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2008年6月10日 (火)

一青窈のハナミズキ。100年続く「想い」

先日、一青窈のコンサートに行ってきました。
私のバースデープレゼントにと、ありがたくもチケットを譲っていただいて。
ずっーーーと、あの名曲「ハナミズキ」他を生で聴いてみたかったのです。

ライブ。よかったです。
一青窈、やはりずっと裸足でした。オーラがありました。繊細だけど力強い感じ。

ハナミズキ。
テレビでのインタビュー他で、
<9.11のテロをうけ、怒りの連鎖などがとまるように祈りをこめて作られた曲>
であると聞いていましたが、コンサートでハナミズキを歌う前に、さらにエピソードが語られました。

「歌詞の『水際まで来てほしい』『船が沈んじゃう』『お先にゆきなさい』の意味がわかりづらいという声をいただくことが多いのであらためて少し説明をさせていただくと・・・」と一青窈。
彼女は、水辺の都市ニューヨークでの9.11のテロの時、
客船タイタニックの水難事故やノアの箱舟を連想したのだそうです。
水辺。崩れてゆくもの。多くの人。逃げる。
テレビの特別番組が伝えていたニューヨークの光景は私も視ていたのですが、
タイタニックやノアの箱舟が重なってみえたというところに彼女ならではの感覚を感じました。

多くの人が災害に遭う中でひとにぎりの人が救われる。
自分が助かるチャンスがある、あと一人救えるという時に、
<自分と好きな人が助かる、船に乗る>というよりも、
<好きな人とその人が好きな人を助ける。譲る>ということができたら、
もっといろいろなことがかわるのではないかと感じ、そのことを歌詞に託したのだとか。
(※メモしながら聴いていたわけではないので、一字一句再現できているわけではありません)

自分と好きな人の幸せ、じゃなくて好きな人とその人が好きな人の幸せを願うって難しいこと。
勝手な推測ですが、一青窈自身もその難しさを知っているからこそ、
それを祈りに託したのかなと思いました。

ところで、100年続くっていいですよね。
世の中、100年続くものって実はそこかしこにあるのですよね。
今生きている私たちって、100年前のご先祖さま、おじいちゃんおばあちゃんの絆の証として「かたち」になっているわけですし、
私の魂に深くしみこむラフマニノフの名曲「ピアノ協奏曲第二番ハ短調」だって
1901年完成。100 年以上にわたって愛され続けている曲なのです。

さて、コンサートでは「かざぐるま」他しっとりした曲や、中国語の歌詞のものも。
中国語の響きもいいですね。
あと、ふりつけを教えてもらって会場中総立ちで一緒に踊る「江戸ポルカ」。
曲調違うけれど妙に大好きな曲です。

そしてもう1曲どうしても聴いてみたかった曲がありました。
それは「大家(ダージャー/中国語でみんなの意味)」という曲。
小さい頃に亡くなったお父様との思い出のあるよみうりランドの観覧車が歌われている曲です。

このブログ「今日も星日和」のフィギュアスケートカテゴリ他でたびたびご紹介させていただいている趣味人さん。趣味人さんが以前よみうりランドでの一青窈のコンサートの様子を報告してくださった時、鳥肌が立ったので。

趣味人さんが行かれたのは2006年12月、よみうりランドでのフリーコンサートでした。
その時の様子を教えてくださったメールをご了承を得て引用させていただきます。
(引用部分は青文字)

「会場はもちろん屋外。天候は曇りでしたがさいわい風もなく、
12月にしては穏やかな気候の中、ライブは進行していきました。
そして、ライブも終わり近くになって、「ハナミズキ」。
その歌の途中で突然、一青窈が明るく浮かび上がったのです。
最初はスポットライトを当てたのかな、とも思いましたが、それにしては明るすぎます。
西に傾いた日の光が、雲間から、まるでスポットライトのように射したのでした」


この日のコンサートは「よみうりランドの観覧車」という歌詞が出てくる「大家」からはじまり、お父様とのエピソードが語られたそうです。

「お父さんは体が弱く、動きの激しい一般のアトラクションは乗れなかったこと。
ただひとつ一緒に乗ることができたのが観覧車だった・・・。
一青窈は、そんな父の思い出を感じることができるよみうりランドでコンサートをしたかったのでしょう。
「ありが十々」という曲の中には”デートするならパパがいい”という歌詞もあります。
もちろんこの曲も歌いました。
そんな中で、ハナミズキのサプライズ-日の光のスポットライト-は起こったのです。
このことはもちろん本人も気づいていると思います。天国の父からの贈り物と感じたのかもしれません」


長く引用させていただきましたが、このエピソードを教えていただいてから「大家」も生で聴いてみたかったのです。

コンサートで「大家」を歌う一青窈を見ながら、彼女の中では今でもお父様は生きていらっしゃるんだなって感じました。

「ハナミズキ」の歌詞については2006.9.11の記事 2009.10.22の記事 2010.5.3の記事もご覧いただけたら。

星と楽しむ音楽INDEXはこちら

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コメント

今日5月18日は私の誕生日でした。その大切な節目の日に、思いがけないコメントが。
「ハナミズキ」の解釈を送ってくださった00様。(勝手にお名前を私が明記してはいけないと思いますのでこう記させていただいきます)、本当にありがとうございました。

言葉ひとつひとつ、奥が深くて、ハナミズキで彼女が本当に伝えたかったことはこんな思いだったのではと何度も縦に首を振りながら、拝読させていただきました。
今の私自身に「こう行きなさい」「こう生きなさい」と励みになるようなメッセージとなりました。
メールアドレスがわからないため、この場を借りてお礼を申し上げます。
もしよろしかったらメアドを教えてくださいませ。

はじめまして(^-^)
検索から この記事に出会い、一青窈さんの歌詞の意味を知って、とても感動しました。とても感動したので、この知ったエピソードについて、私のブログ・LINE・FBのページでも お花の写真とともに歌詞の意味のエピソードを記事で紹介させて頂いてもよろしいでしょうか?

Roseさん。こんにちは。検索でこの記事に出会ってくださりうれしいです。
2008年に発信したものを2014年に受け取っていただけること、時を超えることのできるネットの素晴らしさも感じます。

Roseさんのブログ・LINE・FBのページでも お花の写真とともに歌詞の意味のエピソードをご紹介されたいとのこと。どうぞご活用くださいませ。
「今日も星日和」を明記していただけたら幸いです(*^。^*)

ありがとうございます(^-^)/ 感謝。

Roseさん。こちらこそ。よろこんでいただけてうれしいです。

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emi (秋田恵美)

  • プラネタリウムでのヒーリング番組制作に携わった後、現在は 土井利位侯の「雪華図説」をライフワークとして調べ中の図書館LOVER。              興味対象:江戸時代の雪月花、ガガーリン他。最近は、鳥にも興味を持ち始め、「花鳥風月」もテリトリーとなっています。
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