中田悟さんの音の世界(その2)
中田悟さんが今後、あらたな世界として確立されたかったであろう<自然の音とアンビエントの融合>。
亡くなられてしまった今、その発展を追えないのが残念。
ですが、今まで着うたとして発表された作品が
『ナチュラルハーモニック』という1枚のアルバムにまとめられました。
自然の音+サヌカイトetc.の楽器によるナチュラルアンビエントアルバム です。
そして、有難いことに中田さんのPCには
これから着うたとして発表するための作品がいくつも遺されていたのです。
『ナチュラルハーモニック』にはその遺作も収録されています。
着うた用ですので、いろんなテーマの音が1分ぐらいの長さで次々展開する怒涛の全56曲。
自然の音と中田さんによる様々な楽器の音のコラボがとてもいいです。
ミュージシャンが互いに相手の呼吸をとらえておしゃべりするみたいにセッションするように、
<中田さん>と<さえずりや波や虫などの自然音>が対話しています。
メロディーが無く、鳥や虫の音だけで1分という作品もありますが、それも「自然音」というよりも、
鳴き声のかけあいがリズミカルでジャズセッションのように「音楽的」です。
音が弾けてます。大げさですが、部屋でCDをかけながらPCを打っていると、
せせらぎの音では、机ごと小川の上に移動して、膝から下をせせらぎに浸しながらキーボードを打っている気分に。
波の音では、部屋全体が満ち潮になって波に漬かっている感覚に。
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