黒い雲もくもくにワクワク
青空にモクモク白い雲。まるでその上にラピュタの王国があるような・・・。
そんな白い雲大好きです。
朝焼けや夕焼けの時のすみれ色、オレンジ色、バラ色に染まる雲も大好き。
うっとりするような彩雲には天使がちょこんと腰掛けているような、
そして下界を楽しそうに眺めているような気がします。
そして、実は真っ黒な雲も大好き。
長い棒なら届きそうに低く垂れ込めた鉛色の雲。
つっついたらプシュー、ドヴァーって雨水が勢いよくもれそうな雲。
ワクワクします。
「一転にわかにかきくもり」って言葉も好き。
なぜ? 小さい頃に2つルーツがあるのかもしれません。
一つは「マグマ大使」。テレビでやっていました(年齢がばれる)。
マグマ大使の敵のゴアが確か黒い雲の中に住んでいたように記憶しています。
髪もアフロでモクモクしていました。モノクロで見ていたドラマだったと思うのですが、
ゴアの黒い雲の不穏な感じが好きでした。
もう一つは、幼稚園の頃に何度も眺めていた景色を思い出すから。
駅の反対側の幼稚園に通っていました。
線路にまたがる地下道をくぐって駅の向こう側に出るのですが、
しょっちゅう、「電車」じゃないものが走っていたのです。
黒い煙をもくもく吐く乗り物が。フォルムをまったく覚えていないのですが、
いわゆる蒸気機関車が走っていたということなのでしょうか。
覚えているのは、やってくる音がする。(たぶんシュッシュッシュッシュ)。
見上げる。空にモクモクと黒い煙が立ち昇る。それが目の中いっぱいに広がる。そんな光景です。
匂いも覚えています。中学ぐらいまで学校が石炭ストーブでした。ス
トーブの中でまだ熱い石炭を水の入ったバケツに入れると、じゅわーと音がして、
完全に「火種」ではなくなります。あの時なんとも言えない匂いが立ち上りますよね。
鼻の奥にもわーんと広がるあの匂いと一緒。
蒸気機関車のあの黒いもこもこした雲が好きだったから、今でも黒い雲が好きなんだと
思っているのですが、2歳年上の姉はまったく覚えていません。
「黒い煙を吐く電車なんて通ったっけ」って言ってます。
(電車じゃないってばと私のつっこみあり)。
私よりあらゆる面で小さい頃の記憶が優っているのに。
母はよく覚えているというので、私の記憶違いではないようです。
今でも鮮明に思い出せるあの蒸気機関車の煙の様子と匂い。
当時、機関車の本体とかには興味がなくて、煙にみとれて、立ち止まって、空を仰ぐ園児だったんだと思います。
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