宇宙へ行った人気キャラクター(その1)---スヌーピー前編
今、横浜の青葉台駅前にある東急スクエアの1Fで
スヌーピーフェアがおこなわれています。(25日まで)。
宇宙飛行士姿のスヌーピーグッズがいっぱい販売されています。
アストロノーツ(astronaut/英語で宇宙飛行士の意味)というシリーズです。
スヌーピーとNASAの関係は深いのです。
アメリカのアポロ計画。NASAは宇宙船に名前をつけました。
アポロ10号の司令船には「チャーリー・ブラウン」、月着陸船は「スヌーピー」。
そしてスヌーピーも(ぬいぐるみも、なのか絵だけなのか不確定)、
栄えある宇宙飛行士たちと一緒にアポロに乗船していたんです!
東急スクエア1Fスタバ脇では、
宇宙飛行士姿のスヌーピーと2ショット写真を撮れるコーナーも
(携帯とか自分で持ち込みで)。
↑スヌーピー、しっぽもあるのがわかりますか。
左腕には星条旗が。
ぬいぐるみも販売されています。
Tシャツもかっこいい大人向けにM、Lサイズあり
バッグ。
「I'M THE FIRST BEAGLE ON THE MOON!」
(僕は最初に月に立ったビーグル犬)と書かれています。
クリアファイルやビニールポーチ。SINCE 1969と書かれています。
これは1969年のアポロ10号の打ち上げの年のことですね。
フェアのコーナーには『アストロノーツ スヌーピー』についてこんな説明文↓も張り出されていました。
スヌーピーと宇宙開発の関わりは実は40年前にさかのぼります。
1968年にアメリカ航空宇宙局(NASA)が当時世界に先駆けて推進していた
「有人宇宙飛行プログラム」のオフィシャルシンボルに選ばれました。
また同年にはNASAの職員や宇宙開発に貢献した個人や団体を表彰する
「Silver SNOOPY Award」が設立されました。
翌年の1969年5月18日、
司令船「チャーリー・ブラウン」、
月着陸船「スヌーピー」と命名された「アポロ10号」が打ち上げられました。
この「アポロ10号」は同年7月に飛び立つ「アポロ11号」の事前調査のための打ち上げでした。
ご存知の通り「アポロ11号」は人類史上初の月面着陸を成し遂げた記念すべき宇宙ロケットです。
テレビのカラー放送開始後初のアポロで、
月着陸船「スヌーピー」のパイロットであるサーナン中佐が描いた
フライング・エース姿の「スヌーピー」は10億を超える人々が見たといわれています。
月面調査を終えた「スヌーピー」と「チャーリー・ブラウン」の功績を記念して
月のクレーターのひとつが「スヌーピー」と名づけられています。
現在、司令船「チャーリー・ブラウン」はロンドンの科学博物館に展示されており、
切り離された「スヌーピー」は太陽の軌道に残され回り続けています。
アポロ計画の中の月調査船の中で現存する唯一の機体なのです。
アポロ11号を含めその他の月調査船は軌道上で燃え尽きたり、
爆破されたりとすべてが破壊されています。
2008年のNASA設立50周年に際し、
記念ポスターが作られ「スヌーピー」が月面に降り立った姿が当時のアートで描かれています
子供用品などを販売しているfamiliarが各地でこのフェアをおこなっているようです。
スヌーピー後編ほか【宇宙へ行った人気キャラクタ―シリーズINDEX】はこちら
« 5月の満月と「絵のない絵本」 | トップページ | 宇宙へ行った人気キャラクター(その1)---スヌーピー後編 »
「 宇宙へ行った人気キャラクター」カテゴリの記事
- 宇宙へ行った人気キャラクター(その12)---ペコちゃん、キユーピー(2013.01.17)
- 宇宙へ行った人気キャラクター(その11)---リカちゃん(2010.05.13)
- 宇宙に行った人気キャラクター(その10)---サザエさん一家(2010.03.28)
- 宇宙へ行った人気キャラクター(その9)---テディベアpart4. 2002年テディベア宇宙へ行く(2010.03.23)
- 宇宙へ行った人気キャラクター(その9)---part5.2006年テディベア宇宙へ行く(2010.05.06)
「 月見るシアワセ」カテゴリの記事
- 中秋の名月を愛でました~(2024.09.19)
- 西の空に三日月が見られました。金星も上にキラリ(2024.09.05)
- 2024年6月のストロベリームーン(2024.07.24)
- 三日月より細い二日月をみられました~(2024.04.10)
- 今年初の満月と遠くからのスカイツリー(2024.01.28)
ご無沙汰しています。いつも楽しく拝見しています。
えっと、9号は着陸船の実験機的な役割でしたので、地球軌道上で実験されました。
13号の着陸船は、司令船の事故により、乗組員の緊急カプセルとして使いましたので(映画アポロ13をご覧いただければわかりますね)地球のかなり近いところで切り離しました。両機はそのまま地球に落ちてしまったので大気圏で燃え尽きました。
11号の着陸船は、しばらく月の回りを回っていましたが墜落、12・14・15・16・17号は、わざと墜落させて月の地震波測定に使いました。
ご存知とは思いますが、念のため補足させていただきました。
投稿: 加藤おさむ | 2008年5月28日 (水) 01:44
加藤おさむさん。いつもご覧くださっていたのですね。天文・宇宙・プラネタリウムといったら加藤さん。その加藤さんに見ていただけてとてもうれしいです。
着陸船のこと、ソラでさらさらって言えるほどアポロのことについて詳しくないのです。
補足くださってありがとうございます。
投稿: emi | 2008年5月28日 (水) 05:10