プラネタリウムバーに行ってきました
先日、東京白金台のプラネタリウムバーhttp://www.planetarium-bar.com/)を訪ねました。
ずっと以前からうかがいたいなと思いながら行き逃していたのです。
とっても魅力的な空間でした。
星空を演出するのは、
大平貴之さんのメガスターゼロプラチナ。
白い球体です(リニュアルでこの6月から新登場)。
500万粒の星々は圧巻。
天の川もほーんとに綺麗です。
それから、コニカミノルタのメディアグローブが
ドームにいろいな映像を映し出します。
ドームの直径は3メートル。一般のプラネタリウム施設から比べるともちろん小ぶりではありますが、
落ち着く気持ちいい大きさなんです。
そして、このドーム。継ぎ目がなくて、なめらか。
だからこそ、ドームの投影面まで近距離であっても星が美しく見えるのですね。
神奈川県にある川崎市青少年科学館のプラネタリウムは
メガスターII Phoenixと五藤光学のプラネタリウム機を併用。双眼鏡の貸し出しサービスがあります。
メガスターが映し出す精彩な天の川の星粒を双眼鏡で覗いてください、と。
このプラネタリウムバーにも双眼鏡が用意されています。
3~4メートル先ぐらいの壁面に映る星空を双眼鏡で覗いても「何も変わらない」、
もしくは「星が人工的な灯りだということがわかってリアリティ半減」と思ってしまいそうですが、
ところが違いました。双眼鏡で天の川を覗くと、不思議。さらに、星の奥行き、立体感が感じられるのです。
無数の天の川の星々の手前や奥に大きい星が点在、っていう感覚で見えました。
メディアグローブの演出アイテムには、池袋のサンシャインのプラネタリウム”満天”でも投影されたことのある
馬場ふさこさんによるCG映像も用意されていました。
ドームの天頂から万華鏡のような造形が降りてきてフワーと広がる様子。
目の錯覚で、空に吸い込まれていくような感覚も気持ちよかったです。
メディアグローブがこの他映し出すのは、オーロラや海辺の夕景や、宇宙から眺めた地球の映像etc。
メガスターは、星空が動く日周や緯度機能もあるので、音楽に合わせて星空が動く様子が心地いいです。
それから何より感激したのは、真っ暗じゃなくて<星空が成立>すること。
プラネタリウムバーは飲食店。テーブルにあるグラスの位置がわかって手に取ることができるくらいの
明るさでも全然星空が負けないのです。
プラネタリウムバーのオーナーの白石洋介さんがカーテン(二重)を開いてくれたのですが、
なんと、白金の夜景が窓の外に見えるなかでも、星空がちゃんと広がるのです。
白金の夜景(ビルや街路樹)+星空。
私のツボでした。東京タワーも見えるんですよ。
プラネタリウム館ではドームの下の方に
ぐるりと地元の街の風景(ビルや塔など)を
パノラマで映し出し、その上に満天の星という
演出があります。自分の街で星空を眺めている気分になれるように。
そんな感じで、プラネタリウムバーでは、
パノラマ演出を<生の風景>でできるのです。
本物の東京タワーを眺め、
目線を上に上げると満天の星空。贅沢です。
アロマキャンドルを焚いても星空は負けなかったです。
メガスターゼロプラチナの威力なのでしょうね。
星空が回転していく時、ドームだけではなく、壁や白い椅子やバーカウンターの上にも
星がツーと伝っていく様子も好き。
プライベート的なプラネタリウム。
いろんな可能性を秘めている素敵な空間だなと思いました。
(画像2点はプラネタリウムバーさんお持ちのもの。私のデジカメが故障中なのでお願いしてご提供いただいたものです)
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