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2008年5月21日 (水)

5月の満月と「絵のない絵本」

昨日は満月。
夜、ベランダにでてみるとオレンジ色のまあるい月が南東の空にありました。
そのあと、窓とカーテンを閉めて部屋にいたのですが、
ある時、視線を感じたような気がして窓に目を向けると・・・。
そこには、こなきじじいと一反木綿の姿が!というホラー話ではなくて・・・。
窓に目を向けるとカーテンがきちんとしまってなくて中央に10cmぐらいのすきまがありました。
その間にちょうどいたんです、お月さまが。
感じた視線は、きっと満月からの光。

ふと、アンデルセンの「絵のない絵本」を思い出しました。
月が夜毎、絵かきの窓辺を訪ね、世界のあちこちでみた光景を語るお話です。

人類は47年前、ガガーリンがはじめて大気圏から抜け出て地球を一周したのに、
月は大昔から、あたりまえのように世界中をぐるりぐるりと毎晩見回しているのですよね。

自分たちに向かって祈りをささげる人たち、
夜風を浴びて自分を見上げながらデートする二人。
自分の明かりの下でおこなわれる祭りetc.。
月はあらゆることをみているのですね。

太陽は世界を明るく照らすから、見えることはいっぱいあるでしょうけれど、
人が隠すものもいっぱいあるから、
月の方が人の営み、表情、いっぱいいろんな姿をみているのかも。

夜咲く花もみている月。
暗い地球を照らしていきながら、大自然の中の川や湖に自分の姿を映して、今晩はどんな形かな。
明日が満月かって自分自身の体型もチェックしているのかも。

さて、「絵のない絵本」では月は33回、絵かきのもとを訪ねて語ります。
その第三十三夜は子供の話。
「子供たちがわたしのことなんかちっとも考えていないときにも、
わたしはカーテンや窓わくのあいだから、たびたび部屋の中をのぞいています。
子供たちがひとりで、やっとこ着物をぬごうとしているのを見るのはとっても愉快です。
最初に、裸の小さいまるい肩が着物の中から出てきて、そのつぎに腕がするっと抜けてでてきます。
それから、靴下を脱ぐところも見ます。白くて固い、かわいらしい小さな脚が現れてきます」
(新潮文庫より)

Enonaiehon
新潮文庫のこの表紙が好きです。

月の光が差し込む=月から見られているということ。
一晩かけて地球のあちこちをめぐっていろんな人の部屋の中を覗いてしまう月。
私の部屋だってカーテンのわずか10cmのすきまから覗いてしまうのだから。
立てひざで座ってPCに向かっていた私の姿に、
「行儀、わる!」っとぎょっとしていたかもしれません。
・・・・・・・・・・
ところで、5月の満月にあわせておこなわれるお祭りをご存知ですか
それは、京都の鞍馬寺のウエサク祭。
10年以上前に訪ねました。
きちんとメモしておらず、うろ覚えの記憶ですが、
夜、月に向かって唱え、月の光を浮かべた盃をみんなで回しのみしたような気がします。
最初空が曇っていたのですが、月の方向にみんなで向かって、
お坊さんが唱え始めたら雲が切れて満月が現れた時は、びっくりしました。
でも、前年も参加された方が去年はずっと曇ったままと言ってましたから、
お祈りパワーというわけではないのでしょう。
休憩を挟んで夜通し儀式がおこなわれ、最後は護摩焚き。
すがすがしい霊気に満ちた早朝に解散となります。
儀式もさることながら、初夏の森林の精気みなぎる鞍馬寺の空間に夜通しいられること。
とりわけ早朝のすがすがしさに体いっぱい浸ることができるのは何にもまさる魅力でした。

今はそのサービスがないのかもしれませんが、
私が訪ねた時はお夜食においしいパンまで無料でふるまってくれたのです。
参加者は鞍馬寺の檀家さんかご近所なのか鞍馬寺がぶっとんでいると思っていらっしゃらない方たちと
、鞍馬寺がぶっとんでいることを知って&ウエサク祭に興味を持ってやってきたニューエイジ系の方たちと主に2系統。

夜通しの儀式の合間の休憩時間に、
ニューエイジ系の方たちがウエサク祭について
「5月の満月は1年で一番霊力が強いそうです」他興味深く話している横で、
おじちゃんおばちゃんたちが「独身?早く結婚しなきゃ」
とおせっかいな親戚のように世俗的な話に花を咲かせているのが
地に足がついているという感じで面白かったでした。

※鞍馬寺がぶっとんでいる、というのはそのいわれです。
650万年前、金星からサナート・クマラが舞い降りてというようなことが鞍馬寺のパンフレットに書かれているのです。

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コメント

鞍馬寺、4月に初めて行きました。本殿前方に結界がしてある平石がありますよね。翔雲台というそうですが、目を閉じて前に立っていたら、風の流れのような「気」を感じました。私はそういうの鈍いのですが、確かにここはパワースポットだなと思いました。だからでしょうか、いろいろ珍しい行事があるようですね。
emiさんは、奥の院まで行かれましたか?私は時間がなくて断念。いつか再訪したいと思っています。鞍馬は山椒が有名ですよね。ふもとのお店の山椒餅がおいしかったです(^^)

シーカンさん、1ヶ月前に行かれたのですね。パワースポットですよね。
奥の院、私も行き逃しています。平等院鳳凰堂と含めてまた訪ねたいです。
山椒餅、おいしいですよね。

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emi 

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
    コンタクト: メールアドレスはhoshibiyorihappy*yahoo.co.jp このyahooの前の*を@に変えてご連絡下さいませ
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