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2008年6月 8日 (日)

宇宙へ行った人気キャラクター(その3)---カロリーヌ(前編)

宇宙へ行った人気キャラクター第三弾はカロリーヌです。
「カロリーヌって誰?」と思う方も、「なつかしー。大好きだったー」という方もいらっしゃるでしょう。「人気」といえるほど誰もが知っているキャラクターではありませんが、フランスのピエール・プロブストが描いた可愛らしい女の子がカロリーヌ。たぶん昭和40年代多くの女の子の心をつかんでいたはずです。

カロリーヌと動物たちが繰りひろげる様々なお話が「小学館 オールカラー版世界の童話シリーズ」で4冊出版されていました。
金髪で赤いパンツをはいたカロリーヌはまさに小粋なパリジェンヌ。「あこがれ」を子供心に感じさせました。カロリーヌの友達はライオン、ひょう、熊、犬、猫なのですが、どの動物もひとつひとつの動きに習性がよく表現されているのです。

このカロリーヌシリーズに「カロリーヌのつきりょこう」というお話がありました。

Carolinea こちら→が私の宝物の『カロリーヌのつきりょこう』。他には「うみへいったカロリーヌ」「カロリーヌのサーカス」「あたらしいおうちのカロリーヌ」の3編が収録。

「カロリーヌのつきりょこう」では、博士が作ったロケット「こぐまざ号」でカロリーヌたちが月にいきます。月にりんごの木を植えたり、青い地球を眺めたり。それから、いたずら好きの黒猫ノアローが宇宙人の振りをしてみんなを驚かせたり。

なんといっても絵が魅力的。
ロケットの中で無重力で浮かぶ様子、月の光景etc.子供心に深く印象に残るのです。地球に戻った時、白猫のプフが畑のにんじんを抱きかかえて「にんじんはいいな。はなはいいな。ちきゅうはいいな」とつぶやくのですが、その顔の愛らしいこと。みているだけでうっとり。

Caroline2 フランスで原作が発表されたのが1965年。1965年というとアポロ1号の打ち上げ以前。人類が月に降り立つアポロ11号より4年も前に、カロリーヌと仲間たちは月に着いていたのですね。

ところで、今、読み返して気づきました。カロリーヌたちが月に行くロケットをつくった博士の名前はエクリプス。日蝕、月蝕という意味です。月の地図もでてきますし、リアルなところを押さえていたのです。
私は天文畑の人間ではなくて星好き文系班、なのですが、同世代の女性の中にはこの絵本によって、月に憧れ、科学者や天文学者を目指し、現在その道に進んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

カロリーヌシリーズは、他のお話でも、オランダの丸いチーズがおいしそうだったり(上の画像の左側の絵がそのオランダの丸いチーズ)、海の岩場で眠る様子が気持ちよさそうだったり。新しい家に住むお話では壁紙ののりが毛についてべとべとになって慌てるのですがそのべとべと具合も伝わってきたり。絵を見るだけで、おいしさ、心地よさとか体感が感じられるのです。

しばらく前にBL出版から復刻版がでました。でも若干、絵がリメイクされています。
ただ、小学館版は図書館か古本屋さんとかでしか手に取ることはできないと思うので、読んでみたいという方はまずはBL版を手にとってみてください。 後編では、小学館とBL出版の見比べ他についての予定です。

カロリーヌつきへいく (カロリーヌとゆかいな8ひき)

カロリーヌ後編ほか【宇宙へ行った人気キャラクターシリーズINDEX】はこちら

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コメント

懐かしいです♥
全巻持っていたのですがん十年前に引越しで処分。お話も絵も好きでした。
ぽっと胸の奥が暖かくなりました。ありがとうございました。

おのまあさん。はじめまして。
全巻持っていらしたなんてすごいですね。このゴール輝く絵本の装丁って子供心にも「デラックス感」を感じていました。それが全巻とは!

10年前の引越しで処分されたとのこと。どんな風に処分されたのでしょうか。
私は10年ぐらい前に近所の図書館の交換本コーナーにこのシリーズが出されていたのをみつけて感激。手に入れた巻もあります。
おそらく私と同世代の女性が大切に保存して、ご自分のお子様にも読ませていたけれど、そのお子様もこの絵本は卒業だから手放すというタイミングだったのかもしれません。

もし、おのまあさんが、フリマや図書館などで放出されたのであれば、どなたかが感激して宝物として受け継いでいらっしゃるのかもしれませんね。

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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