ガガーリン69 インドの新聞ヒンドゥー面白いです
ガガーリン68にひきつづきインドの新聞THE HINDUについて。
ガガーリン68でも触れましたが、想像以上にガガーリンについてとりあげているのがこのTHE HINDUです。
私が今まで国立国会図書館、大学図書館、専門図書館で閲覧した1961年当時の海外の日刊紙は限りがあります。
現時点では
アメリカ(ウォールストリートジャーナル、スターズアンドストライプス、ニューヨークタイムズ)、
イギリス(ガーディアン、タイムズ、デイリーワーカー)、イ
ンド(ヒンドゥー)、
韓国(朝鮮日報日本版、東亜日報日本版)、
中国(人民日報)、
朝鮮(文字が読めないままコピーした新聞…たぶん労働新聞)、
ドイツ(Deutschland und die Welt、Frankfurter Allgemeine Zeitung、Neues Deutschland)、
フランス(ルモンド)。
新聞全体のボリュームとして、一番紙面が多いのがアメリカのニューヨークタイムズでしょうか。
コンスタントに毎日40ページ以上ありそう。
フランスのルモンドは紙面数もすくないし、写真をあまり掲載せず、
新聞の見出しも黒地に白ヌキでデカデカ!とか、そういうセンセーショナルさはありません。
たんたんと記事が羅列され、学会の報告書を読むようなかちっとした印象。
そんな中で、日本の新聞は当時から新聞自体の紙面数が多く、キャッチーな見出しやレイアウトや写真の掲載。
すごく発達しているように感じます。
ガガーリンの記事に絞ってみましょう。写真や記事の充実度はこんなかんじ。
【超充実】
プラウダ。イズベスチヤ(ソ連)。
ガガーリンの祖国だからあたりまえ。
【次に充実】
デイリーワーカー(イギリス)
【充実】
日本の新聞各紙、ニューヨークタイムズ(アメリカ)。タイムズ(イギリス)。
日本の新聞よりはるかに紙面数の多いニューヨークタイムズと日本の新聞が並ぶことで、
いかに日本でガガーリンのことが取り上げられているかが推測できます。
【思ったより充実】
THE HINDU(インド)。人民日報(中国)。
Deutchland und die Welt(ドイツ)。
【あっさり】
ルモンド(ルモンド)。
ガガーリンの顔写真含め、写真や図の掲載はなし。
(といいましても、あくまでも私が閲覧できた新聞に限っていること。
上記の新聞も図書館に所蔵されていない夕刊や号外がある可能性もありますし、
私のチェックミスもありえるので、あくまでも私なりに調べた範囲内での印象、と思ってください)
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インドの宇宙開発。
日常生活を送っている中ではなかなか話題にあがりませんが、
かなり意欲的のようですよね。
その下地が1960年代からあったから1961年4月当時の宇宙関連記事が充実しているのか、
宇宙開発やガガーリンに関する記事が当時取り上げられることで、
開発が進んだのかわかりませんが、どちらでしょう。
↑1961年4月15日のヒンドゥー。全面、宇宙特集。
タイトルは「FROM SPUTNIK TO COSMONAUT」
スプートニクから宇宙飛行士へとなっています。
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