「辛い(つらい)」はヨロコビノモト
10代のある時期、私は漢字を覚えまちがえしていました。
辛いという字と幸せっていう字が同じだと思っていたのです。
なんで、反対の意味になる単語が同じ文字なんだろう。
中国の考え方は奥が深いなあなんて、勝手に感心すらしていました。
受験にこの漢字の書き取りがでなくて本当によかったって思います。
でも、なんでこんなに似ているんでしょ。
違いは上の方に横棒の一があるかないかですよね(ざっくり見ると)。
辛いことの中にこそ幸せの素があるから。
辛いけど唇を真一文字にして乗り越えたら、きっとそこに幸せが待ってるから。
そんな狙いで作られた文字ではないだろうけれど、そんな風に思えてしかたありません。
長期戦だなあってため息をつくものを抱えていらっしゃいますか?
受験生も推薦などを除けば、勝負は来年の春。
やっても手ごたえがかえってこない伸び悩みの時期って絶対あると思うのです。
フィギュアスケート観戦を一緒にさせていただいたり、いろんなことを語り合わせていただいていて、
フィギュアカテゴリにも登場している趣味人さん。
趣味人さんはいろんなスポーツ観戦もされ、ご自身も大学時代まであるスポーツで選手として活躍し、
いまなお、忙しい仕事のオフタイムにそのスポーツを続けていらっしゃる方なのですが、
力は右上がりではつかない、技術は階段状で向上することを
ご自身の経験や追ってきたいろんなアスリートの具体例をあげて励ましてくれます。
きっとスポーツだけじゃないのでしょう。伸び悩んだりスランプになっても
それでもあきらめずに続ければ絶対次のステップがある。
気づかないうちに、あれ、こんなにうまくなったんだって振り返られる時がくるはず。
長期戦をかかえている方へ。
今まで努力してきたんだから、これからだって努力できるはず。
もし、違うコツを掴んだら、素直にそれも取り入れたりしながら。
過去に、変わらないと思ったらある時急に上達していた、
って自分で感心した体験が一度ならずおありだと思うのです。
私の場合は小さなことではロシア語でしょうか。大人になってから一からはじめました。
文字を覚えるところからのスタート。今もレベルは高くはないのですが、
文字が読めることがうれしくて、仲間と授業を受け、夢中でロシア語のネットを追ったり。
それでも手ごたえはなかったのに、
ある日、ロシア語のフィギュアスケートのサイトに書かれていることがなんだかわかるぞ
っていう進歩を感じた瞬間がありました。
皆様が体験されたそんな「瞬間」。これからも何度も訪れると信じて、互いに目指す道を明日も進みましょ。
辛いは幸せの素。
ランナーズハイだって、ハアハアの極限越えて、エンドルフィンでまくり~なわけですし。
夏の疲れが一番でる季節ですけど、みんなで乗り切りましょ。
↑昨日9月18日の朝5時45分ぐらいに現われた朝の虹。
私は気づかなかったのですが、
早朝からの仕事仲間が撮ってプレゼントしてくれました。
携帯でもこれだけ写る見事なダブルレインボウです。
この虹の下にいる方達は「雨に打たれてる」と思われたかもしれないけれど、
実は皆様の上にはこんな綺麗な橋が架かっていたのですね。
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「辛」と「幸」って確かに似てますよね。
私は以前、雑誌の占いの欄を見て、「○○が災いするでしょう。」と書いてあったのをなぜか、「○○が幸いするでしょう。」と読み間違え、有頂天になりました。たまたまその雑誌を美容院でもう一度目にして、読み間違えに気付きましたが、その占いの期間はもう終わっていて、「よい方に読み間違えといてよかったー。」と思いました。
ところで、レーリヒは、どちらかというと美術方面から知ったことになるのでしょうか。卒業制作、卒業論文のどちらかを選ぶことが出来たのですが、何をしようか全く決まってなかった私は、ちょうどその頃読んでいた、インドを訪れた人の本に出てきた「ニコライ・レーリヒという画家が・・・・」という一節にすごく惹かれ、調べ始めました。
インターネットも無い時代でしたから、図書館や、色々な場所に出向いて調べるうちに、ますます興味がわいて、来日当時の雑誌記事なども見つけることが出来ました。
卒論に、そう大したことは書けなかったと思います。
レーリヒのしてきたことの紹介、といった程のものです。
投稿: どんぐり | 2007年9月20日 (木) 01:03
どんぐりさん。コメントありがとうございます。
災いを幸いと思って過ごされたとうかがうと、「気の持ちよう」って大きいのかもしれませんね。
ネットがない時代にレーリヒを調べられるっ大変でしたでしょう。逆にあまり情報が得られないから、一つみつけるとうれしい!と乗ってゆく気持ちすごくわかります。
レーリヒが来日した時の雑誌記事。読んでみたいです。レーリヒは来日時に富士山を描いたということは資料でみながら、来日時の記事があるかどうかまで思いもかけていなかったので。
投稿: emi | 2007年9月20日 (木) 05:46
はじめまして
町田 プラネタリウムで検索していたら
こちらに辿り着きました。
私も「辛」と「幸」はよく見間違えますが
>唇を真一文字にして乗り越えたら
こちらの文になるほど、と納得しました。
色々な解釈があると思いますが
見間違えるくらいユルい部分(私の思考回路)があるのも幸せかもしれません。
またプラネタリウムへ遊びに行きます。
投稿: ver. | 2007年9月28日 (金) 22:00
ver.さん。はじめまして。
ver.さんも辛と幸をよく見間違えるとうかがってほっとしました。
どうしてこんなに似ているのか不思議ですよね。
またぜひ訪ねていらしてくださいますように
投稿: emi | 2007年9月28日 (金) 22:54