2007スケートカナダ---浅田真央の新たな魅力
フィギュアスケートのグランプリシリーズ。
少し前になりますが、2戦めのスケートカナダを。
やはり一番の注目は浅田真央。
ショートもフリーも暖色を使わないコスチューム。大人っぽさとかんじさせます。
最後にダブルアクセルをふわりときめて終えるところ、うっとり。
ストレートラインステップも激しいし、それがまだこなすだけで大変そうだけど、
滑り込んでいくともっと味が出てくるのでしょう。
細いけれど足の筋肉のつき方もめりはりがあってとてもバランスがとれてますね。
武田奈也。笑顔に定評があるけれど、心配そうな顔をしていたり、集中した顔も魅力的。
今何を感じているんだろって表情を見てしまいます。
<人が好き。観客に対して心を開いている>ということなのかしら。
人をひきつける天性のものがありそう。
だからこそショートが笑顔をあまりみせないプログラムに仕上げてあるのがいいと思います。
グランプリシリーズデビューでまずまずのできだったのでは。
中野友加里。めったにしないジャンプミスがショートの本番にでて相当悔しそうでしたね。
やはり今年もドーナツスピンは健在。なめらかでシャープな動き。
フリープログラムは、まだ、スペインという味付けが足りないけれど、
先シーズンの名プログラム「SAYURI」がこまやかに和のしぐさがもりこまれていたように、
スパニッシュな味付けが盛り込まれていけばもっともっと濃いしあがりになるのでしょう。
ショートで首位に立ったフィンランドのレピスト。
そのショートプログラム、チャーミングで素敵なプログラムでしたね。
滑るヨロコビがつたわってくるような。
ものすごく挑戦的なことをしているわけではないのだろうけど、
一つ一つの体の動きが丁寧に慈しみもって滑っているようで魅了されました。
男子のプログラムはわずかしかみられていないけれど、
コンディション悪いながらもバトルの演技がみられてよかったです。
エルドリッジとかバトルとか、
宣教師っぽい雰囲気(行儀よく端整でクラシカルみたいな)の男子スケーターの演技も好きです。
ジュベールは今までのプログラムの中では一番このみかも。
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