二子玉川花火---腹に心地よく響く大玉
連日のように「空の光りもの」をお送りしていますが、
18日は用事を済ませた後、
二子玉川の花火のクライマックスに間に合うことができました。
正式名は多摩川花火大会とたまがわ花火大会。
多摩川の河原の2ケ所で打ち上げられます。
前者が川崎区、後者が世田谷区の主催。多くの場所で両方の花火を左に右にと楽しめるのです。
河原で行なう花火なので、大きめの玉もあがります。
「ニコタマ」で開催だから、と狙ったのではないのでしょうが、
笑顔の「にこちゃん」や「猫ちゃん」もたくさんあがりました。
いくつもの花火を乱打重ね咲きさせるのも美しいものですが、シンプルに火種がシュルシュルーと昇っていく。
空に昇りきって、開くとズドンと腹に響く音とともに大輪の花が咲く。
その花はゆっくりと色を変えながら、球状に拡がって、少しずつ火の粉が落ちてやがて消えてゆく。
スケールのある大玉一つ一つをたっぷりと味わうのも贅沢な気持ちになっていいですね。
重ね咲きだけではなく、そのオーソドックスな演出でも満喫できました。
中心の球から放射状に光が伸びる
山見浩司さんの万華鏡作品みたいな花火もありました。
とても立体的
小さく咲いてそれがぶわ~と大きく広がる時、遠近感が狂うのでしょうか。
自分が吸い込まれるような錯覚を覚えます。
花火の開催時間が19時と早いのは、夏至を過ぎて日が暮れる時間が早まっているから。
猛暑でも季節は少しずつ進んでいるのですね。
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