花火に雷に流星。連日のように空の光りものを楽しんでいます。
8月16日は神宮外苑花火を見にいきました。
青山という地の利の良さから10回ぐらいは見に行っているかもしれません。

今回は友達の自宅でみました。「コンビニと教会と」で、
晴佐久昌英神父さんの詩集を教えてくれた高校時代からの友人です。

夕空も美しい色合いです。
Yugureshinjuku

   (新宿夜景) 

(花火)       
          
________________________|
  (建物の通路)     

という絶景ロケーションで楽しみました。

L字型の建物の通路には住人たちがみんな並んでいるのですが、
ぎっしり、ではなくてすりに一人一人が並んで充分余裕があります。
花火と自分の間に前の人の頭があるということがなく、誰もが最前列。
友達が家から持ってきてくれた椅子に腰掛けて眺める花火。

手すりから上下の階を見ると上も下の階も手すりに向かう人たちが。
その様子がオペラハウスのようで、オペラハウスのロイヤルボックスで
花火を鑑賞している気分でした。
Shinjukuyakei

外苑の花火の特徴。それは街の中であげるということから、
大きな尺玉よりも、コンパクトなものが多いということ。
大輪の花が開いて色が変わりながらゆっくり散る。
ではなくて、小ぶりの花火をこれでもかって重ねてコラージュして圧倒させます。
色はメタリック。涼しげでさまざまなニュアンスの色が咲き溢れて、スワロフスキービーズの世界。
ジュエリー、ラメ、ラインストーンを夜空にちりばめるみたい。

金色の花火も、カルティエのスリーゴールドのようにホワイトゴールド、
ピンクがかったゴールド、イエローゴールドがあります。
さらに赤みがかったゴールド、マツケンサンバのまつけんの着物みたいな
ゴッテリぴかぴかゴールドまで多彩。

グリーン系もきれい。
若草色は新作花火だとか。
Melongreen

スカイブルーもキレイ。
Skyblue

明るいオレンジと濃いネイビーのコンビもセンスが光ります。
Orangeblue

赤もマゼンダ色から緋色まで。
Magenda
Hiiro

オープンハート型に開いた花火が複数絡まっている様子は
まさにジュエリー。
Openheart

外苑の花火は音も意識して凝っている気がします。
打ち上げのドスドスシュバシュバから、上空で弾ける時のパンパン、バチバチ、ジュワジュワetc.。
重ね咲きするので、まるでタップダンスか和太鼓の演奏を聴いているかのように、
リズミカルにドスドスパンパカジュワジュワっと聴こえるのです。

仕事帰りにふらっとでも楽しめる神宮外苑、お薦め。

ところで、自宅に呼んでくれた高校時代からの友達。
私が一番印象に残っている彼女の姿は、
体育祭の仮装行列で銀河鉄道999の黒ドレスのメーテルに扮した姿。
だったので、花火大会の球場からゴダイゴのライブの銀河鉄道999が聞こえてきた時はうれしくなりました。

2007年8月16日 (木)

シンデレラ城前で星空観察

連日猛暑続きですね。
昨日8月15日は日が暮れてからやっと外に買い物にでました。
西の空に細ーい月が立っていました。
やけに赤いです。まるできれいに食べきった西瓜のようでした。
20070815_1930moon
↑ステラナビゲータで再現してみました。

さて、8月11日はねずみーランドにいきました。お盆休み。激込みを覚悟して。
もちろん混んでいて8時の開園よりも前についていて並ぶということは必須ではありましたが、
クリスマス時期にくらべて、スタンバイの待ち時間が短かかった気がしました。あ
まりに暑くて、がしがしアトラクションに並ぶというよりも園内で休む人が多かったのかもしれません。

夏でも植栽が見事なのがディズニーランド。
白いぽんぽんみたいな千日紅やいろんな花がありました。
↓ラベンダーではないと思うのですが、モーブ色と黄色のコントラストが綺麗。
070811nezumigarden

ミッキーとミニーのトピアリーもかわいい~。仲良く2ショット
070811nezuminoki_2

一番の目当てはシンデレラ城前で開催されているジャック・スパロウのショー。
これでもかっていう火と水の洗礼。
最高!パイレーツオブカリビアンの映画をまだ見ていない私ですが充分楽しめました。

夜2回、7時30分からと9時からの開催です。
最初の回を見終わった人が出ていくのと入れ替わりにステージ前に入ります。
7時30分からのショーで放射された水のため、下は濡れていますが、
そこにビニールシートを敷いてそれぞれ自分の場所を確保。
9時までここに座りっぱなし。
途中エレクトリカルパレードが始まると、遠めではありますが結構見えます。
トイレにかわりばんこに行ってかえってきて、ひたすら9時まで待つ。そんな時、星空観察がおすすめ。
シンデレラ城前の広場でシンデレラ城に向かって座ると右手の空にひときわ明るい星が。
それが木星。そのほぼ真下(今の時期で20時半ぐらい)に見える赤い星がさそり座のアンタレス。

     *夏の大三角がシンデレラ城の左手に

  ・
* ・         
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      ・             
       *            *←木星
         |             ・←これは一番見えにくいかも
         ||            ・←じんわりと見えてきます
        | |        ・←赤いアンタレス
       |   |
             ←シンデレラ城

少し暗闇に目が慣れてくると木星とアンタレスと2等辺三角形をつくるような星が見えてきます。
もう少し目が慣れてくるとその小さな星の上にももうひとつ。
台形のように星をつなげられます。

アンタレスのまわりには
の字とSの字が合体したように星が並んでいるのをご存知の方も多いことでしょう。
その形はさそりや釣り針にもたとえられています。け・れ・ど・
カリブの海賊に乗ったり、お土産売場の海賊グッズをみたあと、
ジャック・スパロウのショー待ちをしていると、
JとSの字合体のフックのような星の並びは、
フック船長の鍵爪の義手そのものに思えてくるではありませんか!

シンデレラ城でさそり座を眺める時、ぜひぜひ、あそこに海賊の義手が~って想像してみてください。
木星、アンタレス以外にも
星がいくつか見えています。
20070811_2030sasori1_2

さそり座の星座線を出すと。
かぎ爪の義手みたい!!
20070811_2030sasori2

さて、シンデレラ城の左手(上の図よりもう少し離れたところ)にあるのが夏の大三角。
3つの星のまわりにもう少し星がみえてくるはず。
白鳥座のつばさのフォルムも視力のいい方&コンディションがいい日には捉えられるでしょう。

というように、星空を眺めていると9時になります。

ショー待ちの時、シンデレラ城をバックに光る三つ目くんバッチをぱちり。
ショーの写真は勝手にアップできないかなと思うので。
070811siromae

ショー。すごかったでした。これでもかって火と水が。
火は目を思わず細めるまぶしさなだけではなく、離れているのに頬に熱を感じるくらいの熱さ。
ぶわっと吹きあげるたびに、ろうそくを灯した時のような匂いもします。

水は、ステージ上から、シンデレラ城から大噴出。
かなりずぶぬれになります!
その水の軌跡に照明が当たった時、一瞬虹が見えたのにはびっくりしました。

少しおどろおどろしくライトアップされるシンデレラ城も必見。また見に行きたいショーでした。

(2015.1.29追記)星空画像を追加しました。
いずれも過去の星空も再現できるステラナビテータ10でシミュレーションした画像です。
中黒や*で星の位置を示すのは難しかったので、便利さがありがたいです。


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2007年8月15日 (水)

ペルセウス座流星群---いつもの窓辺に星が降る

ペルセウス座流星群をご覧になりましたか。お盆休み。
帰省先で旅行先で大自然の中で楽しんだ方も多いことでしょう。

私も見ました。といっても、わざわざロケーションのいい場所にでかけたわけではなく、
12~13日はさいたま市の住宅街で。13日夜は自分のところのいつものベランダで。

一日目。住宅街にある家の庭。あまり星が見えないかと思いきや、予想以上に星が空に点在していました。
そして視界が広がっていました。

雲もほとんどなく、絶好の流星日和。
カシオペア座はWの字の脇の2つの星。牡牛座ではすばるが肉眼で7つ。
牡牛の赤い目アルデバランを端に星5つのVの字編隊もくっきり。
そして今の時期、牡牛にはもう一つの赤い目火星も。
ぎょしゃ座は五角形をかたどる5つの星とその脇の3つの星。
このくらいが肉眼でみえるくらいのコンディションの中で、結構流星、見えましたね。
そして人工衛星も。

3時45分には東南にある3階建の家の上に
オリオン座がすっかり昇りきりました。


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13日の夜はいつものマイベランダで。

南側のベランダ。ひさしが張り出しているので、ほーんとに見える星は限られています。

夜空が思いっきりトリミングされています。

それでもベランダで流れ星がみたいなあと思うのは、
自分の視覚に映るおなじみの窓辺の景色に星を降らせてみたいから。
その1個の流れ星を毎日思い出せば「一粒万倍」のように「一流星万倍」楽しめるから。

南側の一部分の空だけを見るのは結構賭けではありました。
北東の放射点とは離れるし。けれど放射点から離れる分、現われたら軌跡は長くなります。
13日は23時から眺めてみたのですが、南側のこの小さくトリミングされた夜空の中にも流れ星はやってきました。

感激~。
夏の大三角の1辺ぐらいあるんじゃないかしらというくらいの長い軌跡でいくつか見ることができました。
赤ーい軌跡に白ーい軌跡。スーー。スーー。
特に13日23時58分。14日0時5分、0時19分のものはお見事。
願い事だけではなく、「たまやー」と叫びたくなるくらい。
花火の火の粉が飛んできたのかと思いました。

11月のしし座流星群は凍える真夜中、厚着して携帯カイロをポケットにつめ、白い息をはきながら眺めるものですが、
ペルセウス座流星群は夏、心地いい夜風の中でみられるのがいいですね。
蝉の声の中での冬の星座と流れ星はオツなもの。

郊外に出かけるのもいいけれど、自分の街でも流れ星を楽しめる絶好の機会。
星空を1時間以上眺め、近所の誰誰さんの家の屋根の上にあった星が少しずつ位置がかわっていくことに時間の流れを実感して、
朝になってゆくにしたがって、ぎょしゃ座の下の方の空が少しずつ明るくなっていき、蝉や鳥が目覚めていくのを確かめる。

ペルセウス座流星群。郊外に行かないから無理なんて思わず、ぜひ街の中でチェックしてみてください。

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2007年8月 9日 (木)

毎日いいことがある日々を過ごす方法

今日も暑かったですね。
朝から出かけ、いろんな街をめぐったので、へろへろ。

夜になって遠方からの帰宅。絶対座ろうと急行を見送って各停に乗りました。
無事席について一休みをしていると、どんどん混んできます。
目の前に立っている人達のすきまからジーンズをはいた女性の足元がみえました。
隣にはキャリーがついた黒い大きな荷物。その時は、スーツケースかしら。
海外旅行の帰りかなと。

しばらく経って、目の前の人が降りるために移動した時にわかりました。
スーツケースと思っていたのはベビーカー。
えっと顔をあげると、その女性は片手でベビーカーが転がらないように押さえ、
もう一方の手だけであかちゃんを前にかかえていたのです。
その赤ちゃんが「ずりり」と落ちそうになりながらのけぞっています。
<アクロバティック白鳥の湖>状態。

これはいけない!と、席を譲りました。

私の下車駅の少し手前の駅でその女性と赤ちゃんは電車を降りたのですが、席を立ち上がった時、
私に何度もありがとうございましたと言って、
そして、まだ言葉がわからない赤ちゃんにも「席を譲ってくれたおねえさんにありがとねー」と呼びかけるのです。
赤ちゃんもかわいかったし、明らかに20歳近く年上の私を「おばさん」ではなく「おねえさん」。
配慮の効いた若いお母さんだと思いました。

へろへろで疲れていたのに、
「席に座れて助かりました」と喜んでくださるとなんだか足が軽いのです。
むくんでいるはずなのに。
すごく心の中にもさわやかな風が流れる気がして、蒸し暑さが減るのです。
疲れてよどんでいたものが、すーと通るかんじ。

冒頭の<毎日いいことがある日々を過ごす方法>。
それは簡単。
いいことがなかった日は自分からいいことをおこせばいいのです。
いいことがあった日はそのおすそわけのつもりでいいことを。
そうすればエブリデー、いいことデー。

ドアを次の人のために手で持っていてあげるとか。
デパ地下の惣菜売り場で、自分は2番手かなと思ったのに、
お店の人が勘違いして「お待たせしました」と先に対応しようとしたら、
ラッキーと思わずに「こちらのかたが先です」って最初に待っていた人に譲るとか。
無理せずほんのちょっとだけ、いいこと。

「プチいいことを」すると自分の奥からコロン1プッシュぐらいの元気が湧いてくる気がします。

近所の雪ちゃん
Yukiup

レンズを向けるとスリスリしに来るから
お顔アップを撮るつもりが
おでことお尻としっぽしか写りません。
Yukichikasugi_2
↑雪ちゃん、近寄りすぎ

2007年8月 8日 (水)

ガガーリン67 イリューシンのことは当時の日本でも

ガガーリン66の続きです。
意外でした。ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を成し遂げた1961年4月当時、
日本でもすでにガガーリンが一人目じゃないという噂がかなり具体的な内容で報道がされていたのです。

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2007年8月 6日 (月)

グラウンドに渡る風

もうすぐ甲子園。注目選手をテレビで続々紹介していますね。
甲子園に出る学校はこれから本番だけど、負けて甲子園出場を逃した学校は、8月は何をしているのでしょう。
3年生が抜け、1、2年を中心にした新しいチームづくりでの練習と練習試合のシーズンなんですね。

8月の練習試合をおこなう相手校は甲子園を目指しての都道府県大会の時には決まっているということをききました。
ですので、練習相手が甲子園に出場してしまえば、その練習試合はなし。
試合が組まれていた相手校が甲子園出場が決まって、
練習試合ができなくなってしまった時、悔しくならないのでしょうか。
自分達が出場を決めて、相手の学校に練習試合を断る場合もあるわけですから、
そこはお互い様と割り切るのでしょうか。

甲子園出場が圏内に入っているどの学校にとっても、
8月21日ぐらいまでは練習試合どころじゃない、っていうのが最高の願いなのでしょう。
兵庫県にずっといつづけて。

それなのに、練習試合をすることを余儀なくされてしまった全国の野球部たち。腐らないのかしら。

かたや、甲子園での試合。はなやか。脚光。満員の観客。応援団。
かたや、夏休みでほどんと人気のない学校のグラウンドでの練習試合。
きっと華やかなブラスバンドの演奏もないスタンド。
私だったら「甲子園に行ってたら違ったのに~」ってふてくされそう。

甲子園出場組になるかならないかで、
8月がまったく違ったものになる高校硬式野球部。光と影。
テレビでどんどん甲子園のことが報道されるたびにいろんな思いが胸をよぎります。

わりと身近なところにグラウンドがあるからかもしれません。
炎天下、ユニフォームという厚着をしてストイックに練習を続ける。
そんな彼等は修行僧のように見えます。
腐らないで野球を続けるというのは本当に好きなんでしょうね。
好きっていうよりも、やらないといられないって感じなのでしょうか。
全国で8月にもくもくと練習と練習試合をこなしていく球児たち。
くやしさを乗り越えて打ち込む日々が「次」に報われますように。

ところでグラウンドを渡る風っていいですよね。
草、青い空、流れる雲。かけ声。
ボールがパンとミットに吸い込まれる時の音。
カキーンというバットの音。
誰にみせるためでもなく自分たちのために練習をしている、
そんなグラウンドの上空を渡る風ってどこかやすらぎに近いものを感じます。
(本人たちはヒーヒー大変なのでしょうが)
ふと、ユーミンの「まぶしい草野球」を聴きたくなりました。

2007年8月 2日 (木)

2007神奈川新聞花火大会 センスのいい色使いが最高

昨日8月1日は横浜に神奈川新聞花火大会を見にいきました。
私にとって今年はじめての花火。去年と同じ場所でみました。
2007kanagawahanabi

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2007年8月 1日 (水)

今シーズンはじめてのオリオン座

夏至から1ケ月以上たち、夜明けが遅くなりました。
とはいえ、朝4時45分ですと空は既にだいぶ明るくベランダ星をみることはできません。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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