「カズエ」という名の薔薇の香りにうっとり
「カズエ」という名の薔薇をご存知ですか。
横浜近辺にお住まいの方ならいわれをご存知かもしれません。
今から30年ほど前に横浜の住宅地に米軍機が墜落する事故がありました。
この事故に巻き込まれ、治療を繰り返しながら亡くなった和枝さんを偲び、
和枝さんのお父様が薔薇生産者に依頼して生まれた品種です。
ピンク色の可憐な薔薇で、香りがとてもいいのです。
私はイングリッシュローズのイブリンに香りが似ているように感じます。
恩田川沿いのハーブ和枝園(こちらも和枝さんを偲んだところからつくられた緑豊かなハーブ園)
で地植えの「カズエ」に出会ってこの薔薇を好きになりました。
このバラを育てていらっしゃるところが他にもあることを神奈川新聞の5月24日の記事で知り訪ねてみました。
「のむぎ地域教育文化センター」敷地内の「のむぎ平和バラ園」です。
文化センターというとコンクリートの大きな施設、
青葉区でバラ園というと村田ばら園や青葉農園を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
もっとこじんまりしたアットホームなところです。
樋口さんご夫妻が不登校の子供たちに学びの場を提供されていらっしゃるので、
「おうち」とその脇に広がるお庭と畑。
(まわりが里山に囲まれて眺めがいいです)
けっして、青葉農園や村田ばら園のように、あらゆる品種のバラ、背丈を越えるバラがところせましと咲き誇っている、
というわけではありません。
けれど、畑に「カズエ」や平和にちなんだバラ(高くて背丈60cmほど)が
樋口さんご夫妻や子供たちによって愛情豊かに栽培されています。
苗も頒布もされていらっしゃいます。
(商売というわけではなくカンパ的なニュアンスで販売。購入していただいているようです)。
バラ「カズエ」の苗をお分けできるように育てていらっしゃるところはほとんどないと思いますので、
「カズエ」ファンで庭に植えたいと思われていた方はぜひ、訪ねてみてはいかがでしょうか。
樋口さんご夫妻もとても魅力的な方でした。
私が訪ねたのは5月26日のこと。この週末がバラの見頃かと。
アクセス、お問い合わせ先など詳細はのむぎ地域教育文化センターさんのHPをご覧ください。
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