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2008年5月17日 (土)

あなたのとなりの青メガホン

昨年の秋(9月)、このブログでご紹介したチームがありました。
まさかの大敗を経験した彼ら。
この半年。新しい指導者のもと、自分自身を改革する大変な朝夕晩を重ねてきたのだと思うのです。
この春、新シーズン。素晴らしいチームとなって蘇ってくれました。

「弱い相手にはぶっちぎりで勝つけれど、
強い相手に劣勢になるとあっさり負ける淡白なチーム」みたいに評されていたそうなのですが、
「荒削りだし、けっして強くはないけれど、勢いがある」
「のびのびしていて、劣勢でもはねかえして勝つ粘り強さがある」と、
まったく別の印象で語られるチームとなりました。

過去の全盛時代(過去のってあえてつけているのはこれからもさらに全盛時代がくると思うので)を知るファンをして、
「現チームは今までのどの時代よりも不思議な魅力がある」といわしめるチームカラーになりました。
本当にはたから見ていても素晴らしい選手たち。

私も青メガホン両手に応援。
たくさん興奮、時にはハラハラ。
逆転では飛び上がってよろこんで・・・。
復活ぶりをファンだけではなくライバルにも第三者にもアピールできた戦いぶりだったと思うのですが、
残念ながら、優勝まではいきませんでした。
頂点を極めるのは次シーズンにお預けですが、さらに強くなってくれることでしょう。

さて、アスリートたち。
チーム一丸となって戦いながらも、それぞれの置かれた場所が違うので、
仲間とは分かち合えない自分だけの痛みや不安というものもあるでしょう。
どんなに苦しんでいても回りが力になれないこともあるでしょう。
まして、応援する者は、彼らが背負うものを軽くしてあげることはなかなかできない。
シビアな環境。
それでも苦楽をともにする仲間がいる。そ
して、200分の1ぐらいかもしれないけど、負けた時の悔しさを共有できる応援者がいる・・・。

でも、闘っているのはスポーツ選手だけではありません。
この世の中、老若男女誰もが、
なにかしら人知れず戦いやチャレンジをおこなっているアスリートだと思うのです。
たとえば小さい子だったら、さかあがりができるようになる、ピーマンを食べられるようになるとか。
合格目指してがんばる受験生。
ご年配の方だったら、リハビリトレーニングの一つとして、駅の階段を自分の足で降りる、
それが大変なチャレンジという方だっているはず。
「誰かを許す」という心の問題に日夜自分の内面をみつめながら取り組んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

はたからは、その戦いがみえないだけで、誰もが何かと闘っている「心のアスリート」。

実は私は、星関係の仕事とは別に、とある施設でも働いています
(私自身が大好きなスペース。
でも、星とは直接結びつかないところ。
このブログで勝手に具体的に書く権利はないので詳細は避けます)。

このスペースにも、一人でもくもくとがんばる人たちがやってきます。
彼らがこつこつがんばるのをみているだけ。
なんの手助けもできません。
「フレーフレー」とも言えません。
でも、心の中では応援の青メガホンを持っているつもりです。

スポーツと違って人生は・・・
闘っていても、その勝ち負けが他人からは見えにくい。
応援ギャラリーもゼロだったり。
資格を取るためや学校に入学するためにどんなに勉強しても、合格発表の掲示の脇で落胆している時、
「落ちたけどよくがんばった」と拍手をしてくれる人はいません。
自分自身でこっそり技術を積んで、こっそり戦って、こっそり敗れる。
私たちが、挑戦の夢破れて傷心で満員電車に乗っても、隣の人は気づいてくれません。
逆もそう。同じ満員電車でもみあいへしあう隣の人が今日挫折を一つ抱えたとしても知るすべはなし。

だからこそ、私は今働かせていただいているこの場所で縁あって出会った人たち。
その人が叶えたい夢をちょっとでも知ったからには、
目指しているものに向かって努力している姿を目にしたからには、
心で青メガホンを叩いていたいと思うのです。

何も力にはなれないけど、声もかけられないけど、がんばっている姿の目撃者でいたい。
家族も誰も知らないかもしれない姿、
決して『失敗したけどよくがんばった』って新聞で健闘を記事にされることもない孤独な奮闘ぶり
を見守るギャラリーでいたい。

同様に、顔なじみのバスの運転手さん、
通勤ですれちがう人、
帰りにスーパーで試食のデモンストレーションでおまけをしてくれる顔なじみのマネキンさんetc,
「今日もがんばってますね。私もがんばります」って心の中でつぶやいてしまうのです。
でも、それは私だけじゃないでしょう。

朝早くから駅のキオスクで働く人へ。
駅を利用するおじさんがその姿をみて、
「こんな早朝からごくろうさま」って青メガホンを心の中で振っているかもしれません。
始発に近い電車で通勤のため駅の改札に向かうおじさんへ。
キオスクで働いている人が、「こんな朝早くからごくろうさま。
いってらっしゃい」って、青メガホンを心の中で叩いているかもしれません。

私自身も気づかないだけで、
誰かが「ファイト!」って心の中でメガホンで励ましてくれているのかもしれません。
「ブログの更新ファイト!」とか。
みんながみんなを応援しあえたら、この地球を包む「元気」というオーラが1割増しになるかも、なんて思います。

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コメント

今日もすてきなブログをどうもありがとう。

emiさんの職場は、きっと心の中の声援が波動になって、応援モードに満ちてることでしょう。

私もかげながら、がんばってる彼らに声援を送ります。
そして、私の知らないところで私を支えていてくださるひとたちへの感謝を、毎日忘れないでいたいです。

ブログを拝見して、晴佐久昌英氏の日めくりカレンダー『きっと いい日』に書かれていた言葉を思い出しました。

  いま このときも
  わたしのために祈っている人がいる


P.S. 文字色は、かなり読みやすくなってますよ。

Orangeさん。ありがとうございます。
きっとOrangeさんもpcの前で私を応援してくださっているのだろうなって思います。
「祈り」をしようってイメージが難しいところがありますがそういう時は「応援」でもいいのかしら、なんて。
晴佐久氏に日めくりカレンダーがあるのですね。
みてみたいです。

文字色チェックありがとうございます。
新しい記事からはこのくらいの濃さにしていきますね。

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emi

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。月に魅せられ、毎日、月撮り。月の満ち欠けカレンダー(グリーティングライフ社)のコラムも担当。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。   コンタクト:各記事のコメント欄をご利用くださいませ。コメントは私の承認後、ブログ内に反映される仕様にしています。公表を希望されない方はその旨をコメント内に明記くださいますようお願いいたします。
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