ナムダコフ参加の映画「モンゴル」がアカデミー賞ノミネート
浅野忠信主演の映画「モンゴル(Монгол/mongol)」が
アカデミー賞の外国語映画賞のノミネートされましたね。うれしいです。
ロシアの監督セルゲイ・ボドロフ(Сергей Бодров/Sergei Bodrov) によって
チンギス・ハーンの若き姿を描いたこの映画、
美術をダシ・ナムダコフが手がけているので、完成を心待ちにしていました。
日本ではアップリンクが配給されるということで楽しみです。
↑ナムダコフによるペンダント
ダシ・ナムダコフはロシアのアーティスト。といってもブリヤート人。
顔立ちも私たちに近く、共通のルーツを感じさせます。
今までアーティストとして手がけてきたのは彫刻、ジュエリーデザイン他。
とてもフォルムが神秘的。仏像的。シャーマン的。
ぞくっとするようなぴんと張り詰めた緊張感と不思議ななめらかさを感じさせます。
エイリアンを手がけたギーガーのアートワークにつながるものを感じます。
一言でその世界を語るとすると「ブキミ美しい」「摩訶不思議神々しい」。
すうと目が吸い付いて離れなくなるような妖しい魅力が。
そのナムダコフのテイストがこの映画でどんな風に顕れているのか楽しみです。
「モンゴル」のオフィシャルサイト、ロシアのサイトで調べるとhttp://www.mongolfilm.ru/ のようです。
ロシア語と英語版があり。トップページからですと映画の画像がでてきますが、
手早くskipして進みたい場合はhttp://www.mongolfilm.ru/en/about/main/から。
filmmakers をクリックするとProduction Designer Dashi Namdakovの名前があります。
その名前をクリックしていただくとナムダコフのプロフィールがでてきます。
ちなみに浅野忠信はロシア語でАсано Таданобу。
ロシアは日本ブームで、武士道、侍に傾倒している人も少なくありません。
北野武監督の映画「座頭市」を観ている人も多いので、
浅野忠信主演のこの映画にも関心持たれていることでしょう。
ダシ・ナムダコフの一覧はこちら
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