氷点下の夏の星
朝4時40分ぐらいに起きる朝型生活をはじめて、1年半以上経ちます。
そのため、星空は夜見るよりも、目覚めて、朝いちに眺めるのが好きになりました。
今の時期、4時40分ですとまだ外は真っ暗。
東南の空が明けてくるのが6時すぎ。
ですので支度をしながらいろんな星や朝焼けの空の美しさをかなり楽しむことができるのです。
1月中旬ぐらいから、
東南の空に赤い星がみえています。
これはなんと
夏の代表的な星座さそり座の一等星アンタレス。
夜明け前に星空を見るということは
季節を二つぐらい先取りすることになるのですね。
今、宵空で主役を張っている冬の星座オリオン座を
私が早起きして見ていたのは9月中旬。
春の星座おとめ座を「おめざ」がわりに見ていたのは
12月の上旬頃。
そして、今はもう夏の星座さそり座。
夏の花火大会の夜などに眺めているさそり座をこんな真冬に見ているというギャップ。
窓を開けて、氷点下の中、白い息を吐きながら仰ぐ夏の星もオツなものです。
冬に温かい部屋で食べるアイスクリームのよう。
寒いけれど朝型生活という方は、ぜひぜひ、早起き者の特権、冬空の夏星も楽しんでみてはいかがでしょうか。
今は夜明けの空に金星と木星も楽しめます。
金星、木星、アンタレスも、外に出なくても、
窓の内側からでも充分みつけられる明るさです。
くれぐれもあたたかい格好で眺めてくださいね。
(2015.2.4追記)
画像はステラナビゲータ10で再現してみた星空です。
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